阪神で今オフ、「年間監督賞」として500万円を手にしそうな選手が狩野恵輔捕手(27)だ。年俸も大幅アップでバラ色のオフかと思われたが、前マリナーズの城島健司捕手(33)の電撃入団で急転、外野手転向か捕手継続かの岐路にも立たされそうだ。ただ、出場できない悔しさは今季の城島も味わっており、狩野も簡単にはケツを割れないところ−。 今季から若手の台頭を促す趣旨で始まった賞金総額1000万円の懸賞レース「真弓監督フレッシュ大賞」が、21日に甲子園で行われるファン感謝デーで発表される予定だ。 投手では能見篤史投手(30)が13勝をあげる活躍で“独走”。そして野手で受賞が確実視されるのが狩野だ。今季127試合に出場し、打率.267、5本塁打、35打点と「打てる捕手」をアピール。コンディションが思わしくなかった矢野の不在をカバーしたのは、500万円のボーナスを手にするには十分の働きだった。 そんな狩