「歴代の自民党総裁で最も模範としているのは誰ですか。私に対するお気遣いは全く必要ありません」。小泉純一郎元首相の次男で総選挙に初当選した進次郎氏(28)が24日、自民党総裁選の討論会で登壇、3候補に質問した。 この質問は、党の会員制動画投稿サイトで募集した内容の代読。しかし、「お気遣い不要」の部分は進次郎氏のアドリブで、会場は笑いに包まれた。谷垣禎一氏は「吉田茂と宮沢喜一」、西村康稔氏は「吉田と岸信介」を挙げ、河野太郎氏は「新総裁・河野太郎が模範になれるように」と答えた。進次郎氏は「率直なお答え、ありがとうございました」と淡々と締めた。 総裁選は民主党政権の影に隠れて低調だ。しかも河野氏の重鎮批判でとげとげしさが覆う中、久々に朗らかなムードが漂った。