全国のたばこ販売業者でつくる政治団体「全国たばこ販売政治連盟」は19日、自民党本部で全国集会を開き、政府が11年度第3次補正予算案の財源として盛り込んだたばこ増税に反対する決議を採択し、同党の大島理森副総裁に提出した。大島氏は「安易に取れるところから取るという姿勢に反対しなければならない。党全体として、決議に沿ってしっかり戦う」と強調した。 集会は、たばこの煙が立ち込める中、同党の国会議員約60人が出席。野田毅税制調査会長は、公明党がたばこ増税に賛成する方針に転じたことについて「公明党の理解を得ながら、無謀なやり方を阻止する姿勢で臨みたい」と語った。連盟の松井茂会長は「増税は商売をやめろということだ」と訴えた。【吉永康朗】