ごちゃごちゃの美学 | しゅみのしみゅれーしょんげーむ
私はプラモデルを趣味のひとつにしています。 もっぱら旧帝国海軍の軍艦が好きなのですが、実は現用艦にはあまり興味ありません。 旧海軍でも、戦艦であれば大和や武蔵より長門以前の10隻が好きです。扶桑や比叡なんか特にいいですね。 なぜ、現用艦や大和や武蔵がいまいちなのかっていいますと、一言でいえばスマートすぎるからです。 私は軍艦の魅力は艦橋と砲塔と兵装配置にあるって思っています。 まず大和や武蔵の艦橋って、整いすぎていてあまり面白くない。現用艦にいたってはもう味も素っ気もないって思う。 その点、長門以前の10隻はあとから増改築を繰り返した関係で、WW2時にはとても味のあるフォルムになっています。 砲塔も旧海軍の艦艇の方が断然かっこいい。 現用艦は基本的に単装砲です。射撃速度が向上したせいで、この方が結局兵器としての効率がいいからなんでしょうが、やっぱり連装砲が理屈ぬきでかっこいいです。あのごち
空母戦ゲームのこれまでとこれから（その１） | しゅみのしみゅれーしょんげーむ
このブログを始めて初期の頃、持っている、あるいは持っていた空母戦ゲームについて一通り自身の考察などを書いていた時期があります。 フラットトップ、日本機動部隊、航空母艦、ツクダのタスクフォースシリーズ、VGのフリートシリーズetc・・・ 過去記事を一通り読み返してみて、帝海のイメージを作っていたころのことを改めて思い返してみました。 これは自身を含め、空母戦ゲーマーは何を空母戦に求めているのか？ということの考察でもあります。 たとえば2006年2月27日にとりあげたツクダの航空母艦は、「空母戦ゲーマーの求めるものをすべて詰め込んだゲーム」であろうとして失敗をしたゲームなのではと思っています。 航空母艦は、空母戦ゲームの醍醐味（であった筈）の索敵ルールに凝りにこって、2人プレイボードゲームでは必然の逆探知問題を克服し、さらに発着艦と雷爆換装による整備の面白さを追及すべく、極めて凝ったルールを用
Si-phon（サイフォン）｜開発者BLOG::ボードゲームとの再接近の年
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史上最悪の米海軍記念日 : TROOPERS
今日10月26日は太平洋戦争中1942年にソロモン海域で南太平洋海戦（米側呼称｢サンタ・クルズ諸島海戦｣）が行われた日です。 第二次ソロモン海戦後に、米艦隊の稼動空母がホーネットと応急修理が済んだばかりのエンタープライズの2隻のみという状況で、これらを中心とする第16,17タスクフォースが日本の第2,3艦隊のほぼ倍の規模の部隊と行った、日米両軍の機動部隊同士による激戦です。 双方の航空兵力による激しい応酬戦で、双方ともかなりの損害（日本損傷４隻、米沈没2隻損傷4隻）を被りますが、特に米側は2隻しかなった稼動空母の内、ホーネットが沈没、エンタープライズが中破となり、一時的にはせよ、稼動空母が｢0｣となりました。 これを受け、米国のラジオが｢今日、米海軍は史上最悪の海軍記念日を迎えた｣と放送したと言われます。 しかし、日本側にとっても空母はなんとか温存できたものの100機近い航空機を失い、それ
空母戦戦闘ルールあれこれ（その５） | しゅみのしみゅれーしょんげーむ
今回はツクダのＴＦシリーズ南太平洋海戦です。 その名の通りのセットなので、登場戦力については全く不安はありません。 航空機は１ユニット３機、艦艇は１駒１隻（駆逐艦は１駒２隻）です。 まず日本軍攻撃です。零戦４ユニット、９９艦爆７ユニット ９７艦攻７ユニットです。 対するＣＡＰはF4F１０ユニット。ルールによれば、護衛機の攻撃力の２倍を超える分を攻撃機に振り向けることができます。零戦の攻撃力は５なので計２０。F4Fは３０ですから、攻撃機はF4Fの迎撃を全く受けません。 攻撃力比が２：３なので防御側有利に戦闘比を修正し、日本側が１：２、アメリカ側が１：１で相手の損害を判定します。２ｄ６で７の目とすると、F4Fが４ファクター、零戦が５ファクターの損害。ファクター換算表で１０ユニットで４ファクターを見ると２ですから、F4Fは２ユニット損失。同様に零戦は１ユニットの損失となります。 次に対空射撃。こ
タスクフォースシリーズ | しゅみのしみゅれーしょんげーむ
今日はツクダのタスクフォースシリーズ。「オペレーションMI」「珊瑚海海戦」「南太平洋海戦」です。システムは共通なんで、３つまとめて一括りです。ヨーロッパ版の「アークロイヤル」というのもあるらしいですが、こちらは持ってないので判りません。システムは共通なんだろうか？ このゲームも、どっかで酷評を受けてました。「グラフィックはすばらしいので、自作ゲームキットには最適。」ってそんな言い方はないだろう。でも当時としては非常に高水準な美しいユニットです。 「航空母艦」とは違い、時間、空間的広さについては「日本機動部隊」と同程度です。 １ターンは２時間ですが、航空機は１ターンに２回移動、索敵の機会があるので、事実上１時間単位の事象を再現しています。同じマップを彼我で持って、間についたてをたてるブラインドサーチシステム。デザイナー氏が同社の「航空母艦」に引き続き果敢に取り組んだのは、このブラインドサーチ
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