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2009年5月26日のブックマーク (2件)

  • 真実はここにある。『カタハネ』。 - Something Orange

    西の空に月が仄かに白くなりつつある頃、「カタハネ」と題されたその物語を終えた。 ぼくはとうに冷めてしまった珈琲を啜りながら、一人、小さく手を叩いた。拍手するに値する作品だ、そう感じた。 初めはそれほどの出来とは思わず、他愛ないファンタジィに過ぎないと考えていた。しかし、どうやらそれは誤りだったようだ。 その証拠に、物語が終わり、スタッフロールが流れた始めたその瞬間、切ないような余韻が胸を満たした。最も優れた物語が幕を閉じるときだけに感じる、曰くいいがたい想い。 そのふしぎな余韻は、夜明けが都市を明るく染めても、日没が世界を暗く閉ざしても、去ることはなかった。そして一日。ぼくはようやくその想いから醒め、この文章を綴っている。あなたに、この作品のことを伝えるために。 さて、どこから語りはじめたものだろう。物語の初めからか? 背景を成す世界の在りようからか? 否、つくり手の工夫に敬意を表して、話

    真実はここにある。『カタハネ』。 - Something Orange
  • ジュブナイルポルノの葉鍵系以前/以後 - とくめー雑記(ハーレム万歳)

    今月中に書く(絶対書くぞ!)ハーレム系作品史・葉鍵系時代の準備稿みたいなもの。その2。 「ハーレム系作品史」を書くために「葉鍵系時代」の意義を考えている。 アレが変えたのはなんなのか、というあたりだ。事実認識(ルビ:である)を三段跳びで跳び越えて理念(ルビ:べき)を語っちゃう田さんみたいにならずに、葉鍵系とはなんだったのか、その前後でなにが変わったのか、という「である」の部分をきっちりまとめなければならないと思う。 それとは別に、ジュブナイルポルノの中で「竹内けん」という作家の特殊な位置づけについても考えている。あの人、ハーレム関連のスレとかでの評判があまりよろしくない。編集の反対を押し切って『ハーレムキャッスル』をヒットさせ、二次元ドリーム文庫をハーレム路線に引きずり込んだ大恩人なのに。 おそらく、この二つの問題は強く関連しているように思う。 前史としての『同級生』シリーズから、リーフ

    ジュブナイルポルノの葉鍵系以前/以後 - とくめー雑記(ハーレム万歳)