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ブックマーク / imaki.hatenadiary.jp (8)

  • 「Kanon的問題」リンク集 - 八月の残りの日

    たぶん9割方は『Kanon』とは関係ない。ゲーデルとゲーデル的問題くらい。 たまにリンク切れがありますが、ウェブアーカイブに突っ込めばなんとかなることもあります。ならないこともあるけれど。 ついき。 ちなみに、論争と呼べるほどの流れがあるのは(僕が追えたのは、或は捏造できたのは)2005年までです。以降は拡散と再演の観察。「Kanon問題」とは何か、と誰も決定的なことが言えないがゆえに誰にも使える便利なツールと化した、という所見を述べておくとします。 とりあえず、 http://d.hatena.ne.jp/imaki/20051119#p1 「みんな助かる」のはもちろんKanonとは別の物語ですが、「誰かが犠牲になる」のもまたKanonとは異なる別の物語です。 最初に読むならこのへんがおすすめ。 http://d.hatena.ne.jp/milkyhorse/20061024 それ以前

    「Kanon的問題」リンク集 - 八月の残りの日
  • [galge]『Fate/stay night』 - 人間的、あまりに人間的な - 八月の残りの日

    今日はFate感想三連発。 昔mixiに書いた感想の焼き直し。ちなみにタイトルから内容に至るまでhttp://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/kaien/20080906/p2のパクリ。 夜叉姫伝をヌルくした感じ──というかナスキノを陰惨淫靡方面にシフトして人情バナ強化、なんてのは単なる菊地秀行ではないのか。おまけにクトゥルーネタまで。戦闘機のやられかたがまんま『妖神グルメ』だし。あとライダーってキャラ配置的にはカズィクル・ベイだよね。どうでもよい。 奈須きのこにとってリアルなのはあくまで彼岸とか超越(つまり「根源」とか「太元の一」とか『 』とか)の側であって、われわれの知る現実ではない。目に見える現実の背後に隠された神秘、こそが来的なのだ。しかし虚淵玄のそれはラグーン商会のリアルだ。これじゃヒラニプラとロアナプラほども違う。 なので、正しい魔術師

    [galge]『Fate/stay night』 - 人間的、あまりに人間的な - 八月の残りの日
  • 八月の残りの日 - 早見裕司『メイド刑事(デカ)』

    ああ、馬鹿だ。 いい感じでB級というか時代劇。『スケバン刑事』へのオマージュ、と称されていますが、むしろ時代劇かいっそ『快傑ズバット』あたりのノリで。「メイドの一里塚」のムチャ具合とか特撮じゃないとありえねえし。あと「あまつさえ」って言います。早見裕司の特撮愛については『少女武侠伝 野良・オン・ザ・ラン』で明らかなので、あながち無理な連想とも思いませぬが。というか早見裕司の少女ヒーローものってまだ二つ目でしたっけ。 文章芸としてのラノベ、という点では、おそらくTVドラマかアニメのノベライズみたい、という程度の印象ですが、しかしこれは面白い。例えば、主人公が自分をあくまでメイドだと思っている点。要するに、「何の因果かマッポの手先」とか言わない。具体的にはこんな感じ。 「確かに私は、一介のメイド。出過ぎたまねをお許し下さい。ですが、汚れた家をお掃除するのは、メイドの仕事でございます。悪の汚れ

    八月の残りの日 - 早見裕司『メイド刑事(デカ)』
    genesis
    genesis 2008/06/28
    曰く,「〈メイド〉という(他人からもらった)題材と、〈燃え〉という己の内なる欲求を、真面目に両方とも追求してしまった結果」
  • 八月の残りの日 :: 竹宮ゆゆこ 『わたしたちの田村くん』 〔1〕〔2〕

    昨日の補足。 http://key.visualarts.gr.jp/newsoft/index.htmの「ストーリー紹介」を読めばわかるのですが、ともは母親に置き去りにされているわけです。で、その母親がどうやらどっかの山中の村にいるらしくて、もしかしたら宗教か何かにすがってるのかも、とかその程度の話でしかない、今のところ。 で系譜を指摘しておけば、『MOON.』の天沢郁未、『ONE』の折原浩平、『AIR』の国崎往人の母親がそれぞれ、宗教だかなんだかそれっぽいもののために子供の前から姿を消しています。宗教によって母親が発狂し、浩平の前から姿を消すシーンは、『ONE』の前作にあたる『MOON』の主題を継承しているとも言えるだろう。 発売直後に読んではいたんだけど、感想書くにはこのくらい時間がかかりますよ、というわけ。 ・『わたしたちの田村くん』 田村くんが走る話。 どうやったって、三年前の松

    八月の残りの日 :: 竹宮ゆゆこ 『わたしたちの田村くん』 〔1〕〔2〕
    genesis
    genesis 2006/03/14
    曰く,「物語学的運動が開始されるためには差異が必要だ。落差が、何らかのギャップが」,「『田村くん』においては、この差異は、女の子の内面に対する男の子の〈遅れ〉である」
  • 『灼眼のシャナ』#1〜#9 - 八月の残りの日

    http://d.hatena.ne.jp/Pantsel/20060216#c 『シャナ』って殆どの人はシャナ萌えで見てるんだと思っていたのですが(「うるさい*3」とか「カリカリモフモフ」とか)、私の周辺が偏っているだけ?』 他所のコメント欄に書き込むには長くなりすぎたのでこっちに。 中学生ぐらいの子には普通にかっこいい世界、じゃないかと思います。紅世とか存在の力とか自分はもう死んでるとかそのへん。カリもふ如きに目を眩まされシャナに萌え萌え言っている年寄りどもは何もわかってない。俺の内部の中学生はそう叫ぶのですが、今の俺はシャナたんの背のちっこさに驚くばっかりです。悠二と頭ひとつ違くない? うわちっこいなあ! 可愛いねえ!*1 まったく、カリもふ如きに(略 そういえばmixiで俺がこんなことを書いていた。 シャナたんはアニメだといちいち悠二との身長差が意識されてなんとも可愛いのです。うわ

    『灼眼のシャナ』#1〜#9 - 八月の残りの日
    genesis
    genesis 2006/02/25
    id:Pantsel20060216#c へのコメントとして曰く,「中学生ぐらいの子には普通にかっこいい世界、じゃないかと思います」,「カリもふ如きに目を眩まされシャナに萌え萌え言っている年寄りどもは何もわかってない」
  • 八月の残りの日 - 支倉凍砂『狼と香辛料』 優しくしてくりゃれ?

    地味なタイトル萌え。 今の僕には神様が足りない、ケモノ耳はもっと足りない、という事情により購入。そういうこともあります。 悪くはないんだが、うーん。 けっこう言われているが文章がひどい。読んでて頭痛くなった。あと言語感覚もかなり疑問で、語の選択にはもう少し神経を使ってもバチは当たらないように思う。なんつうか舞台の雰囲気ってものが。 そんなこんなで28ページ以降は斜め読み。そこまではけっこう読めた。 言っておくが描写は光るものがある。ジャガイモってるあたりは実にいい。そこでノミを発見してふと尻尾の話になる、というあたりのシークエンスなぞ、何気ない場面に世界設定とキャラクターの生活史の立体的な絡み合いを見せていて、もうシャッポを脱ぐしかない。あと、ホロの過去の断片的な言及も実にそれらしい。 それだけに、デカい儲け話とそれにまつわるスケールの大きな陰謀、という部分に焦点が行きがちなのが気に

    八月の残りの日 - 支倉凍砂『狼と香辛料』 優しくしてくりゃれ?
    genesis
    genesis 2006/02/23
    曰く,「悪くはないんだが、うーん」,「言語感覚もかなり疑問で、語の選択にはもう少し神経を使ってもバチは当たらないように思う」,「言っておくが描写は光るものがある」
  • 八月の残りの日 :: 智代アフター

    終わり。というかこの三日はおまけRPG三昧でしたが。シンプルな資源管理の楽しさと、とにかくアイテム名やらキャラの台詞やらが間断なく快楽を与えてきて病み付き。 それはさておき、篇について。ネタバレです。 「やっとみつけたよ」 「何を?」 「永遠を」 「それは太陽と溶け合う海だ」 というのは『気狂いピエロ』にも出て来るランボーの詩(だか書き付けだか)で、訳はとりあえずここから拾ってきた。 どこまでも続く海を見たことがある──で始まるのは『ONE』の永遠の世界であるが、やはり永遠と海は相性がいいらしい。 正直、見通しの良くなるよう整理されてしまった、理詰めの『ONE』という感がしなくもない。あと、現世的な設定の範囲でやっちゃったから、今までのが『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』だったとすれば今回のは『NHKにようこそ!』だなあというか。僕は前者の方が好みなのでなんとも困るところです。

    八月の残りの日 :: 智代アフター
    genesis
    genesis 2005/12/04
    曰く,「見通しの良くなるよう整理されてしまった、理詰めの『ONE』」
  • Kanonにおける奇跡の扱い - 八月の残りの日

    http://d.hatena.ne.jp/K_NATSUBA/20051117#1132243938 Kanonの奇跡の扱いについては、DALさんが実際の記述に即したまとめを書かれていたなあ、というわけでちょっと参照しておきたい。いや上のリンク先で参照されてる拙文(http://imaki.hp.infoseek.co.jp/200309.html#2)はあまりに読みにくいので、補足が必要かと思うし。 なお、下は恣意的なピックアップであるので、前後の発言含めた詳細を下の「続きを読む」で読めるようにしておく。ちなみに高橋直樹氏の現在の見解は当時と違うそうです。 引用元はいまはなき某掲示板より。もちろんhttp://imaki.hp.infoseek.co.jp/200309.html#2はこれを読んで書いた。 そして、僕の記憶する限り&今DC版の栞エンドその他を確認した限り(うわぁ粘着厨)

    Kanonにおける奇跡の扱い - 八月の残りの日
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