2015-10-19 消滅会社 AppBankGAMESを終えて・ゲーム作りで大事なこと 創業から3年間社長を務めたAppBank子会社の消滅 長文ですが、奇しくもAppBankが上場した週にこんな記事を書いたのは、社長を退任した感傷的な衝動っぽいですが、よっぽどしょぼい話で、かつ、会社も職も失ったけど、大事なことは何かを再認識するための話です。 紆余曲折あってAppBank GAMESという会社は、創業から3年を経たところでグループ内の別会社に吸収され、それもまた前向きな成り行きと皆んなで承服し、私は社長を退任しましたが、それぞれが前向きに進み、遂には会社が上場するという大きな節目を迎えました。 っと、まじめな謝辞を述べたいというより、失敗談をしなければと思うことがありました。 かつ、今のタイミングを逃すと、せっかく皆で学んだ大事なことが濁りそうというか、我々が犯した大きな失敗がまた別の
進捗が遅れてるだと? (以下、矢島金太郎風) 仕事ナメてんのか。 なんでそれが遅れてるか理解できてないだろ? この件に関しては何度でも怒るぞ。 とにかくまず「完成」させろ!! どこまで丁寧に仕事してるんだ? そんな細部まで完璧にやれといったか? 手触り? 高速、軽量化? 神は細部に宿る? 馬鹿野郎!! 1章だけ100点で、残り9章が0点だったら納品できねーんだよ!! だいたいそんなスピードじゃ、誰よりも先にお前が飽きるだろ!!! そんなやる気も感性も鈍った状態で完成にたどりつけるか!! まず、10点で10章分作れ!!! 島本和彦も言ってるだろ!! 「クオリティ」は次回作で上げろ!! いきなり「ガンダム」作りたいとか 実力に合わない妄想言ってんじゃねえよ!! ガンダムの前身に「無敵超人ザンボット3」があんだよ! 勇者ライディーンがあんだよ! トリトンは原作改変! なによりもコンテ千本切りだ!
【島国大和】ゲームはこうしてダメになる。横ヤリ刺さって死屍累々。 ライター:島国大和 島国大和 / 不景気の波にもがく,正体はそっとしておいて欲しいゲーム開発者 島国大和のド畜生 出張所ブログ:http://dochikushow.blog3.fc2.com/ どうも,島国大和です。 デスマーチ,してますか? 前回,「ゲームを作る立場で,どうやって落とし穴を回避するかを考えるよ。」と題して,ゲームを開発していくうえでハマりやすい罠を,どうやって回避するのかといったことを書きました。 今回はその続き,というか,そこで書き切れなかったことをまとめてみたいと思います。テーマは,「なぜ横ヤリは入るのか」ということ。 ゲームが大失敗する理由の中で,かなり大きいのが,偉い人からの横ヤリです。完成品を見て「ここちょっと,こうすべきじゃない?」みたいな。 ここではなぜ横ヤリが入るのか,それがどうしてダメー
【島国大和】ゲームを作る立場で,どうやって落とし穴を回避するかを考えるよ。 ライター:島国大和 島国大和 / 不景気の波にもがく,正体はそっとしておいて欲しいゲーム開発者 島国大和のド畜生 出張所ブログ:http://dochikushow.blog3.fc2.com/ 皆様,お久しぶりの島国大和です。 デスマーチ,してますか? さて今回は,ゲームを開発していくうえで,ハマりやすい落とし穴をどうやって回避するのか,といったことをゲームを作る側の視点で書いてみようかと思います。 いつもとかなり毛色が違ううえに,ゲームを開発してない人には,何の役にも立たないことですが,愉快な他人事として話のタネにはなるかもしれません。LINEで主婦に知識をひけらかし,微妙な空気を作ってみたいときなどにご活用ください。 ゲームの要素を3つに分けると見えてくるもの さて,一口に落とし穴といっても,いろいろなタイプ
毎度おなじみ、はてブのホットエントリに「SIをダメにする負のスパイラル」というタイトルのまとめが掲載された。きしだ氏とはかなり視点は違うものの、開発現場の問題点については少し思うところがあるので意見を書いてみようと思う。と言っても、以下の話の内容はデータベースアプリケーションに限定した話であり、またSIerだけに限った話ではないのでその点はご容赦頂きたい。もちろんSIer各位の案件はデータベースは必須なので、本エントリで触れる問題点には該当するだろう。 Q.なぜ炎上するのか? A.正しいデータベース設計ができていないから結論から言おう。データベースアプリケーションの開発が炎上するのは正しいデータベース設計ができていないからだ。ここでいう「正しい」とは、論理的に証明できる正しさという意味ではない。「本来こうするべき」といった意味で捉えて欲しい。 「炎上」というのは、例えばテストが通らない、バ
ゲーム制作集団「ゲームフリーク」が試みる“原点回帰”という挑戦――初の自社パブリッシングに踏み切った背景を,ゲームフリークの杉森 建氏と渡辺哲也氏に聞いた 副編集長:TAITAI カメラマン:佐々木秀二 123→ あの「ポケットモンスター」シリーズの開発元として知られるゲームフリーク。 世界的な大ヒットシリーズを手がけるデベロッパでありながら,あまり公の場での発言が多くないこともあり,同社は,ゲーム業界の中でも“神秘的な”ゲーム会社の一つである。 元々はゲーム雑誌/攻略本の先駆けとも言える「ゲームフリーク」というミニコミ誌に端を発する同社だが,同人サークルだった時期に,名作「クインティ」を自主制作という形で開発してナムコに売り込み,その資金で会社を設立。その後,今や世界的なIPとなった「ポケットモンスター」の開発に至るなど,業界内にあっては,半ば伝説的なゲームメーカーでもある。いったいどん
Photo from Kıvanç Niş ネーミングについてまじめに長文を書いてみました。もし、あなたの会社にネーミングに疎い新人プログラマーがいたら読ませてやってください。 ちなみに、この記事はシステム開発のネーミングについて書いています。また、このブログの特性上、英語でのネーミングを想定していますが、日本語のネーミングでも同様に考えることができると思います。 1. ネーミングの重要性 一般に、熟練のプログラマーほど、プログラミングにおける ネーミングに時間をかけます。それはなぜでしょうか。 あなたが付けたその変数名 data は、その時点では、自分のために付けた「目印的なもの」であったかもしれません。しかし、そのソースコードを引き継いだ担当者など多くの人が、その名前を見ることになります。 // データを取得する var data = getData(1); そしてその名前は、そのソー
大きな転機を迎えているゲーム業界で、今知っておくべきポイントとは――『逆転裁判5』クリエイターが語るゲーム作りの裏側(1) ヒューマンアカデミー、カプコン、イードは、東京・赤坂ツインタワーにてゲームクリエイターセミナー「『逆転裁判5』クリエイターが語るゲーム作りの裏側」を開催しました。 会場にはゲーム作りに興味のある若者から社会人までおよそ300人が集合。なかには北海道や大阪から駆けつけた参加者もおり、熱心に耳を傾けている様子が伺えました。 ■今後、ゲームの人口は世界規模で増加傾向に まずはジャーナリストセッションとして、国際ゲーム開発者協会 日本 名誉理事 新清士氏による「変わるゲーム産業の現在と未来、知っておくべき大切なこと」がスタート。同氏はまず「ゲーム業界に入ったとして、10年後は何をしているか想像してみてください」と問いかけます。ゲーム業界はとても変化が早いため、どんなハー
自分の観測範囲の話だが、最近のプランナーの能力低下が目に余る。これらは本人の責任ではない。 まず、プランナーの仕事というのは、明確に規定されていない。 ゲームを作る仕事があるとして、プログラマ、デザイナー等がそれぞれが自分の仕事分を対応する。残った部分全てがプランナーの仕事になる。曖昧にも程がある。 そういう大ざっぱに「専門分野以外全部」な仕事だが、雑用というわけではなく、自己の専門分野もあるし、他の専門分野との調整も出来ないといけない。 また近年のゲームの複雑化で、やるべき事がとても増えた。 ゲームの中、プランナーがやるべきことはとても広範囲だ。 だからプランナーの能力が高ければ、その他職種の能力を引き出すし、プランナーの能力が低ければ、その分だけ他の職域に迷惑をかけ、クオリティを落とす。完成しない場合もある。 これほど重要な仕事だが、他の職域が優秀ならばヘボでもゲームは完成するし、場合
2013年8月24日、沖縄県那覇市にあるビジネスカフェ tab’spotにて、『ドラッグ オン ドラグーン』シリーズや『NieR Replicant/NieR Gestalt』などで知られるゲームクリエイター、ヨコオタロウ氏が講演する“第10回 Creators Night ヨコオタロウの「ゲームとシナリオの話」”が開催された。 Creators Nightは、沖縄にあるアールプランニング 玉城道矢氏によって、沖縄のクリエイターに都心部のクリエイターとの出会いを提供するイベントとして開催されているものだ。 つまらない話の聴きかた まずヨコオ氏は、「僕の講演がつまらない、とこれから思う人のために、つまらない話の聴きかたをお教えします」という破天荒な話からスタート。 読者の方も退屈な授業や会議などに参加することはあるだろう。そんなとき、どう過ごしているだろうか? 寝てしまう? ヨコオ氏は、寝る
南場智子さんの「不恰好経営」が日本で大きな反響を呼んでいる一方、アメリカでは、ある起業家のベンチャー経営の「失敗」に関する記事が話題をさらっている。 2億円もの失敗を経て学んだ教訓、ということで、確かな重みのあるリアルなアドバイスとなっている。著者のPablo Fuentesに翻訳許可をもらったので、ご紹介したい。 僕に意見を求めるな! 過去にいくつもの失敗を繰り返してきた僕だが、たまに起業の相談を受けることがある。 そんな時、一番困る相談内容がこれだ。 相談者「今○○ってサービスを考えているんだけど、君はどう思う?」 僕「僕は君のサービスのターゲットユーザーなのかい?」 相談者「いや、そうではないけれど、君の意見も聞いておきたいんだ。」 僕「もし僕が君のターゲットユーザーじゃないなら、君は僕の意見なんて求めるは必要ないよ。僕じゃなくてユーザーの声を聞いてきな。あと、早くCross-10を
突然ですが,読者諸兄姉は,仕様書の書き方って,教わったことはおありでしょうか。あるいは,部下に教えたことはおありでしょうか。 日経エレクトロニクス 2007年2月12日号のGuest Paper(pp. 133-152)では,「仕様書の記述力を鍛える」と題して,フェリカネットワークスのソフトウエア・エンジニアの栗田太郎氏に,「形式仕様記述」という手法を使ったプロジェクトの体験記を執筆していただきました。 同社は「おサイフケータイ」などとして知られる携帯電話機向けの「モバイルFeliCa」の開発元で,そのICチップのファームウエア開発に当たって,「仕様をキッチリ書けるところは,書こう。実装者任せにしないようにしよう」という意識を徹底,高品質なソフトウエアの開発に成功しました。成果物は,NTTドコモの携帯電話機「903iシリーズ」の全機種に採用されるなど出荷数も多く,責任の重いプロジェクトです
伝聞。 あるソシャゲ会社のプロジェクトのひっくり返り方。 1年目 新卒に運営の手伝いをさせる。 2年目 運営を切り盛りさせる。 3年目 開発の頭をやらせる。 (実際にはそれぞれ6ヶ月ぐらいと思われる) そりゃひっくり返るわ。 何一つ開発で学んでないじゃんか。なぜ開発ができると思うんだ。 運営業務はウィークリーでデイリーなので、関わってると運営に関しては結構いいスピードで詳しくなるが。 開発は少なくとも数ヶ月かかるので。詳しくなるには何本かの完成に付き合う必要があり数年を要する。 絵でも漫画でもゲームでも。1本仕上げる度に能力がつく。 1本まるっと面倒見ないと、それを作る間にどういうコストとリスクがあるのかを肌で理解できない。 どういうトラブルが発生し、それをどう解決したかの蓄積がたまらない。 そもそも今あるトラブルがどれぐらいのトラブルなのかも見当がつかない。 イベント1コつくるのとゲーム
chujyo@女神修行中 @chujyo 【アンソロ企画編集①】アンソロ作りてぇな~…って思います。自分が好きな作品を作る人にお願いして原稿を集めて、何かしらのコンセプトに基づいた本があったら最高じゃないか…!!!と思うので、アンソロ作るに至るわけです。 はい、一念発起! chujyo@女神修行中 @chujyo 【アンソロ企画編集②】コンセプトとかテーマを決めます。カップリングであったり、キャラクターであったり、さらにその中で細かい設定があるアンソロジーも見かけます。 大まかな形が決まったら、私はタイトルも一緒に決めちゃいます。 お店を作るのに、店の名前決めるのと一緒の感覚です。 chujyo@女神修行中 @chujyo 【アンソロ企画編集③】執筆者さんを募ります。仲の良い、いわゆる身内の方のみにかける、ちょっとしたお知り合いを含めた本を買ったり作品をWeb上で知っている方に声をかける、
島国大和 @shimaguniyamato 俺自身、仕事でゲーム作り出した頃「現場に任せればもうちょっと上手く行くだろコレ」と思うような酷い指揮系統にいたが、「こんな現場良くに任せたな」みたいな現場も時々見る。結局人を見る目の有る無しだなという気がしている。で人を見る目がないと体育会系イエスマンに任せて失敗する。 島国大和 @shimaguniyamato 例えばプログラマがプログラムを組んでいる時というのは、例えるならば、いくつかの変数が脳内で常にマッピングされているみたいなもので、だからこそバリバリとプログラムが書ける。この状態はスポーツ選手のゾーンみたいなもので、入りにくいし終わりやすい。だからジャマしない。 島国大和 @shimaguniyamato 1つのゲームプロジェクトは長大なプログラムのソースで、どこかを弄ればどこかに影響が出る。ゲームのルールもそうで、何かを弄ればどこかに
山本一郎氏が語る「プロジェクト炎上のメカニズムと早期発見,行うべき処理の概論」。ゲーム開発はなぜ炎上するのか ライター:徳岡正肇 プロジェクト炎上のメカニズムと早期発見, 行うべき処理の概論 山本一郎氏 2013年4月15日,Unity開発者のためのイベント「Unite Japan」が都内で開催され,「プロジェクト炎上のメカニズムと早期発見,行うべき処理の概論」と題する講演が行われた。登壇したのは,炎上といえばこの人,ブロガーの“やまもといちろう”こと山本一郎氏だ。 「炎上」と聞くと,我々は「うっかり発言で,ネット大炎上」などといったフレーズを思い浮かべるが,ここで語られる「炎上」というのは,ゲームの開発がにっちもさっちもいかなくなってしまう状況のことで,山本氏は,そういった案件に対する火消しのプロなのである。 Unityに限らず,ゲームエンジンの普及によってゲーム開発は飛躍的に効率化して
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