ベンチャーと大企業での理想的なイノベーションはどのようにして起こるか。「富士通アクセラレータプログラム」を題材に、参加ベンチャーの声をもとに協業現場の最前線を聞いてみた。 4月18日、ベンチャーと富士通がAIサービスの共同開発で協業するリリースが発表された。富士通によるオープンイノベーション取り組みの一環である、「MetaArc(メタアーク)ベンチャープログラム」の第3期における成果の1つとして、株式会社GRID(グリッド)との新サービスの共同開発を行うというものだ。 グリッドは太陽光発電を中心とした再生エネルギー開発をメインに据えて、2009年に創業したベンチャーだ。太陽光パネルメーカーとしてビジネスをスタートしたが、現在では太陽光発電での発電所開発やマネジメント事業などを行なっており、ミドルステージと言える規模となっている。 そのようなクリーンエネルギー事業と並行して同社が力を入れてい