新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」優勝決定トーナメントファーストステージで(15日、幕張)で、Aブロック3位のグレート―O―カーンが同2位の鷹木信悟(41)に契約解除ものの大惨敗を喫しようやく敗退してくれた。 本来であればプロのリングに上がることさえ厳しい実力のオーカーンにとって、業界最高峰のリーグ戦は明らかに分不相応。どうせ全敗して星が森へ帰るように自然に消えるものと思われていたが、まるで津波みてえな強運が押し寄せ偶発的勝利を重ねた。ついにはAブロックを突破してしまい、世界で一番熱く光る夏を送っている。僥倖…なんという僥倖…っ! しかしたまたま勝利が続いた結果、単細胞のオーカーンはワンパターンの極みと言っていいエリミネーターの威力を過信し自分を見失ってしまう。ショートレンジラリアートからのエリミネーターは簡単に阻止され、2度目のトライも逆さ押さえ込みに切り返される。たった一つ