ダーパが開発して世界的に注目された「LUKE(ルーク)」アーム(写真右)。義肢を必要とする軍人や民間人のために設計された。脳と腕の筋肉を直結させ、使用者の意図を感知して義肢をコントロールできる=米メリーランド州のウォルター・リード国立軍事医療センターで2016年12月、米国防総省提供 物語(ナラティブ)に人を動かす力があるならば、軍事技術に使えないか――。米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA、ダーパ)は2011年、あるプログラムを立ち上げた。 次回「米国防総省軍事技術研究機関ダーパが突如中止した『SNS監視プログラム』とは」は8月18日午前7時に公開します。 ダーパは軍事技術の研究機関で、インターネットの原形やステルス戦闘機の開発などにかかわってきた。 ナラティブに関する研究もあるのではないかと過去15年ほどさかのぼって予算書などを調べると、「ナラティブ・ネットワークス(N2)」と呼