牛・豚・鶏の定番に加えて、近年では鹿やイノシシなどのお肉、いわゆる「ジビエ」がじわじわと人気を集めています。ジビエはけもの臭さなどのクセがあるイメージがあるかもしれませんが、調理次第では牛・豚・鶏よりも料理をおいしくできる可能性を秘めているのです! 今回は、ソーセージを例に、イノシシ肉の特徴をご紹介します。 イノシシソーセージはジューシー! 九州大学の研究者らは、イノシシ肉をおいしく食べる方法を探すべく、ソーセージを作って、その性質を調べました。ソーセージは調味料や香辛料を後付けできるので、お肉の臭みを消すこともできる調理法です。比較対象として、豚肉で作ったソーセージも作り、同じように性質を調べました。 その結果、イノシシ肉のソーセージは、加熱した時に失われる水分の量が、豚と比べて40%も削減されていました。この失われる水分には肉汁が含まれています。つまり、イノシシ肉ソーセージのほうが、加