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ブックマーク / www.chem-station.com (10)

  • パーフルオロ系界面活性剤のはなし ~規制にかかった懸念物質 | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 パーフルオロ系界面活性剤のはなし ~規制にかかった懸念物質 2021/8/31 一般的な話題, 化学者のつぶやき フッ素 コメント: 0 投稿者: Tshozo Tshozoです。 先日のNHKでのニュースとは無関係に調べていた件、思うところありオープンで書いてみることとします。フッ素系材料について相変わらず知見が薄いため間違いありましたらご指摘ください。なお日語でも理解しにくい事項であるため、こちらのサイト→(「化学物質管理の情報サイト」)を参考にさせて頂きました。またアメリカ科学振興協会(AAAS)が出しているフッ素有機化合物に関する冊子が非常にわかりやすく英語が苦手な筆者でもイメージがつかみやすかったのでお勧めです(リンク)。 ※御礼とご連絡@2021/9/1 筆者追記 パーフルオロアルキル化合物分子の強い疎水性の根的な理由について、「フッ素原子の強い電子吸引性が

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    grafi 2024/09/26
  • 【書籍】理系のための口頭発表術 | Chem-Station (ケムステ)

    [amazonjs asin=”4062575841″ locale=”JP” title=”理系のための口頭発表術―聴衆を魅了する20の原則 (ブルーバックス)”] 「どんなに素晴らしい研究成果をあげても、その発表がつまらなければ全てが台無しである」 世の中には星の数ほどのプレゼン指南書がありますが、理系向けでしかも良質な書籍というとあまり多く無いように感じます。この「理系のための口頭発表術」は、欧米で科学研究発表を行う学生向けに書かれた、プレゼン教科書の和訳版です。値段も880円と大変お手頃で、発表経験が浅い学生にとってうってつけの書物の一つです。 科学発表は「議論と理解を深めること」が至上目的であり、「競争に勝つ」ため行われるビジネスプレゼンとは異なる部分も多くあります。書はそのような独特たるポイントについても多く言及しており、なかなか興味深い内容になっています。 安価ですし、是非

  • 準結晶的なナノパーティクルスーパーラティス | Chem-Station (ケムステ)

    2011年のノーベル化学賞は準結晶の発見をしたイスラエル工科大学のシェヒトマン先生に送られました。多くの化学者にとってあまり馴染みのなかったであろうこのテーマは驚きをもって迎えられました。多くの人にとって合金の原子配置などは研究のテーマの外にあるようで、また”対称性”という単語で説明される事象に戸惑いを持った人も多かったのではないかと思います。 しかし最大の問題は多くの人にとって、馴染みがなく、その状態の想像がつきにくいことなのではないかと思います。 ここで”準結晶状態”というものを明確に視覚化している研究がありますので、それを紹介させて頂きます。 Quasicrystalline order in self-assembled binary nanoparticle superlattices Dmitri V. Talapin, Elena V. Shevchenko, Maryna

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    grafi 2011/11/23
  • 「無機化学」とはなにか? | Chem-Station (ケムステ)

    初めて投稿するみねと申します。無機化学系の数少ないブロガーとして記事を書かせて頂きたいと思いますのでよろしくお願いします。 さて、「無機系」と申しましたが、これがえらい問題でして、「無機化学ってなに?」と聞かれると、説明するのに困ってしまうのです。 まず自己紹介代わりに、この「無機化学」について、区画整理をしたいと思います。 無機化学とは何か wikipediaでは、無機化学は 「無機化学(むきかがく、英語:inorganic chemistry)とは、研究対象として元素、単体および無機化合物を研究する化学の一分野である。通常有機化学の対概念として無機化学が定義されている為、非有機化合物を研究対象とする化学と考えて差し支えない。」 「無機化学では炭素以外の全周期表の元素を取り扱い、炭素を含む化合物であっても有機化合物とは見なされない炭素の同素体や一酸化炭素などの化合物も含まれる。有機化合物

  • ナノの世界の交通事情~セルラーゼも渋滞する~ | Chem-Station (ケムステ)

    化学者のつぶやき ナノの世界の交通事情~セルラーゼも渋滞する~ 2011/11/17 化学者のつぶやき, 論文 AFM, Science, 材料科学 投稿者: あぽとーしす バイオエタノールの原料として注目されている多糖であるセルロース,そしてそれを分解する酵素セルラーゼ。この組み合わせで速やかにグルコースにまで分解されれば何の問題もなかったのだが,固体のセルロースを分解するには時間がかかりすぎる。その原因は単に、酵素の固液反応~2次元平面上で進行する事から反応が遅い~、ということで片付けられていたが、どうやら原因はそれだけではなさそうだということが、最新鋭の原子間力顕微鏡(HS-AFM)のおかげで明らかになった。 セルロース固体表面上でセルロースを分解する代表的な酵素に、セロビオハイドロラーゼ(CBH)が知られている。この酵素は、セルロース表面に結合するセルロースバインディングドメイン(

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    grafi 2011/11/23
  • 理想のフェノール合成を目指して~ベンゼンからフェノールへの直接変換 | Chem-Station (ケムステ)

    化学者のつぶやき 理想のフェノール合成を目指して~ベンゼンからフェノールへの直接変換 2011/8/13 化学者のつぶやき, 論文 投稿者: cosine Direct Oxygenation of Benzene to Phenol Using Quinolinium Ions as Homogeneous Photocatalysts Ohkubo, K.; Kobayashi, T.; Fukuzumi, S. Angew. Chem. Int. Ed. 2011, Early View. DOI: 10.1002/anie.201102931 フェノールは樹脂や化成品の原料として広く用いられるポピュラーな化合物の一つです。その多くはクメン法とよばれる工業プロセスに則って作られています。これはベンゼンから得られるクメンを酸素酸化し、フェノールとアセトンへと変換するプロセスになります。

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    grafi 2011/10/27
  • 高分解能顕微鏡の進展:化学結合・電子軌道の観測から、元素種の特定まで | Chem-Station (ケムステ)

    化学者のつぶやき 高分解能顕微鏡の進展:化学結合・電子軌道の観測から、元素種の特定まで 2011/9/5 化学者のつぶやき, 論文 投稿者: cosine (画像は論文[2]より) 「分子のカタチ」は普通の顕微鏡では到底見えないほど小さいものです。しかし2009年にIBMの研究者が化学結合に至るまで鮮明に観測[1]して以来、「分子を目で見る」ことが夢物語ではなくなりました。(参考:「顕微鏡で有機分子の形が見えた!」「顕微鏡で有機化合物のカタチを決める!」)。 その研究指揮者であるLeo Gross氏が執筆したPerspective記事[2]が2011年に公開され、サブアトミックスケールにおける顕微鏡測定の進歩が包括的に紹介されています。これによれば、最近ではフロンティア軌道の可視化や、元素種の特定までが可能になっているようです。実際にペンタセンのフロンティア軌道を顕微鏡で観測したものが、冒

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    grafi 2011/10/24
  • ODOOS 有機合成データベース

    odos 有機反応データベース ホウ素アート錯体の1,2-メタレート転位 1,2-Metallate Rearrangement ホウ素原子は空のp軌道を有することから、3配位と4配位両方の構造を安定的にとることができます。3配位のボランは求電子的に振る舞う一方、4配位のホウ素アート錯体(ボレート)は求核種としてはたらきます。これらのボレート上のアルキル基やヒドリドは… 2024/7/30 B, odos 有機反応データベース シモン反応 Simon reaction シモン反応 (Simon reaction) は、覚醒剤の簡易的検出に用いられる… 2024/4/30 odos 有機反応データベース, S ムレキシド反応 Murexide reaction ムレキシド反応 (Murexide reaction) は、カフェイン・テオフィ… 2022/8/27 M, odos 有機反応デー

  • カルベンで挟む! | Chem-Station (ケムステ)

    最近はどの論文雑誌にも、必ず一つはカルベンに関する研究が報告されている気がします。 そのカルベン、いろんな利用法が拡大・展開している中で、ごく最近見かけるようになった「カルベンを用いた不安定化学種の安定化」に関する一連の論文を紹介します。 一昔前までは、それ自身が不安定化学種だ、と言われていたカルベン。ところが今では、不安定化学種を安定化する側として利用されつつあります。 2007年にGregory H. RobinsonらによってJACSに発表された論文を皮切りにカルベンで安定化された様々な典型元素化学種が相次いで報告されています。二つ(or三つ)のカルベンで挟まれたカルベンサンドイッチ化合物の例を、ずらっと一覧で紹介します。 2007年 カルベンで安定化された「ジボレンHBBH(1)」by Gregory H. Robinson(JACS)[1]。 Yuzhong Wang, Bran

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    grafi 2010/05/20
  • 有機って面白いよね! | Chem-Station (ケムステ)

    有機化学に関するトピックを紹介しています。15年前ほどからある、Chem-Stationのオリジナルコンテンツです。現在対象が有機化学のみならず化学が対象となったブログ「化学者のつぶやき」に其の役割を移行していますが、有機化学専門の記事をまとめて読みたいとのご要望が強いのでピックアップして紹介します(既存の記事は情報も古くなったため加筆・修正して移行中です)。 現在64ページ目までチェック済み スポットライトリサーチ ワサビ辛み成分受容体を活性化する新規化合物 硫黄配位子に安定化されたカルボンの合成 イオン性置換基を有するホスホール化合物の発光特性 シリンドロシクロファン生合成経路の解明 含フッ素遷移金属エノラート種の合成と応用 γ-チューブリン特異的阻害剤の創製 インドールの触媒的不斉ヒドロホウ素化反応の開発 未解明のテルペン類の生合成経路を理論的に明らかに 光触媒の力で多置換トリフルオ

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    grafi 2010/05/01
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