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ブックマーク / www.jst.go.jp (13)

  • 共同発表:自閉症の新たな治療につながる可能性~世界初 オキシトシン点鼻剤による対人コミュニケーション障害の改善を実証~

    自閉症スペクトラム障害注1)は、表情や声色を活用して相手の気持ちを汲み取ることが難しいといった対人コミュニケーションの障害を主な症状とし、一般人口の100人に1人以上で認められる代表的な発達障害です。この障害の原因は完全には解明されておらず、その治療法も確立されていません。結果として、知能の高い方でもこの障害のために社会生活に困難をきたしている現状にあります。 東京大学 大学院医学系研究科 精神医学分野 准教授 山末 英典は、同研究科 統合生理学分野 特任助教(当時) 渡部 喬光らと共同で、ホルモンの1種であるオキシトシン注2)をスプレーによって鼻から吸入することで、自閉症スペクトラム障害において元来低下していた内側前頭前野注3)と呼ばれる脳の部位の活動が活性化され、それと共に対人コミュニケーションの障害が改善されることを世界で初めて示しました。 今後はこの研究成果をもとに、オキシトシンの

  • 科学技術振興機構

    法政大学 新技術説明会【オンライン開催】 開催日 2024年07月04日(木) 12:55~15:25 申込〆切:2024年07月03日(水) 24:00 会場 オンライン お問合せ 産学連携プロモーショングループ Tel: 03-5214-7519 Mail: scettjst.go.jp 東北大学 新技術説明会【オンライン開催】 開催日 2024年07月09日(火) 10:00~14:25 申込〆切:2024年07月08日(月) 24:00 会場 オンライン お問合せ 産学連携プロモーショングループ Tel: 03-5214-7519 Mail: scettjst.go.jp 未来の博士フェス2024~博士と創る、博士が輝く社会へ~ 開催日 2024年07月10日(水) 10:00~18:30(開場09:30) 申込〆切: 会場参加:2024年07月05日(金) オンライン参加:202

    科学技術振興機構
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    grafi 2012/01/20
  • 二次元有機高分子の多孔性表面構造を自在に構築する手法を開拓―次世代太陽電池などに資するテーラーメードな機能性高分子の開発に道を拓く―

    二次元有機高分子の多孔性表面構造を自在に構築する手法を開拓 ――次世代太陽電池などに資するテーラーメードな機能性高分子の開発に道を拓く―― 自然科学研究機構 分子科学研究所の江 東林(ちゃん どんりん)准教授らの研究グループは、多孔性有機構造体表面に官能基を導入することにより、多孔構造の表面を自由自在に制御して構築できる手法の開発に成功しました。 多孔性有機材料はガス吸着、水素貯蔵、触媒反応、エネルギー変換、蓄電などと深く関連したキーとなる物質です。多孔性材料の機能特性は表面構造に大きく依存しています。そこで、表面構造を制御して、多孔性有機構造体を作り出す方法の開発が切望されていました。 研究グループは、多孔性有機構造体を形成する二次元高分子が10億分の1メートルレベルの孔(ポア)を持つナノポア構造をとることに着目し、二次元高分子を形成するモノマーとしてアジド官能基注1)を有する分子を用い

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    grafi 2011/11/23
  • 世界で初めて単一電子を周囲の電子から孤立させて移送・検出する技術を開発

    平成23年9月22日 東京大学 大学院工学系研究科 Tel:03-5841-1790(広報室) 科学技術振興機構(JST) Tel:03-5214-8404(広報ポータル部) 東京大学 大学院工学系研究科の樽茶 清悟 教授と山 倫久 助教らの研究グループは、文部科学省科学研究費補助金(新学術領域研究)「量子サイバネティクス」(領域代表者:独立行政法人 理化学研究所 基幹研究所 巨視的量子コヒーレンス研究チーム 蔡 兆申 チームリーダー)、JST 国際科学技術共同研究推進事業(戦略的国際共同研究プログラム)「トポロジカルエレクトロニクス」などの研究の一環として、単一電子を周囲の電子から隔離したまま長距離伝送させて検出する技術および相関のある2電子を空間的に分離する技術を開発しました。 現代の半導体素子は、主に電荷の平均的な流れ、すなわち電流の情報に基づいて構成されています。電子は互いに相互

  • 超伝導磁石の世界最高磁場24Tを発生 -酸化物高温超伝導線材を用いた小型・強磁場NMR装置へ道-

    平成23年9月7日 独立行政法人 物質・材料研究機構 ジャパン スーパーコンダクタ テクノロジー株式会社 独立行政法人 科学技術振興機構 独立行政法人物質・材料研究機構(NIMS)(理事長:潮田 資勝)超伝導線材ユニット(ユニット長:北口 仁)マグネット開発グループ(グループリーダー:木吉 司)の松 真治 主任研究員らは、ジャパン スーパーコンダクタ テクノロジー株式会社(JASTEC)(代表取締役社長:西元 善郎)などと共同で実施する科学技術振興機構(JST) 研究成果展開事業(戦略的イノベーション創出推進プログラム)の一環として、超伝導磁石注1)の世界最高磁場を更新する24.0T(テスラ)注2)の磁場発生に成功した。 核磁気共鳴(NMR)装置注3)に使用される超伝導磁石は、発生する磁場の増加とともに感度と分解能が増加するため、より強い磁場を発生することが要求される。一方で、磁場を強く

  • タンパク質分析装置(2次元電気泳動の完全自動化)の開発に成功

    JST研究成果展開事業【先端計測分析技術・機器開発プログラム】の一環として、シャープ株式会社 研究開発部 健康システム研究所と熊大学大学院生命科学研究部の開発チームは、タンパク質分子の混合物を全自動で分離できる装置を開発しました。これは、それぞれのタンパク質分子が持つ物理的性質の違いを利用して分離する「タンパク質2次元電気泳動法注1)」の自動化に成功したものです。装置を使用すると、従来の手作業では2日間かかっていた作業時間が、その10分の1である約100分に短縮できます。また、装置の分析精度(分解能)は従来法の5倍で、かつ再現性のよい結果をもたらします。 装置と検査用の専用チップは、医療研究分野向けにシャープマニファクチャリングシステム株式会社が9月から販売開始します。 ヒトの体内には、遺伝子をもとに作られた数万種類ものタンパク質があります。体調変化や疾病などは、これらのごくわず

  • ひねりの効いたガスセンサーの開発―大気ガス中から二酸化炭素のみを検出―

    平成23年9月5日 国立大学法人 京都大学 独立行政法人 科学技術振興機構(JST) 財団法人 高輝度光科学研究センター(JASRI) 独立行政法人 理化学研究所 公立大学法人 大阪府立大学 国立大学法人 金沢大学 国立大学法人 京都大学(松 紘 総長)の研究グループは、財団法人 高輝度光科学研究センター(白川 哲久 理事長)、独立行政法人 理化学研究所(野依 良治 理事長)、公立大学法人 大阪府立大学(奥野 武俊 理事長・学長)、国立大学法人 金沢大学(中村 信一 学長)と協力し、多孔性物質注1)の柔軟な細孔に導入された蛍光分子を細孔の構造変化と同調させることによってひねり構造や平面構造を形成し、ガスの種類や濃度を蛍光変化で検知するセンサーとすることに成功しました。 北川 進 京都大学 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス) 副拠点長・教授、植村 卓史 京都大学 大学院工

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    grafi 2011/09/15
  • ブラシ状高分子を用いた環境に優しい接着の自在制御に成功

    平成23年5月16日 九州大学 Tel:092-642-2106(広報室) 科学技術振興機構(JST) Tel:03-5214-8404(広報ポータル部) 高原 淳 九州大学先導物質化学研究所 教授と、小林 元康 科学技術振興機構(JST) 戦略的創造研究推進事業 ERATO型研究「高原ソフト界面プロジェクト」 グループリーダーは、材料表面にナノメートルオーダーの厚みを持つ歯ブラシ状の構造を作製し、水を挟んで貼り合わせるだけで繰り返し接着と剥離を行うことができる新しい低環境負荷型の接着法を発表しました。 成果は、2011年5月16日(ロンドン時間)に英国王立化学協会出版の科学雑誌「ソフトマター」のオンライン速報版で公開される予定です。 <背景> JSTが推進する戦略的創造研究推進事業 ERATO型研究では、2008年に高原教授の研究提案を採択し、「高原ソフト界面プロジェクト」をスタートし

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    grafi 2011/06/24
  • 高強度で自己修復性のあるアクアマテリアルの開発に成功―水からできた究極の環境無負荷材料として期待―

    <研究の背景と経緯> 環境への関心が高まる中、環境に優しいクリーンな素材の開発に向けてさまざまな取り組みがなされています。水は地球上の生命にとって必要不可欠なものであり、クリーンさの象徴でもあります。地球の表面の71%は水で覆われ、私たちの体の65%はこの単純でありながら活力に満ちた分子から成り立っています。このように自然界とりわけ生物界にとって水は大変重要な役割を担っており、ほとんどが水でできている材料を作り出すことができれば、究極のエコ材料となることが期待されます。 しかし、この種の材料はほとんどが水からできているために機械的強度に劣ることが容易に想像されます。事実、高含水率の材料として従来から知られているポリマーハイドロゲルは、基的には共有結合による架橋により作られていて、不透明で強度が低くもろい材料であり、形状を保持する性質も自己修復性がないものでした。水を主成分とする材料のドラ

  • 見ていると意識できなくても“覚えている”脳―視覚野の障害でも無意識に脳の別の部位(中脳・上丘)が記憶の機能を代償―

    平成23年3月16日 自然科学研究機構 生理学研究所(せいりけん) Tel:0564-55-7722(広報展開推進室) 科学技術振興機構(JST) Tel:03-5214-8404(広報ポータル部) 脳梗塞などで脳の後頭葉にある視覚野が損傷を受けた時に、視野狭窄(きょうさく)や視野障害といった症状が現れます。しかし、そうした患者でも「見えていると意識できないのに(脳は)見えている」という盲視(ブラインドサイト)という現象が知られています(図1)。これまで自然科学研究機構・生理学研究所の伊佐 正 教授らの研究によって、この盲視現象は、脳の中の視覚野を経由しない中脳(上丘)を通る別の神経回路によって、脳の中に眼で見た情報が無意識にバイパスして送りこまれるからであることが分かってきました(図2)。今回、伊佐 正 教授と高浦 加奈 博士(元・総合研究大学院大学 大学院生、現・玉川大学脳科学研究所 

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    grafi 2011/04/10
  • 脳内情報伝達の新たな調節機構を発見~活動電位が軸索の伝導中にアナログ変調される~

    平成23年2月4日 東京大学 Tel:03-3811-3393(部広報課) 科学技術振興機構(JST) Tel:03-5214-8404(広報ポータル部) <発見の大意> 脳の中の情報は、活動電位による神経伝導と化学物質によるシナプス伝達によって伝えられます。私たちは今回、これまでの通説と異なり、伝導中の活動電位がアナログ的に変調されることを見いだしました。現在の教科書的な理解では、神経細胞はアナログ入力をデジタル出力する「アナログ→デジタル変換素子」です。つまり、軸索起始部で発生した活動電位は、その後、減衰することなく軸索の終末まで均一に伝播し、シナプス出力に直結します。この原理は「all-or-noneの法則(悉無(しつむ)則)」注1)と呼ばれ、広く知られている基法則です。ところが東京大学 大学院薬学系研究科の池谷 裕二 准教授らは今回、こうした古典的な構図に反し、「活動電位が軸索

  • 電子の出し入れで硬さが劇的に変わる分子バネを開発-たった1つの電子放出で分子全体の動きやすさが450倍も変化-

    研究成果のポイント> ○ ベンゼン環を48個も結合、分子バネ「オルトフェニレン」を世界で初めて合成 ○ キラル対称性の破れを伴う結晶化で、右巻きまたは左巻きらせんだけのバネが得られる ○ 電子の出し入れに応じてバネのピッチが3.263Åから3.224Åに劇的に変化 独立行政法人 理化学研究所(理研、野依 良治 理事長)は、電子1つを出し入れすることで硬さが大きく変化する分子バネの開発に成功しました。これは、理研 基幹研究所(玉尾 皓平 所長)機能性ソフトマテリアル研究グループの相田 卓三 研究グループディレクター(国立大学法人 東京大学 教授)、福島 孝典 チームリーダー、太田 英輔 特別研究員、元 独立行政法人 科学技術振興機構の佐藤 寛泰 研究員らによる成果です。 バネ状の構造をした分子は、自然界のあらゆる所に存在してさまざまな機能を発現しています。これらの分子バネは、エレクトロニ

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    grafi 2010/12/27
    すごいけど、こんな感じの気持ち悪い構造の多糖類あっさり作る生物すごい。
  • 100万分の1の消費電力で、演算も記憶も行う新しいトランジスタを開発-起動時間ゼロのPCの開発にも道-

    平成22年12月24日 独立行政法人 物質・材料研究機構 Tel:029-859-2026(広報室) 独立行政法人 科学技術振興機構 Tel:03-5214-8404(広報ポータル部) 国立大学法人 大阪大学 Tel:06-6879-7017(広報・社学連携事務室) 国立大学法人 東京大学 Tel:03-5841-1790(工学部 広報室) 1. 独立行政法人 物質・材料研究機構(理事長:潮田 資勝) 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(拠点長:青野 正和)の長谷川 剛 主任研究者らのグループは、大阪大学 大学院理学研究科の小川 琢治 教授、ならびに東京大学 大学院工学系研究科の山口 周 教授らの研究グループと共同で、従来の100万分の1の消費電力で、演算も記憶も行うことが可能な新しいトランジスタ「アトムトランジスタ」の開発に成功した。状態を保持できる(記憶する)演算素子は、起動時間ゼロの

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    grafi 2010/12/26
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