ちきりんが「就職氷河期 サイコー!」というエントリを書いてブクマでひんしゅくを買っているが、まあ就職先がなければ企業や社会に文句ばかりいうのではなく、自分でつくるしかないという提言は小耳にはさんでおくべきだ。 ただ私たちは自分から起業する精神からかなり遠くにはなれたところにいるというか、起業の素養やカルチャーがまったくないマインドをもっていると思う。学生がうけてきた学習というのは「おまかせ資本主義」というか、「お客さま労働者精神」といったものだ。 つまりどこか大きな会社や工場に入って、仕事を与えられてそこで作業をこなすといった「おまかせ労働者精神」の育成をうけてきただけだ。自分から主体的に仕事をつくりだす、主体的に人生を選択するという教育はうけていないというか、むしろタブーであった。なにしろ工業型社会の教育というのは「上からいうことを従順にこなす服従タイプ」の育成がおこなわれてきたのだ。自