「違法性なく争う」=提訴受け橋下弁護士(時事ドットコム)というニュースが入ってきましたので,『山口県光市母子殺害事件』に絡む懲戒請求と橋下弁護士の反論に関して、思うところを述べていきたいと思います。。 結局のところ,『被疑者・被告人の権利ないし利益を擁護することが刑事弁護の最重要課題である』ということを,世間一般に知らしめれば,三方丸く収まる,というごくごく単純な話なのではないでしょうか。 効率よく見ていくために,橋下弁護士の反論から,争点を整理していきたいと思いますが,主な検討事項は,以下です。 ・橋下弁護士の主張と世論とは一致しているのか。 ・橋下弁護士のいう「説明責任」とは,どのような根拠に基づくのか。 ・「説明責任」があるとして,何を説明すれば良いのか。 ・誰に対して説明すれば良いのか。 長くなるので,(1)(2)(3)に分けました。 ちなみに,弁護団の主張の内容それ自体が