コメント欄でnessko さんからご教示いただきましたが、例の元空幕長は職務として南京事件否定論を開陳していた可能性がある、とのことです。 http://www.kinyobi.co.jp/KTools/antena_pt?v=vol726 「日本が侵略国家だったとはぬれぎぬだ」といった論文を発表して更迭された田母神俊雄・空幕長(解任後定年退職)が、今年1月に空自熊谷基地(埼玉県)で講話を行なった際、「南京大虐殺というのは、見た人が1人もいない」と政府見解と食い違う発言をした可能性が高いことが、記録とみられる文書からわかった。 現在防衛省は文書の存在を認めていないので、今後の報道に注意する必要はありますが、まあ「こういうことを発言していてもまったく不思議ではない」とは言えるでしょう。「南京大虐殺というのは、見た人が1人もいない」という言い草は現に見かけるものですし。 南京事件否定論を構成す
本館の掲示板でdj19さんからご教示いただいたはなしですが、戸井田とおる議員らの「南京問題小委員会」が『南京の実相 国際連盟は「南京2万人虐殺」すら認めなかった』(水間政憲著、日新報道社)を刊行したとのことです(丸坊主日記、「南京の実相」)。昼休みに本屋にいってみたもののまだ店頭には並んでいなかったのですが、掲示板で「名無しさん」もコメントされているように、サブタイトルから判断する限りこれまで戸井田議員周辺から聞こえてきたはなしと大して変わらないようです。 南京事件否定論にある程度接しているひとであれば一度は「これ、本気で信じてるのかな?」と疑問に思ったことがあると思うのですが、なかでも1938年の国際連盟理事会を引き合いに出すこの種の否定論はそうした疑問をもっとも強くかき立てるものの一つです。というのも、現在日本は北朝鮮による国家犯罪の被害者を出した国として、国際社会が必ずしもそうした犯
いわゆる朝日新聞、本多勝一との「百人切り訴訟」だが、保守はなぜ敗訴したのか。それに関連して、ジャーナリストの水間政憲氏がマル秘文書を作り、マスコミ各社に送付していた。これの全文を掲載する。(転載は全文掲載を条件に自由とする。ちなみに画像はクリックすると大きくなる。本文中に出てくる「資料1」などの資料は、本記事一番下の「続きを見る」をクリックしてから見てください。) お読みになればわかってもらえると思うが、保守論壇内部には、自分の功績のために国益を害する学者もいるのだ。まだ自己顕示欲だけならまだいいが、ひどいのになると中国にカネもらっているスパイまでいる。私が保守の連中と組まないのは、そういう連中を洗う作業に時間を取られるのが嫌だからだ。ウチはウチで独自の路線をこれからも歩む。いまは涼風会という強い味方がいるのでいろいろお願いしていく所存だ。 資料1 資料2 資料3 資料4 資料5
すでに本館の方で昨日エントリを書きましたが、一点だけこちらでも書いておくことにします。 映画の終盤、マギー・フィルムを携えてアメリカへ帰国したジョージ・フィッチ(を演じる俳優)が、アメリカ各地での講演会(上映会)について語っているシーン。ある会の後で、一人の日本人がやってきて、「日本人にはあのようなことはできない、だからあなたが語ったことは嘘だ」と言ったというのです。否定派が好んで用いる本質主義的な議論はすでにリアルタイムで存在していた、ということです。これに対してフィッチは、「私には日本人の友人もおり、多くの日本人にはあのようなことができないことは分かっている。しかし、残念ながら、私の語ったことは真実だ」と返答します。 今日では、われわれはフィッチの返答も正しくないことを知っています。日本人であれ何人であれ、通常の状況ではほとんどの人間は「あのようなこと」を行うことができないが、いくつか
イザ! 「「南京事件」で胡主席に公開質問状」 中国・南京で住民らが日本軍に虐殺されたとされる「南京大虐殺」を研究している「南京事件の真実を検証する会」(加瀬英明会長)は8日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で記者会見し、中国の胡錦濤国家主席への公開質問状を発表した。 質問状で同会は「昨年、南京大虐殺記念館が大規模に拡張改装されたが、一方で友好を唱えながらこのような非友好的なことを平然と行う貴国に対して強い不信の念を感じざるをえない」と強調。「南京で大虐殺があったという論拠は最近の研究によって根本的に否定されつつある」と指摘し、同会が行ってきた検証に対する胡主席の見解を求めている。 「同会が行ってきた検証に対する胡主席の見解を求めている」って、敵に塩を贈るつもりですか? チベット問題について、あるいはビルマ軍事政権がサイクロンによる大変な被害にもかかわらずインチキ憲法の国民投票を強行しよう
光明日報、「ダライ・ラマはチベットに災いをもたらしている」:人民網 3日付けの「光明日報」はチベット社会科学院の研究員の文章を掲載し、その中で「事実が証明しているように、ダライ・ラマ勢力はチベットに災いをもたらしている」と指摘しました。 文章は、「ダライ・ラマは1950年代、祖国を分裂しようとする武装反乱を起こして以来、民族間の矛盾と暴力をそそのかしてきた。今回の暴動は人為的な災難である」としています。 文章はまた、「長年来、ダライラマはよく『中国はチベットで120万人のチベット人を殺した』と訴えてきたが、1950年代のチベット人口はわずか114万人だった。ダライラマのロジックによれば、チベットは既に無人区になった。しかし、現在のチベット自治区の人口は280万人余り、そのうちチベット族とその他の少数民族は95%以上を占めている」としています。(翻訳:ooeiei) 中国の新聞に掲載された文
以前、映画「南京の真実」に関して、 僕は 水島総さんが純粋に映画を作りたいために資金を集めている(東中野に騙されているほど頭が悪い)のか、それとも東中野とグルになって詐欺を働いているのかは判断がつかなかった。 と言いました。 その区別がついたので、まとめておきます。 「南京の真実」の第一部は、「七人の死刑囚」という名目で、南京事件の責任を取らされて死刑に追い込まれた松井石根氏らの、最期の一日を描くというものでした。処刑時の教誨師で、彼らの死を看取った花山信勝が書き残した文章をもとに、再構成されています。 んで、松井石根氏は、花山氏に何を語ったかというと、こういう言葉(事実上の遺言)を残しているんですよね。 「南京事件ではお恥しい限りです。 南京入城の後、慰霊祭の時に、シナ人の死者も一しょにと私が申したところ、参謀長以下何も分らんから、日本軍の士気に関するでしょうといって、師団長はじめあんな
平成15年4月に初当選してから、2期目も自分の地位を守るために区民の期待を裏切ることはしないよう、固く心に誓いながら区民の目線で区政に取り組んでいます。 自転車であちこちに出没。山手線で囲まれるほとんどのエリア内に用があるときは、天気が悪くない限り自転車で駆け付けます。 日本の誇りを取り戻すために何をすべきかを常に考え、東京の下町で荒川区議会議員としてすべきことを圧力を恐れずに実行して参ります。日本人が歴史を正面から見つめなおさない限り、誇り有る日本にはなり得ないと確信しています。 日本創新党に所属して「義を見てせざるは勇無きなり」という言葉を常に心に置き、愚直に取り組んで参ります! 1月26日は文化財防火デーです。詳しくはこちらのページにあるとおりですが、抜粋すると「文化財防火デーの制定は、昭和24年1月26日に、現存する世界最古の木造建造物である法隆寺(奈良県斑鳩町)の金堂が炎上し、壁
昭和12年の南京攻略戦や極東国際軍事裁判(東京裁判)の実相を検証する映画「南京の真実」の第1部「七人の『死刑囚』」の完成披露記者会見が25日、東京都内で開かれ、自民、民主両党などの保守系衆院議員8人が出席した。それぞれが異口同音に、中国の宣伝工作に負けずに子供たちに正しい歴史を伝える重要性を強調した。 昨年から今年にかけ、中国や米国では約10本の南京事件をテーマとした映画が製作され、日本軍の残虐行為や被害者数を誇大に描いている。 「われわれが政治家として受けて立たないといけない課題だ。仕掛けられている思想戦に勝たないといけない」 無所属の西村真悟氏がこう指摘すると、民主党の渡辺周氏は「歴史の捏造(ねつぞう)は、中国にとって何の罪の意識もない」、松原仁氏は「まだ中国の手が回っていないところで、いかにして防護さくをつくるかが重要だ」と呼応した。 一方、自民党の赤池誠章氏は「一番の問題は日本の中
「南京の真実」と称したTシャツを製造販売している人がいるようです。 http://daybreak.ne.jp/ 早い話、否定派なのですが。 南京事件については、図柄を3つ用意しているとのこと。 しかし。1番目の図柄を見て脱力。 http://www.daybreak.ne.jp/item/trainer/ln_01-021_ncs.php …おいおい、その子どもの写真は「上海南駅」のものだ。「南京」じゃないよん。上海と南京が別の都市だって知ってますよね? それに、この写真のどこがどう「Lie」なのだろうか。 元画像についてのピッポさんの解説。 http://www.geocities.jp/pipopipo555jp/143photos/num/n-002.htm 実際に赤ん坊の腕はもぎ取られ泣き叫んでいます。Look 1937年12月21日号 それを助け出そうとする大人。それらを見れば
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
先ほどの西岡昌紀の南京事件否定論者宣言のレス元に東中野修道、『南京事件 国民党極秘文書から読み解く』の書評が転載されているので、いい機会ですから否定論者の手法が(結論が、ではなく)いかにインチキかの例証としておきましょう。 http://www.asyura2.com/0601/holocaust3/msg/140.html まずは『南京事件「証拠写真」を検証する』のレビュー部分から。 「南京事件」には「虐殺派」と呼ばれる人々がいる。旧日本軍が南京で殺戮、強姦、放火、略奪など悪虐非道の限りを尽くし30万人の中国人を虐殺した、という説をとるジャーナリストや学者である。 はい。最初の段落からインチキです。「30万人説」をとる人間がいまの日本に皆無であるなどといった保証などもちろんできませんが、笠原十九司、吉田裕、本多勝一など南京事件の研究や報道で有名な学者、ジャーナリストの中に30万人説の支持
(改めて関連blogを巡回したところ同じようなことがあちこちで云われているのを知って割と萎え中w) 結論としては「知識不足」ですが、「南京事件の歴史的な資料」云々ではなく、「南京事件について行われている『議論』」についての知識不足です。議論というか、用語かも。 とりあえずここの記事を引用。 あと、レッテル貼りが大好きな人たちがいるので、もう一度私のスタンスを明確にしておこう。 私は歴史解釈が最終的にどこに着地するかには、強い興味はない。だから、南京事件の否定派でも肯定派でもない。歴史修正主義者でも反歴史修正主義者でもない。私は単純に、差分の部分が議論の核心だという感想を持っていて、その核心部分を議論せずに、人を非難しているブログ記事が目についたので、自分の疑問を説明しただけだ。つまり、結論に興味があるのではなく、議論のプロセスに興味があっただけだ。 当人は「自分は中立だ」と主張したいんです
D_Amonさんが注でさらっと触れておられるので少し補足しつつより目立つようにエントリにしておきます。 1:その上、敗戦時の資料焼却が「これだけのことしかしていない」を日本側資料で蓋然性の高い主張にすることを不可能にしています。 昨日も(そしてそれまでも繰り返し)述べてきたように、南京攻略戦に参加した部隊の戦闘詳報のうち、今日現存していて研究者に資料として用いられているものよりも失われていない現存しない、見つかっていないものの方が多いわけです。ところで、戦闘詳報には捕虜の殺害、敗残兵の殺害が「戦果」として記載されています。敗残兵はともかく捕虜の殺害が戦闘詳報に書いてあること自体重大な意味をもつわけですがそれはおくとして、戦果として書いている以上過大に書くことはあっても過少に書くことは(なにか特別な理由でもない限り)ない。ということは、仮にすべての戦闘詳報が残っていれば、少なくとも捕虜、敗残
一連の「南京事件」ばなし。いろんな方々が適切な突っ込みを加えているので、特に付け加える事は無いのだが、年末年始に目を通した笠原十九司氏の「南京事件論争史」の冒頭に印象的な文章があったので引用する。今回の騒動が特に例外的な話ではないことを物語っているのだ。 本書の書名を『南京事件論争史』とするについては、戸惑いもあった。それは、本書を読んでいただければわかるが、通常の学問論争、歴史学論争とは様相が異なるからである。率直にいえば、学問的に生産的な議論ができずに、論争する相互の主張のいいっぱなしに終始し、議論のかみ合いがなく、双方同じ主張を繰り返しているように見えるからである。 (中略) こうした「どっちもどっち」「ドロ仕合」といった嫌悪感が、日本人のなかに多数の傍観者を形成させ、南京事件の歴史認識の定着を妨げている大きな要因になっている。それこそ南京事件の事実を日本人に記憶させまいとする人たち
「大したことない」という論理 - ノーモアのコメント録を読んで,何で相当割合の日本人が「たいしたことない論者」に流れてしまうのかについて,「たいしたことない論者」をバカにするだけじゃ解決しないだろうと思ったので,分析してみた. 基本的に「たいしたことない論者」は別に南京否定論が真実だと思って主張しているわけじゃなくて,中国が非難してくる南京大虐殺を心情的に処理することが出来ないから発作的に南京否定論にすがりついてるに過ぎない.そんな人に南京否定論は真実ではありませんと言っても,キリスト教の人に神なんているわけないだろボケと言ってもどうにもならないのと同様に,考えを変えるわけがない.*1 自分も理性では肯定派がもっともな主張をしてるのはわかるんだけど,正直,肯定派が南京大虐殺について書く文章を読んでいると感情的な面で処理できないことが多い. 何で処理できないかを考えるために,身内で悪いことを
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