11月の米大統領選に向け、27日に開かれた1回目のテレビ討論会は、バイデン大統領(81)を擁する民主党にとって極めて厳しい結果となった。高齢への不安が指摘されてきたバイデン氏は、全米の注目が集まる場…

■@アーメダバード 敬虔(けいけん)なヒンドゥー教徒が多いとされるインド西部のグジャラート州。1960年から酒の販売や飲酒が原則禁止され、肉や魚を食べないベジタリアンが多いことでも有名だ。ただ、現地で…
岐阜県美濃加茂市の中部国際医療センターで、敷地内の雑草をヤギに食べてもらう取り組みが始まっている。岐阜大学から「派遣」された3~10歳の16匹が、11月末まで半年間、「常駐」する。除草剤の使用を減ら…
遺伝学用語の変更案の例 遺伝の法則の「優性」「劣性」という言葉が消えるかもしれない。日本遺伝学会が語感が偏見をうむとして用語の改訂をすすめている。学会の議論では代わる言葉として「顕性」「不顕性」が有力だが、なじみが薄い。そこで、学会はより良い案を公募している。 人間の細胞には、父母から受け継いだ2対1組の染色体が入っており、染色体の中に人間の設計図である遺伝子がある。父母どちらの特徴が表れるかは、どちらの遺伝子が優性か劣性かで決まる。髪の色なら濃い色は薄い色に対して優性だ。一方が黒髪で、もう一方が金髪なら子どもは濃い色の髪になる。 見た目などに表れやすいかどうかなのに、劣性は語感から「その特徴が劣っている」という誤解を与えかねない。遺伝子治療や遺伝子診断が注目されるなか、偏見を生みかねないと研究者たちが心配していた。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、購読手続きが必要です
捕獲に成功した天然ウナギの卵。直径は約1.6ミリ=東京大大気海洋研究所、水産総合研究センター提供 天然のニホンウナギが海で産んだ卵が、世界で初めて日本の研究チームによって発見された。現場は、ウナギの幼生が捕獲されたことがあるマリアナ諸島沖。調査で得られたデータは、ウナギを卵から育てる「完全養殖」の実用化に役立つと期待される。 発見したのは、東京大大気海洋研究所の塚本勝巳教授や水産総合研究センターなどのチーム。1日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ(電子版)に報告した。 2009年5月、調査船で大型のプランクトンネットを引いたところ、ウナギとみられる複数の卵が入った。DNA鑑定で31個がニホンウナギの卵と確認された。いずれも受精卵で、直径は平均1.6ミリだった。 孵化(ふか)するまでの間、海中に卵の形で漂うのはわずか1日半とわかっている。チームは過去の調査データから、産卵
14日昼、ヤンゴンにある国民民主連盟(NLD)本部で演説するアウン・サン・スー・チーさん 【バンコク=古田大輔】ミャンマー(ビルマ)の民主化運動指導者、アウン・サン・スー・チーさん(65)は14日、最大都市ヤンゴンで、軍事政権による自宅軟禁を解かれてから初めて演説した。スー・チーさんは「私を拘束していた人たちを憎んではいない」などと述べ、対立している軍事政権との対話に前向きな姿勢を示した。 スー・チーさんが演壇に立って演説するのは7年半ぶり。ヤンゴン中心部の国民民主連盟(NLD)本部前は14日午前、約4万人の支持者らで埋め尽くされた。正午過ぎに本部の建物からスー・チーさんの姿が見えると大きな拍手と歓声が沸き上がった。 演説は約40分間に及び、「私は1人で行動しようとは思っていません。1人の女性の行動が民主主義なのではなく、私たちはともに歩まなくてはなりません」と述べ、国民和解と市民の
湯浅洋さんが加藤智大被告あてに書いた手紙 君は罪を犯してしまった。手紙の中の君を見てそれが悔やまれます――昨年6月に起きた東京・秋葉原の無差別殺傷事件の加藤智大被告(27)から謝罪の手紙を受け取った被害者の元タクシー運転手・湯浅洋さん(55)が18日、被告への手紙を弁護人あてに発送した。「手紙を読んで、加藤被告が少しわかったような気がした。手紙を出す踏ん切りがついた」という。 湯浅さんは、被告が暴走させたトラックにはねられた被害者の介抱中に刺され、意識不明に陥った。ナイフが肺を貫いて横隔膜に達する重傷で、約1カ月半の入院生活を送った。医師に「タクシー乗務員の仕事は難しい」と診断され、今年9月末、退職した。現在は病院とハローワークに通う毎日だ。 9月ごろから、被告に手紙を出そうと思い続けてきた。自分のこと、家族のこと、事件への思い、被告への思いを、気が向けばB4判のノートに書きためた。
注目された鳩山由紀夫首相の初の所信表明演説は、歴代の自民党政権とは一線を画す内容だった。約52分間をかけた演説から、政権の今を読み解くと――。 万雷の拍手と野党席からのヤジに迎えられ、鳩山首相が演壇に立つ。首相の眼前に居並ぶ議員の3分の2近くが民主党所属だ。 「あの暑い夏の総選挙の日からすでに2カ月――」。首相は演説を総選挙の話題から始めた。そして、議場を埋める議員たちに呼びかける。 「全力を振り絞ってお互いに闘ったあの暑い夏の日々を思い出してください」 「国民の皆さまから直接聞いた声を思い出してください」 首相が「思い出して」と繰り返したのは、先の総選挙での圧勝だ。国民の支持こそが鳩山政権の生命線であることを、自覚しているのだろう。 歴代首相の首相就任後初の所信表明演説からは、その時々の政治状況が浮かび上がる。例えば2000年に入ってからの5人の首相の演説を振り返ると、自民党
横浜市教育委員会(今田忠彦委員長、6人)は4日、来春から市内全18区のうち8区の市立中学校で使う歴史教科書について、「新しい歴史教科書をつくる会」の主導で編集された自由社版を採択することを決めた。同市の公立中で「つくる会」主導の教科書が採択されるのは初めて。全145の市立中のうち計71校(在校生徒数約3万9千人)が対象になる。 「つくる会」主導の歴史教科書をめぐっては、路線対立などによる分裂により、当初からの扶桑社版と、今春の検定で合格した自由社版という、ほぼ同じ内容の二つが並立する状態になっている。現在、「つくる会」主導の教科書を採択しているのは、東京都杉並区、東京都(都立校のみ)などの5教委で、いずれも扶桑社版。今回の横浜市8区はこれまでで最大の採択規模になる。 この日の教育委員会では、自由社版について委員から「中身が濃くて、読み物として楽しい」などの意見が出た。市教委の事務局案を
「夏目漱石」は誰のものか――。漱石の次男の孫らが今年4月、一般財団法人「夏目漱石」を設立したが、漱石の長男の息子でマンガ批評家の夏目房之介さんら他の親族7人が異議を表明している。漱石は「我が国の共有文化財」であり、たとえ遺族でも「権利を主張し、一般の利用に介入すべきではない」というものだ。批判を受け、財団はホームページを閉鎖した。 この財団は、漱石の次男の随筆家・故伸六の孫でクリエーターの夏目一人(かずと)さんが代表理事を務め、一人さんの母で伸六の娘の夏目沙代子さんが役員に加わっている。漱石の著作権は1946年に切れているが、「漱石に関する人格権、肖像権、商標権、意匠権その他無体財産権の管理事業」や漱石賞、漱石検定を手がけるとしている。 設立の案内と協力依頼が房之介さんら他の親族に届いたのは、6月中旬。房之介さんは「漱石という文化的存在を将来にわたって維持し、享受や批判をさかんにして再
アポロ11号の月着陸船(中央の右に影が伸びた部分)=NASA提供 米航空宇宙局(NASA)は月面に残っている宇宙船アポロの着陸船の残骸(ざんがい)と宇宙飛行士の足跡を、6月に打ち上げた月探査機LROが撮影できたとして、画像を17日公開した。 帰還のための発射台となった台座で、月面に着いた6機のうち5機分を公開。機体の形ははっきりわからないが、機体の影が写っている。残る1機も近く撮れそうだという。足跡は14号の飛行士のもので、引きずって歩いたような線状の跡が写っている。 アポロ計画には「飛行士が月面に立てた旗が大気がないのに、はためいて見える。NASAの捏造(ねつぞう)」と主張する人もいて、米国内ではいまも論争が続いている。NASAは今回の発表で論争に直接触れてはいないが、「これらの画像はアポロ計画の大きな成果を明らかにした」と強調している。初の月面着陸から20日で40周年となることか
09年度補正予算で建設が決まった「国立メディア芸術総合センター」(アニメの殿堂)への批判に対し、与謝野財務相は3日、「(批判は)遊びに使うと錯覚した人の議論だ。知識不足、勉強不足、判断力不足と言わざるを得ない」と反論した。野党だけでなく自民党内からも批判が出ていることについて、閣議後の記者会見で質問に答えた。 117億円を投じる「アニメの殿堂」はアニメやマンガを収集・展示する施設で、日本の文化を世界に発信する拠点にもする計画。与謝野氏は「人知れず世界から評価されているアニメ、マンガなど無形文化的なものは、これからの日本の売れ筋になる。生活の糧を確保してくれる分野だ」と強調した。 民主党が「国営マンガ喫茶」(鳩山代表)などと批判しているほか、自民党内のプロジェクトチームも予算凍結を求める意見書をまとめているが、与謝野氏は「将来大きな果実を生む投資先のひとつだと認定した。趣味や遊びでつくる
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