ケータイやデジタルカメラが巷にあふれ、スナップ写真を撮ったり撮られたりする機会が増えています。しかしながら、そこに立ちはだかるのが「肖像権」。本書は、写真家が写される人との良好な関係をどのようにして築き、お互いが信頼の上にたって写真の撮れる状況を組み立て、素晴らしい写真が撮れることを目的に執筆しました。事前に断るだけでなく、撮ったら「ありがとう」といった言葉や会釈をすることで、写された人との対話を大事にしようといったマナーやモラルについても言及しています。 アマチュア写真家のみなさんが心配されている「人物が入っている写真はもう撮れない」といった状況を払拭していただく、格好の肖像権に関する簡明なQ&A書。 内容:目次から 楽しく写真を撮るために 田沼武能 「肖像権」とはなにか 松本徳彦 Q&Aスナップ写真と肖像権 松本徳彦、毛利壽夫、山口勝廣 1 こんな場所で撮っていいの? 2 撮った写真