東京電力福島第一原子力発電所4号機の使用済み燃料プールから燃料を取り出す作業が近く始まるのを前に現場が報道関係者に公開されました。 福島第一原発4号機は、おととしの事故で、隣の3号機から流れ込んできた水素が原因とみられる爆発で原子炉建屋の上部が大きく壊れました。建屋5階にある燃料プールには、福島第一原発の中で最も多い1533体の燃料があり、このうち、強い放射線を出す使用済み燃料が1331体と大半を占めているため、燃料プールから取り出して別の施設に移す計画です。 6日、取り出し作業が行われる現場が報道関係者に公開されました。およそ10メートル四方の燃料プールには、事故で大量のがれきが落下しましたが、今はほとんどが取り除かれ、プールの上には燃料を取り出すための燃料取扱機と大型クレーンが新たに設置されています。 これらの機器を作業員が操作し、プールの中で放射線を封じ込めるキャスクと呼ばれる専用の