世界トップレベルの分析エンジン群 「ビッグデータ基盤や分析クラウドサービスを強化・拡充し、ビッグデータ活用による価値創造を強力に推進していきたい」 NECの遠藤信博社長は11月8日、同社が開いた「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2012」の講演でこう強調した。同イベントはNECが年に一度、最新のICTソリューションとそれを支える技術や製品を一堂に集めて披露するもので、同日から2日間、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われた展示会やセミナーには多くの来場者が訪れた。 遠藤氏の講演内容はすでに報道されているので関連記事等をご覧いただくとして、筆者が最も印象深かったのは、ICTによる新たな価値の創出に向けてビッグデータを活用する際の分析エンジンに、NECには世界トップレベルの独自技術がいくつもあるのを強調していたことである。 同氏が紹介したのは、大量データの相関関係やイレギュラーな動きを発
シャープは12月5日、3つの光吸収層を積み重ねた化合物3接合型太陽電池セルで、世界最高変換効率となる37.7%を達成したと発表した。 これは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「革新的太陽光発電技術研究開発」テーマの一環として進められた研究の成果で、産業技術総合研究所(産総研)にて、変換効率が測定された。 化合物太陽電池セルは、InやGaなどの化合物半導体を材料とした光吸収層を持つ高変換効率の太陽電池。今回開発された化合物3接合型太陽電池セルは、InGaAsをボトム層として、3つの層を効率よく積み上げて製造する独自技術を採用したものとなっている。 3つの異なる光吸収層により、太陽光の波長に合わせて効率よく光を吸収し電気に変換することが可能なほか、光吸収層の周辺部を最適処理することで光を電気に変換する面積比を増加させたことで、太陽電池の最大出力が向上した結果、世界最高となる37
オリンパスとソニーは9月28日、業務・資本提携を結んだと正式発表した。オリンパスが実施する第三者割当増資をソニーが引き受け、ソニーはオリンパスの筆頭株主になる。メディカル事業での協力に加え、コンパクトデジタルカメラで基幹部品の取り引きやソニー製イメージセンサーのオリンパス製カメラへの供給などで協業を検討していく。 オリンパスは巨額の損失隠し問題で悪化した財務基盤を強化。ソニーは新規事業として医療事業の強化を図っており、内視鏡で世界的に強いオリンパスの技術やノウハウを活用していく。 オリンパスは2回にわたり、総額約500億円の第三者割当増資を実施し、発行済み株式総数の11.28%に当たる新株式を発行。ソニーは全額を引き受ける。 医療事業では12月中に合弁会社を設立。資本金5000万円のうちソニーが51%、オリンパスが49%を出資する。両社のノウハウや技術を融合、「既存事業の枠組みを超えた画期
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シャープと米Intelが資本提携に向けて交渉を進めている、と一部報道機関が9月21日報じた。 これに対しシャープは「当社の資本提携交渉に関する一部報道がありましたが、そうした事実はありません」というコメントを発表した。 21日付けの毎日新聞は、米Intelはシャープに300億円超を出資する方向で協議しており、早ければ10月中にも合意したい考えだと報じた。Intelはシャープが持つ中小型液晶パネル技術を高く評価し、Intelチップ搭載スマートフォンなどの協業相手として有望視しているという。 関連記事 鴻海、シャープにIGZO液晶の技術供与を要求 協議難航 協議が難航しているシャープと鴻海の出資交渉にからみ、鴻海側がシャープに対しIGZO液晶技術の供与を求めている。 シャープはどこで間違えたのか 元社員ら専門家の見方は シャープはどこで間違えたのか──同社元社員ら専門家の見方は。 「もう何も期
photokinaの開幕に合わせ、「OLYMPUS PEN Lite E-PL5」「OLYMPUS PEN mini E-PM2」を発表したオリンパス。年末商戦に向けて各社はミラーレスタイプの新製品を投入するが、オリンパスイメージングの小川治男社長は「カメラとしての完成度には自信がある」とミラーレスカメラ先行者としての自信を見せる。 同社は2008年のphotokinaに後のE-P1となるミラーレスタイプカメラのモックアップを展示、後の2009年夏に同社初のマイクロフォーサーズ規格準拠機「OLYMPUS PEN E-P1」として国内市場へ投入する。その後にもPENシリーズはバージョンアップとバリエーション拡大を続け、さらには2012年春に新シリーズとなるファインダー搭載型の「OLYMPUS OM-D E-M5」も投入する。 「新たに投入するPENシリーズのE-PL5とE-PM2は、OM-D
台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業がシャープに、中小型を中心とした液晶パネルについて、製造工程まで踏み込んだ協業を求めていることが5日、分かった。現在は生産したパネルの買い取りが協業の中心だが、製造ノウハウが吸収できる協業を目指す狙いとみられる。ただ、技術流出などシャープの企業価値低下の懸念があり、交渉は難航が予想される。 シャープは、スマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット端末(多機能携帯端末)向けの中小型パネルを亀山工場(三重県亀山市)などで生産。特にIGZO(酸化物半導体)と呼ばれる最新技術は、高精細で省エネ性に優れ、今後の収益の柱に位置付けている。関係者によると、鴻海はこうした中小型パネルを中心に、シャープの技術や設計ノウハウなどを吸収したい考えで、製造ラインの共同運営などを要求しているという。 ただ、シャープは、他社にない技術を譲り渡せば、今後の収益源を失うことにつながるため、否
シャープが厳しい経営環境に置かれている。 同社が先ごろ発表した2013年3月期第1四半期(2012年4~6月)業績は、売上高が前年同期比28.4%減の4586億円、営業利益は941億円の赤字、経常利益は1038億円の赤字、純利益は1384億円の赤字。。 さらに、第1四半期の厳しい業績を受けて、通期業績見通しも下方修正した。売上高は4月公表値に比べて2000億円減の2兆5000億円、営業損失が同1200億円減の1000億円の赤字、経常損失が同1200億円減の1400億円の赤字、当期純損失が2200億円減の2500億円の赤字とした。 2012年3月期には3760億円という過去最大の最終赤字を計上したが、2013年3月期も2500億円という大きな赤字を計上することになる。 「業績悪化の要因は、AV・通信機器と液晶の2部門によるもの」とシャープの奥田隆司社長は語る。 第1四半期のAV・通信機器の売
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