【宇都宮】市立図書館で収入確保に向けた独自の取り組みが始まった。市教委は本年度から、企業などに雑誌のスポンサーになってもらう制度や、無料提供していたリサイクル図書の有料化を実施、9月から具体化させている。市立中央図書館の担当者は「金額的にはそれほど大きくないかもしれないが、財源の確保につなげて、他図書購入に回したい」と話している。 雑誌スポンサー制度は、図書館が購入する雑誌の費用を企業などに負担してもらう代わりに、その雑誌の最新号カバーにスポンサー名と広告を掲載する。 掲載に当たっては、市立5図書館が合同で設置する「市図書館雑誌スポンサー選定委員会」が審査する。市の指名停止措置を受けている企業や消費者金融などは認められない。契約期間は広告掲載を決定した月の翌月から年度末まで。雑誌は約220種類あり、延べ約400件。 9月から第1号として、東京ガス宇都宮支社が中央、東2館分の週刊誌など