2012年11月6日、英国の文化・メディア・スポーツ省が、報告書“Library Closures”を公開しました。これは、英国政府の緊縮財政による公共図書館の閉鎖等に関する問題についてまとめたものです。 その発表文では、いくつかの自治体は、経費削減の圧力により、図書館サービスに対する地域のニーズや、住民に提供可能な様々な選択肢について考慮しておらず、「包括的で効率的な図書館サービス」(1964年公共図書館・博物館法で規定)を提供する法的義務を満たしていない恐れがある、としています。 報告書は2巻に分かれており、いずれも大部ですが、そのほとんどの部分は証拠書類で占められています。1巻の3ページには報告書の概要が、41~43ページには結論及び推奨事項として12点が述べられています。概要部分によると、2014年末までに、自治体の支出カットやボランティアによる運営への切替などがもたらす図書館サー
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