新しい年度の始まり。図書館員の知人数名からも、異動のご挨拶がちらほらと。 ご挨拶のやりとりの中で、ふと気になったことがある。ユーザとの直接応対があったり、資料を直接触ったり整理したりする、特にカウンター業務のある部署に異動した人について、周囲の人や時には本人が「現場に行った/戻った」と評することがある。 この言い方が、かねがね自分にはなんとなく気になっていた。別に悪い言葉じゃないし、というか自分も他にしっくりくる言い方は浮かばないのだけれど、でもなんとなく引っかかる。なぜだろう?と考えてみた。 理由その1:カウンターでなくても、そこは現場だと思う。 カウンターに出ない部署の人が何をしているかというと、たとえば予算獲得のために交渉したり、働く人のお給料の手続きをしたり、ステークホルダーとの調整のために会議をやったり、仕様書を読んだり書いたり、Webコンテンツをこつこつ作ったり、情報発信したり