県立川崎図書館では、館内整理日に専門家を講師にお迎えして当館の蔵書をご覧いただき、先生の専門分野の資料について専門家の視点からご意見をたまわる、という職員研修を行っています。 3回目となる11月8日の研修テーマは電気工学(生活家電)でした。講師には生活家電研究家で(有)テクノライフ代表取締役の大西正行さんが来てくださいました。 先生はまず、ご自分が家電についての本や論文などを書くための資料収集について話し始めました。どんな資料が出てくるのかと耳をすましていると、普段から家電の商品カタログや取扱い説明書、広告などを集めているといいます。こうした資料からは家電の型番、商品名、仕様、発売時期など、正確な製品情報が得られるのだそうです。でも、残念ながら普通の図書館では持ってなさそうです。その他には特許公報や社史、サービス技術資料やセールスマンカタログも家電を知るうえで役に立つとか。特許や社史なら図