テルトゥリアヌス クイントゥス・セプティミウス・フロレンス・テルトゥリアヌス(Quintus Septimius Florens Tertullianus, 160年? - 220年?)は、2世紀のキリスト教神学者。ラテン語で著述を行ったいわゆるラテン教父の系統に属する最初の一人。テルトリアヌスとも。 概要[編集] カルタゴ(現チュニジア)に生まれる。その生涯についてはほとんど知られていない。197年にはローマにおいて洗礼を受けていたことがわかっている。彼は法学と修辞学を学び、その知識をキリスト教擁護に活かした。カルタゴに戻った彼は、キリスト教信仰を異教徒に対して弁明するための文書、正統主義信仰を異端から擁護するための論駁書を数多く著した[1]。 テルトゥリアヌスは神学や弁証学を聖書以外のものに基礎づけることに激しく反対した。彼は聖書の充全性の原理を唱えた古代の人々の中でも、最も強力にそれ
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