英国エディンバラのカフェで「死」をカジュアルに語り合う参加者たち PHOTO: MURDO MACLEOD / GUARDIAN NEWS & MEDIA LTD 近年、「死」について語り合う“デス・カフェ”が世界各国で注目を集めている。 このブームは、およそ10年前にスイスのヴィソワ村在住の社会学者、バーナード・クレッタズ(78)が妻の死を契機に、「死」についてカジュアルに話す会を開いたことが発端だった。2004年に、彼がスイスのヌーシャテルという街のレストランで初めてデス・カフェを開催したところ、話題を集め、スイス各地で行われるようになったのだ。 さらに、2010年にクレッタズがパリで開いたデス・カフェが英国メディアに取り上げられると、それに触発された英国の社会起業家ジョン・アンダーウッドが自宅でデス・カフェを開催。ウェブサイト「deathcafe.com」を開設し、クレッタズの功績と