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ブックマーク / www.iwanami.co.jp (5)

  • 思想の言葉(『思想』2018年9月号) - 岩波書店

    政治と精神分析――過去・現在・未来 ヤニス・スタヴラカキス(山圭訳) 政治的な精神分析――フロイト左派からラカン左派へ 多くの人々がこの連関に驚くだろうが,精神分析は,その始まりからして政治的であった.もとより,精神分析は認識論的な意味において政治的である.なぜなら,科学,理論,そして系統立てて行われる反省(systematic reflection)といったものは,つねに政治的に構築されてきたからだ.トーマス・クーンの言い方を用いれば,精神分析はひとつの科学革命を引き起こしたと言ってもよいだろう.つまり,精神分析は人間の経験がどのように構成され,どのように機能するのかについてのまったく新しいパラダイムを生み出したということだ.アルチュセール的なジャーゴンでいえば,それは同時に,みずからの研究対象を設定することで,「認識論的切断」をもたらしたのである.その研究対象こそ「無意識」にほかなら

    思想の言葉(『思想』2018年9月号) - 岩波書店
  • 思想の言葉(2018年1月号) - 岩波書店

    甦る魔女 池上俊一 魔女がふたたび蠢きだしている。あちらにも、こちらにも。映画テレビゲームの世界で、あるいは書店の棚(絵、オカルト、魔女コーナー)に、魔女たちが無視できない版図を占拠している。巷では魔女セミナーが人気を集め、そこでヒーリングや占いの術をマスターして「私は魔女よ」と呟けば、美魔女ならずとも周りの人たちから持て囃されるほどだ。これらは現代風俗や大衆文化の表面で広がっている魔女ブームと言えようが、一見その邪気のない振る舞いは案外根が深く、行き詰まった現代文明に抗したいという無意識の欲求、どうしようもない屈の捌け口を求めているかのようでもある。 その起源となった人物の一人は、ドイツ民族学・言語学の祖ヤーコプ・グリムだろう。というのも彼は一九世紀半ばに、かつて魔女のレッテルを貼られたのは、実際はキリスト教以前の異教の信徒で、伝統や人々の知恵を保存した「賢女」だったとしたか

    思想の言葉(2018年1月号) - 岩波書店
  • 第861号 P 64 ~さらなる「選択と集中」は地方都市の衰退を加速させる

    『図書』は大勢の知的好奇心あふれる読者に1938年の創刊以来愛読されてきた「読書家の雑誌」です。 古今東西の名著をめぐるとっておきの話やエピソード、心を打つヒューマン・ストーリー、旅のときめき体験、人生への思索などを綴る、滋味あふれるエッセイの数々。 文学・芸術・学問の面白さを語る対談・座談・インタビュー。若手からベテランまで『図書』ならではの一流の執筆陣が書き下ろす文章の力と味わいは、日常生活にピリッと刺激を与えるスパイスの働きをするはずです。 魅力的なとの出会いの場、読書の新しい愉しみ発見の場として月刊『図書』の定期購読をおすすめいたします。 巻末の新刊案内は岩波書店の出版活動の最新情報をいの一番にお届けする「読者と岩波書店を結ぶホットライン」です。 綴じ込みの〈書籍注文ハガキ〉もご利用ください。

    第861号 P 64 ~さらなる「選択と集中」は地方都市の衰退を加速させる
  • フィリップ・ソレルス「幸福なディドロ」|思想の言葉|SHISO No.1076

    『図書』は大勢の知的好奇心あふれる読者に1938年の創刊以来愛読されてきた「読書家の雑誌」です。 古今東西の名著をめぐるとっておきの話やエピソード、心を打つヒューマン・ストーリー、旅のときめき体験、人生への思索などを綴る、滋味あふれるエッセイの数々。 文学・芸術・学問の面白さを語る対談・座談・インタビュー。若手からベテランまで『図書』ならではの一流の執筆陣が書き下ろす文章の力と味わいは、日常生活にピリッと刺激を与えるスパイスの働きをするはずです。 魅力的なとの出会いの場、読書の新しい愉しみ発見の場として月刊『図書』の定期購読をおすすめいたします。 巻末の新刊案内は岩波書店の出版活動の最新情報をいの一番にお届けする「読者と岩波書店を結ぶホットライン」です。 綴じ込みの〈書籍注文ハガキ〉もご利用ください。

    フィリップ・ソレルス「幸福なディドロ」|思想の言葉|SHISO No.1076
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