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ブックマーク / www.msz.co.jp (11)

  • みすず書房

    政治の嘘とシニシズムに対抗するために、どう考えるべきか? アーレントの必読論考二篇を収録した、日語版オリジナル編集。訳文を見直し、巻末に國分功一郎氏による解説「我々は何に驚くべきか」を新たに付す。 詳細はこちら

    みすず書房
  • 環状島=トラウマの地政学【新装版】 | みすず書房

    戦争から児童虐待にいたるまで、トラウマをもたらす出来事はたえまなく起きている。「言葉では表現しようのない」この出来事は、それでも言語化されていった。しかし、言葉にならないはずのトラウマを伝達可能な言語にするという矛盾は、発話者をも聞く者をも揺るがせる。「なぜあなたが(もしくはこの私が)その問題について語ることができるのか」「もっと悲惨な思いをした人はたくさんいるのではないか」にはじまる問いは限りなく、お互いの感情を揺さぶり、自身を責めさいなむ。 「だからここで考えてみたい。トラウマについて語る声が、公的空間においてどのように立ち現れ、どのように扱われるのか。被害当事者、支援者、代弁者、家族や遺族、専門家、研究者、傍観者などはそれぞれどのような位置にあり、どのような関係にあるのか」 前著『トラウマの医療人類学』を継ぐ書で、著者は「環状島」をモデルに、加害者も含め、トラウマをめぐる関係者のポ

    環状島=トラウマの地政学【新装版】 | みすず書房
  • 月刊みすず | みすず書房

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  • ウイルスの意味論 | 生命の定義を超えた存在 | みすず書房

    ウイルスとは何者か。その驚くべき生態が明らかになるたびに、この問いの答は書き替えられてきた。 ウイルスは、数十億年にわたり生物と共に進化してきた「生命体」でありながら、細胞外ではまったく活動しない「物質」でもある。その多くは弱く、外界ではすぐに感染力を失って“死ぬ”。ただし条件さえ整えば、数万年間の凍結状態に置かれても、体がばらばらになってしまったとしても“復活”する。ウイルスの生と死は、生物のそれとはどこかずれている。 一部のウイルスは、たびたび世界的流行を引き起こしてきた。ただしそれは、人類がウイルスを来の宿主から引き離し、都市という居場所を与えた結果でもある。来の宿主と共にあるとき、ウイルスは「守護者」にもなりうる。あるものは宿主を献身的に育て上げ、またあるものは宿主に新たな能力を与えている。私たちのDNAにもウイルスの遺伝情報が大量に組み込まれており、一部は生命活動を支えている

    ウイルスの意味論 | 生命の定義を超えた存在 | みすず書房
  • 田中純『冥府の建築家』 | トピックス : みすず書房

  • 大人の本棚 | みすず書房

    「一読うっとりと時間が過ぎるのを忘れる書物が、ラインナップに入っている」(大岡玲氏) 「表紙がソフトで手にもちやすく、ひらきやすい」(来嶋靖生氏) 「活字も大きめで、コレクション名どおりに《大人の棚》に並べるのにふさわしい」(清水徹氏) などなど、読書人から絶賛を寄せられております。 ■大人だからこそ読んでみたい、読み返したい書目を厳選 ■古典から今日のすぐれた書き手まで、ふさわしい編者の手になる一人一冊の選文集。そして手にはいりにくくなった名作には、格好の案内となる解説。さらに書き下ろし、オリジナルも ■外国作品については、定評のある翻訳、清新にしてコクのある新訳で、読みやすさを心がける ■従来に比べて一回り大きな文活字、ゆったりした行間設計により、読みやすく疲れない文組みを実現 ■軽く目にやさしい文用紙、柔らかめの表紙を採用、読書のよろこびをページを繰る手許からも実感できます。

    大人の本棚 | みすず書房
  • 他者の苦しみへの責任 | ソーシャル・サファリングを知る | みすず書房

    貧困・難民問題など、社会的につくられる苦しみをグローバルに捉える際、統計の網にかからない実相を捨象するのはあまりにたやすい。数値化の威力ばかりが叫ばれる時代にこそ、「質的な」側面へのアプローチが切実に求められる。 収録の論考は、ハイチにエイズを蔓延させる社会構造(ファーマー論文)、移民が民族と国家を失うプロセス(ダニエル論文)など、社会的につくられる苦しみについての当事者自身による「表現」を掘り起こしつつ、同時にそれをグローバルな視座から位置づけている。「ケヴィン・カーターの写真と同じように「他者の苦しみへの責任」は何らかの形で可視化されなければならない。商品になってしまうことも承知の上で、より強く訴える表現手段を用意しなければならない。この論集もそういう意図から編まれたものだ。」(「解説」より) 特に注目してほしいのは、社会的な苦しみにも「トリアージ」が必要だという、最貧困層の人々の支援

    他者の苦しみへの責任 | ソーシャル・サファリングを知る | みすず書房
  • 冥府の建築家  | ジルベール・クラヴェル伝 | みすず書房

    「わたしがいつかもはやこの世にいなくなったとき、わたしの霊は自分が一生涯のあいだ崇拝し、探し求めて、そのために自分のすべての信仰を捧げてきたもののうちに入り込んでゆく。朝はわたしとともに夕暮れとなり、暗闇は新しい一日の再生となるだろう。わたしは下げ潮となって深海を探索し、満ち潮の再来のためにひとつの波になろう」(1922年の草稿「変容」より)。 ジルベール・クラヴェル(1883-1927)。幼少期の結核が元で宿痾をかかえたジルベールは、イタリア未来派の演劇活動、『自殺協会』と題された幻想小説、そして南イタリアはポジターノの岩礁を爆破し穿孔して建てた洞窟住居と、セイレーンの歌声が響く神話の古層を求めて、44年の短い生涯を駆けぬけた。 「エジプト旅行によって古典古代よりもさらに古い古代に触れ、バレエ・リュスや未来派の経験を経て芸術の前衛を知ったクラヴェルは、塔を拠点に岩窟住居を造りつづけること

    冥府の建築家  | ジルベール・クラヴェル伝 | みすず書房
  • 闘争と文化 | マックス・ウェーバーの文化社会学と政治理論 | みすず書房

    書の課題をひとことで言うならば、ウェーバーを近代(モデルネ)の理論家としてではなく、緊張や対立を内包する秩序としての西洋(ヨーロッパ)の特殊性と普遍性に注目した政治理論家として読み直すことである〉 2001年9月11日からイラク戦争へと至る時期、著者はドイツの地で書を執筆していた。冷戦構造の解体とともに噴出した文化・宗教のリバイバルや、それにともなう「近代の複数性」が議論され、さらに闘争への注目と併行して起こったカール・シュミット再評価の状況のもと、一体どのような政治理論が問われているのであろうか。著者は「闘争(Kampf)」と「文化(Kultur)」という視点から、マックス・ウェーバーの著作が従来受容されてきた近代化論のパラダイムと批判的に対決し、また同時にハンチントン的な文化(文明)の闘争理論をも批判する形で、ウェーバーの政治理論のアクチュアリティを示そうとする。それは、時代の子

    闘争と文化 | マックス・ウェーバーの文化社会学と政治理論 | みすず書房
  • 21世紀の資本 | みすず書房

    経済的格差は長期的にどのように変化してきたのか? 資の蓄積と分配は何によって決定づけられているのか? 所得の分配と経済成長は、今後どうなるのか? 決定的に重要なこれらの諸問題を、18世紀にまでさかのぼる詳細なデータと、明晰な理論によって解き明かす。格差についての議論に大変革をもたらしつつある、世界的ベストセラー。 「年で、いや、この10年で、最も重要な経済学書になると言っても過言ではない」 ポール・クルーグマン(プリンストン大学教授) 「地球規模の経済的、社会的変化を扱った画期的著作だ」 エマニュエル・トッド(フランス国立人口統計学研究所) 「時宜にかなった重要書だ」 ジョセフ・スティグリッツ(コロンビア大学教授) 「かれの解決策に賛成するにせよ、しないにせよ、資主義を資主義から救おうとする人たちにとって正真正銘の課題だ」 ダニ・ロドリック(プリンストン高等研究所教授) 「この事実

    21世紀の資本 | みすず書房
  • 犯罪学 | みすず書房

    著者ゼーリッヒ教授はオーストリアのグラーツ大学で、刑法・刑訴・犯罪学を講じ、また同大学の犯罪学研究所長を兼任した。犯罪学のグラーツ学派とは、著名な学者ハンス・グロスを始祖とし、「犯罪生物学論」の著者アドルフ・レンツを二代目とし、書の著者ゼーリッヒは三代目にあたる。彼は広い学識で、犯罪と処罰の現象を徹底的に究明し、同時に実務活動でも大きな功績を挙げた。すなわち、グロスの創立した犯罪学研究所の所長として、被告人の犯罪生物学的調査(いわゆる判決前調査を含む)を行なって、裁判と行刑の資料を提供し、刑事鑑定人として、人的・物的証拠の収集・評価を行ない、いくたの難事件を解決に導いたのである。 書はこのようなゼーリッヒの広い学識と豊富な実務経験の結晶であり、ドイツ・オーストリア学派の生んだ犯罪学のもっとも権威ある書物として高い評価を受けている。書は犯罪現象に関する理論のほかに、犯罪防過に関する理論

    犯罪学 | みすず書房
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