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ブックマーク / realsound.jp (20)

  • “時代の鏡”としての特撮ヒーローと悪役 白倉伸一郎が語るキャラクタービジネスの変化

    物語における対立構造は、緊張感をもたらすために欠かせない要素だ。光があれば影があり、正義があれば悪がある。そうした二元論的な世界観は、古くから物語の根幹を成してきた。それが最も顕著なのが、『仮面ライダー』や『スーパー戦隊』シリーズにおける「正義」と「悪」の変遷だろう。 こうした時代とともに変化するヒーローと悪役の関係性について、制作サイドはどう捉えているのだろうか。その見解を聞くべく、東映のキャラクター戦略部を訪ねた。同部門は2023年7月に立ち上げられたばかりの新しい組織だ。 対応してくれたのは、長年にわたって東映のヒーロー作品をプロデュースしてきた敏腕プロデューサーであり、現在は東映の上席執行役員を務める白倉伸一郎氏。今回は、ヒーローと悪役の関係性の変遷について、ヒーロー作品の第一線で活躍し続けてきた白倉氏の見解を聞いた。時代とともに移り変わる価値観の中で、正義と悪の物語はどう変化して

    “時代の鏡”としての特撮ヒーローと悪役 白倉伸一郎が語るキャラクタービジネスの変化
  • クラムボン ミト、音楽家としての原体験 TM NETWORK、大江千里ら輩出したEPIC・ソニーの革新性

    クラムボン ミト、音楽家としての原体験 TM NETWORK、大江千里ら輩出したEPIC・ソニーの革新性 前から気になる存在だった音楽家 ミト。クラムボンを筆頭に独自スタイルのベースプレイで魅せる達人としてもリスペクトしているが、それにとどまらないマルチミュージシャン、コンポーザー、プロデューサーとしての活動にも目を見張る。TM NETWORK関連のイベントで嬉々として語る姿を初めて観たときには「あれ!? 意外と近い趣味の方なのかな!?」と意外に思ったものだ。 僕らが愛するEPIC・ソニーはレーベル設立45周年を迎えて、2023年末には『EPIC 45 -The History Is Alive-』という3ディスクで代表曲が全45曲並ぶ、いわばオールタイムベスト盤が発売された。そもそもこうした企画が旧譜のみならず、近年の音源を含めて現在進行形のロックレーベルとして成立できるところがまさにE

    クラムボン ミト、音楽家としての原体験 TM NETWORK、大江千里ら輩出したEPIC・ソニーの革新性
  • 島村楽器が自分で組み立てられる「簡易防音室」を発売したわけ 個室空間と遮音性へのこだわり

    コロナ禍により、簡易的な防音室や駅中のリモートボックス、娯楽施設のソロワークプランなど、社会における「ひとり空間」が求められその需要は高まっている。特集では、ひとりひとりに合わせた空間を提供し、サービスや製品を販売している企業に、今後の社会における「ひとり空間」の重要性についてインタビューしていく。 今回は、2021年12月に発売した簡易防音室「S-OTODASU Ⅱ LIGHT」(以下、OTODASUⅡ)について、開発に携わった島村楽器へインタビュー。楽器のスペシャリストが手掛ける個室の防音室は、どんな工夫が施されているのか。誕生の経緯や楽器店がうみだす「ひとり空間」へのこだわりなどについて、島村楽器株式会社 防音営業課マネージャー(開発当時)・佐土原和久氏、防音営業課の渡辺 拓氏に話を聞いた。(リアルサウンドテック編集部) 防音室で様々な「ひとり」需要に応えるための開発秘話 ――簡易

    島村楽器が自分で組み立てられる「簡易防音室」を発売したわけ 個室空間と遮音性へのこだわり
  • 佐久間宣行が星野源&若林正恭との『LIGHTHOUSE』で感じた“セルフケアの重要性”  「共感性が高いことは大事だが、この時代に生きるのは大変」

    佐久間宣行が星野源&若林正恭との『LIGHTHOUSE』で感じた“セルフケアの重要性”  「共感性が高いことは大事だが、この時代に生きるのは大変」 星野源と若林正恭によるNetflix番組『LIGHTHOUSE』が大きな話題となっている。全6回、月に一度のふたりが“悩み”をテーマに語り合う様子を、半年間記録したトーク番組だ。 星野と若林はこれまで、『あちこちオードリー』(テレビ東京)での星野のゲスト出演や、星野源オフィシャルイヤーブック『YELLOW MAGAZINE 2021-2022』での対談、『星野源のオールナイトニッポン』で披露された楽曲「Pop Virus feat.MC.waka」、オールナイトニッポン55周年記念ジングルなど、数々のコラボレーションと会話を続けてきた。 若き日の葛藤、人間関係の苦しみ、社会への意識、クリエイターとしての内省など、共鳴するふたりが紡ぎ出す言葉に注

    佐久間宣行が星野源&若林正恭との『LIGHTHOUSE』で感じた“セルフケアの重要性”  「共感性が高いことは大事だが、この時代に生きるのは大変」
  • 日本の歴史上、最も有名な武家法「御成敗式目」はなにが画期的だったのか? 気鋭の歴史学者・佐藤雄基に訊く

    1232年、鎌倉幕府三代執権の北条泰時により制定された初の武家法「御成敗式目」は、日歴史上「最も有名な武家法」とも称され、今なお広くその名が知られている。しかし、その内容が詳らかに知られてはいないだろう。 中公新書より刊行された『御成敗式目 鎌倉武士の法と生活』は、同法の主要な条文を詳しく解説、実態や後世への影響を明らかにした一冊だ。著者の佐藤雄基氏に、同書の狙いと「御成敗式目」の先進性について話を聞いた。(編集部) 佐藤雄基氏 ――「御成敗式目」と言えば、昨年(2022年)放送されたNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では坂口健太郎さんが演じていた北条泰時が制定した日初の「武家法」として有名ですが、今回それをメインに扱った新書を執筆しようと思った、そもそもの動機やきっかけは何だったのでしょう? 佐藤雄基(以下、佐藤):私はもともと日の中世の法を研究しています。平安時代の終わりから鎌

    日本の歴史上、最も有名な武家法「御成敗式目」はなにが画期的だったのか? 気鋭の歴史学者・佐藤雄基に訊く
  • YOASOBI、“日本語のように聴こえる英語詞”はどう生まれた? 訳詞担当 Konnie Aokiに聞くこだわりの手法

    YOASOBI、“日語のように聴こえる英語詞”はどう生まれた? 訳詞担当 Konnie Aokiに聞くこだわりの手法 YOASOBIが先日、88rising主催フェス『Head In The Clouds』インドネシア・ジャカルタ公演およびフィリピン・マニラ公演に出演。初めて海外でライブを披露した。それに先駆け、11月18日には英語版音源第二弾『E-SIDE 2』も配信。“日語のようにきこえるが全編英語詞”の空耳リリックでも昨年話題となった「Into The Night」(「夜に駆ける」英語Ver.)はじめ、『E-SIDE 2』でも訳詞を手掛けているのがKonnie Aokiだ。元の歌詞を直訳するにとどまらない、徹底した原曲への理解があるからこそ生まれる訳詞、Konnie Aokiのキャリアとともにそのこだわりに迫る。(編集部) 日語と英語が「空耳」のゾーンまで到達した時に感じた手応

    YOASOBI、“日本語のように聴こえる英語詞”はどう生まれた? 訳詞担当 Konnie Aokiに聞くこだわりの手法
  • 『THE FIRST SLAM DUNK』井上雄彦の絵をいかに3DCGで再現? CG担当が明かす制作過程

    2022年12月に公開され、大ヒットを記録している『THE FIRST SLAM DUNK』。その臨場感あるバスケットボールの試合描写は、観る人に驚きと感動を与え続けている。 作は、3DCGを駆使して格的なバスケットボールの試合を描写したことが称賛されている。リアルな動きながら原作の雰囲気を見事に再現したCGはどのように作られたのか、作のCGディレクターを務めた中沢大樹に話を聞いた。 井上雄彦監督の絵とCGの相性 中沢大樹 ーー中沢さんが作のCGディレクターとして打診された時、どのように感じられましたか? 中沢大樹(以下、中沢):最初に声をかけてもらった時は「スポーツ何やってた?」みたいな聞かれ方でした。それで、「中学でバレーボール、高校でテニスです」と答えると、「ああ……」みたいな反応をされつつ(苦笑)、「こういう作品があるんだけど」と切り出されたんです。『SLAM DUNK』は

    『THE FIRST SLAM DUNK』井上雄彦の絵をいかに3DCGで再現? CG担当が明かす制作過程
  • 『ゼロの使い魔』『異世界はスマートフォンとともに。』兎塚エイジが語る、 2000年代のライトノベルの仕事と時代背景

    『ゼロの使い魔』『異世界はスマートフォンとともに。』兎塚エイジが語る、 2000年代のライトノベル仕事と時代背景 「このバカ犬~!」というセリフから、釘宮理恵の声が再生された人も多いのではないだろうか。オタク界に空前の“ツンデレブーム”を巻き起こした、2000年代のライトノベルの金字塔といえば『ゼロの使い魔』である。そのキャラクターデザインと挿絵を手掛けたのがイラストレーターの兎塚エイジだ。 兎塚は18年に渡って、美少女ゲームからライトノベル、そしてスマホゲームまで多岐にわたるイラストを第一線で描いてきた。日のサブカルチャーやイラストゲーム文化が大きく発展してきた2000年以降を、兎塚はどう見てきたのか。単独インタビューを敢行し、その歴史を紐解いてみた。 ライトノベル仕事から『ゼロの使い魔』誕生まで ――兎塚先生が初めてライトノベルイラストを手掛けたのは、何という作品でしょうか。

    『ゼロの使い魔』『異世界はスマートフォンとともに。』兎塚エイジが語る、 2000年代のライトノベルの仕事と時代背景
  • 『チェンソーマン』はなぜ“実写映画的”なアニメになったのか 脚本・瀬古浩司インタビュー

    藤本タツキ原作のTVアニメ『チェンソーマン』が放送スタートした。 熱狂的なファンを獲得している同作のアニメ制作を手掛けるのは、『進撃の巨人 The Final Season』や『呪術廻戦』を作ってきたMAPPA。そして、作の脚を手掛けるのは、数々のヒットアニメの脚を手掛けてきた瀬古浩司だ。 近年、数多くのアニメ作品の脚を任されている瀬古だが、そんな彼から見て『チェンソーマン』の魅力とは何か、その魅力を映像に翻訳するためにどんなことを考えて執筆したのかなどについて話を聞いた。(杉穂高) 原作ものは愛情とリスペクトが出発点 ――瀬古さんは原作を読んだ時、どんな印象を抱きましたか? 瀬古浩司(以下、瀬古):すごく映画的な漫画だと思いました。モノローグは少なく、カメラワークは時にダイナミックで時に繊細、画面には常に空気が流れている(たとえば常に埃が舞っていたり風が吹いていたりする)ように

    『チェンソーマン』はなぜ“実写映画的”なアニメになったのか 脚本・瀬古浩司インタビュー
  • 『ククルス・ドアンの島』はなぜ映画として蘇ったのか 安彦良和監督に制作の裏側を聞く

    映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が6月3日に封切られた。作はTVアニメ『機動戦士ガンダム』の1エピソードを、新たな装いと最新技術を駆使して映画化したもの。監督を務める安彦良和はTVアニメ版のメインスタッフだが、1990年代にアニメ制作の現場を離れ、漫画の世界に足場を移している。漫画家としての安彦はガンダムのコミカライズ作品『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(角川書店)を10年にわたって雑誌連載し、アニメ化された際には総監督として久々にアニメ業界に復帰した。 『ククルス・ドアンの島』は、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』(1982年)以来、40年ぶりのガンダム新作映画とされている(劇場公開された『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は、OVAのイベント上映という扱い)。今回は安彦良和監督にTVアニメと映画の違いや、制作現場のこと、キャラクターのことなどを

    『ククルス・ドアンの島』はなぜ映画として蘇ったのか 安彦良和監督に制作の裏側を聞く
  • 【ネタバレ】『エヴァ』は本当に終わったのか 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』徹底考察

    稿には、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の結末を含む内容への言及があります。 2007年からシリーズの公開が始まった、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』。その4作目にして、シリーズ最終作となったのが、タイトルを一新した『シン・エヴァンゲリオン劇場版』だ。TVアニメ版『新世紀エヴァンゲリオン』、旧劇場版を経て、再び出発したシリーズが14年の長期に渡って公開され、前作から8年と数カ月を経て最終作が公開されたというのは、異例づくめといえる出来事だ。このような新シリーズのスケジュールは、庵野秀明監督はじめ作り手側にとっても予想していなかったはずだが、それでも成立してしまうというのは、『エヴァ』全体の熱狂的な人気があってこそだ。製作が長引き延期を重ねながらも、シリーズの興行成績は落ちるどころか、右肩上がりになっていった。 さらに、公開前に発表された「さらば、全てのエヴァンゲリオン。」という、最終作と

    【ネタバレ】『エヴァ』は本当に終わったのか 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』徹底考察
  • “聖飢魔IIの創始者”ダミアン浜田陛下に聞く、Damian Hamada's Creatures始動まで 「曲作りは生涯続けていくつもり」

    “聖飢魔IIの創始者”ダミアン浜田陛下に聞く、Damian Hamada's Creatures始動まで 「曲作りは生涯続けていくつもり」 聖飢魔IIの創始者で初代ギタリスト・ダミアン浜田陛下が、ヘヴィーメタルバンド・Damian Hamada's Creaturesを始動。同バンドは改臟人間にされた6人の“悪魔の僕”によって構成されており、11月25日に『旧約魔界聖書 第Ⅰ章』、12月23日に『旧約魔界聖書 第Ⅱ章』と大聖典(アルバムのようなもの)をリリースする。発売にあたり、リアルサウンドではダミアン浜田陛下へのインタビューの機会を得た。音楽的ルーツや、聖飢魔II脱退からDamian Hamada's Creaturesの活動に至るまでの経緯などを聞く貴重な内容になっている。(編集部) 私が好きなものばかりを集めたらこういう世界観に ーーDamian Hamada's Creature

    “聖飢魔IIの創始者”ダミアン浜田陛下に聞く、Damian Hamada's Creatures始動まで 「曲作りは生涯続けていくつもり」
  • 大石昌良が振り返る「ようこそジャパリパークへ」のすべて 「すごいアニメドリームだった」

    アニメ『けものフレンズ』のオープニング主題歌「ようこそジャパリパークへ」の各バージョン30曲をコンパイルしたベスト盤『ようこそジャパリパークへ〜こんぷりーとべすと〜』がリリースされた。星野源や平井堅など、数多くの著名人に絶賛され、どうぶつビスケッツ×PPPが音楽番組に呼ばれるなど、アニソンの枠を越えて、社会現象を巻き起こすほどの大ヒットとなったことを作詞・作曲・編曲を手がけた大石昌良は、今現在どう受け止めているのか。アニメ主題歌史に大きな“爪痕”を残した「ようこそジャパリパークへ」の裏側を語り尽くしてもらった。(永堀アツオ) “ジャパリパークのテーマソング”がひとつの指針だった ――CDとDVD合わせて全30曲の全てが「ようこそジャパリパークへ」というベスト盤がリリースされました。 大石昌良(以下、大石):これ言っちゃダメかもしれないですけど、やりすぎですよね(笑)。 ――あはははははは。

    大石昌良が振り返る「ようこそジャパリパークへ」のすべて 「すごいアニメドリームだった」
  • ヒトラーの格好にドイツ市民はどう反応したか? 『帰ってきたヒトラー』主演俳優インタビュー

    ヒトラーが現代にタイムスリップしてくる喜劇『帰ってきたヒトラー』が現在公開中だ。作は、2012年にドイツで発売され、200万部を売り上げたティムール・ヴェルメシュによる小説映画化した作品。現代にタイムスリップしてきたヒトラーが、モノマネ芸人としてブレイクし、民衆の心を鷲掴みにしていく模様を描く。ヒトラーに扮した役者が実際にドイツの街に飛び出し、市民やネオナチといった人々の話を聞くなど、セミドキュメンタリー形式を取っている作。リアリティを追求するため、ヒトラー役には知名度の低い舞台俳優を抜擢したという。今回リアルサウンド映画部では、主演のオリヴァー・マスッチにインタビューを実施し、ヒトラー役に臨んだ理由や役作りの背景について聞いた。 「人々が再び洗脳されてしまうリスクを持っているのか試した作品」 ーードイツ人として“ヒトラー”を演じることに対して責任やプレッシャーを感じましたか? オリ

    ヒトラーの格好にドイツ市民はどう反応したか? 『帰ってきたヒトラー』主演俳優インタビュー
  • 『リズと青い鳥』『若おかみは小学生!』『ガルパン』……傑作を生み出す脚本家・吉田玲子とは

    とは、作品の設計図である。設計図が狂っていたらどんな建物も建たないのと同じで、しっかりした脚がなければ、映画もアニメも作れない。映画学校時代、「良い脚を悪い映画にすることはできる、しかし悪い脚を良い映画にはできない」と口酸っぱく講師に言われたことを覚えている。 今、日のアニメ界で最も信頼できる脚家は誰か、と問われれば筆者は「吉田玲子」と即答する。花田十輝も横手美智子も小林靖子も岡田麿里も素晴らしいが、設計図としての脚の安定感が図抜けており、ジャンルを問わず高水準の作品を産み出し続けている。 『映画 聲の形』『リズと青い鳥』などの山田尚子作品、青春映画『夜明け告げるルーのうた』、児童文学の映画化『若おかみは小学生!』や『かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ』、戦車や戦艦のバトルもの『ガールズ&パンツァー』と『ハイスクール・フリート』、女性に人気のスポーツもの『弱虫ペダ

    『リズと青い鳥』『若おかみは小学生!』『ガルパン』……傑作を生み出す脚本家・吉田玲子とは
  • 野木亜紀子が振り返る、『アンナチュラル』の成功 「自分が面白いと思うものをつくっていくしかない」|Real Sound|リアルサウンド 映画部

    石原さとみが主演を務めたドラマ『アンナチュラル』のBlu-ray&DVD-BOXが、7月11日に発売された。不自然死究明研究所(UDIラボ)で働く、死因究明のスペシャリストである解剖医の三澄ミコト(石原さとみ)らが、“不自然な死(アンナチュラル・デス)”の裏側にある真実を突き止めるため奮闘する模様を描いた作は、2018年1月期のTBS金曜ドラマ枠で放送され、全話の平均視聴率11.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。さらに、第44回放送文化基金賞最優秀賞(テレビドラマ部門)や第55回ギャラクシー賞優秀賞(テレビ部門)を受賞するなど、名実ともに大きな話題を呼んだ作品となった。 今回リアルサウンド映画部では、Blu-ray&DVD-BOXのリリースを記念し、聞き手にライターの西森路代氏を迎え、脚を手がけた野木亜紀子にインタビューを行った。作の脚執筆時のエピソードや裏話、またドラマ

    野木亜紀子が振り返る、『アンナチュラル』の成功 「自分が面白いと思うものをつくっていくしかない」|Real Sound|リアルサウンド 映画部
  • 横山克が語る、『ガンダム 鉄血のオルフェンズ』劇伴の音楽的実験と仕掛け 

    4月2日に最終回を迎えるアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(TBS系)。そのサウンドトラック『TVアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」Original Sound Tracks II』が3月29日にリリースされた。劇伴を手がける横山克は、ももいろクローバーZやイヤホンズへの楽曲提供者としての活躍や、昨年だけでも映画『ちはやふる』やドラマ『砂の塔〜知りすぎた隣人〜』(TBS系)、『クローズアップ現代+』(NHK)、アニメ『ブブキ・ブランキ』(TOKYO MX)など、数多くの作品に引っ張りだこの人気音楽作家だ。今回リアルサウンドでは、横山が『鉄血のオルフェンズ』劇伴に込めた音楽的実験、ハリウッドと日の劇伴の違いなどについてインタビュー。マリアッチ、バルカンブラス、ストンプといった様々なジャンルの音楽や、Snarky PuppyにNew York Gypsy All St

    横山克が語る、『ガンダム 鉄血のオルフェンズ』劇伴の音楽的実験と仕掛け 
  • 『シン・ゴジラ』脚本から見えた“もう一つの物語” 『ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ』徹底考察

    第90回『キネマ旬報』ベストテンが1月10日に発表された。2016年の日映画ベストワンには『この世界の片隅に』(16年)が選出され、監督賞には同作を監督した片渕須直が選ばれた。ベスト2位に選出された『シン・ゴジラ』(16年)の庵野秀明監督は脚賞を受賞。片淵監督は『魔女の宅急便』(89年)で演出補を務め、庵野監督は『風の谷のナウシカ』(84年)の原画担当からプロとしてのキャリアをスタートさせたことで知られているが、奇しくも宮﨑駿と縁深い監督たちが、監督賞・脚賞を受賞したことになる。 さて、脚賞を受賞した『シン・ゴジラ』だが、昨年末に発売された製作資料集『ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ』(株式会社カラー)に脚が収録されたことで、活字で目にすることができるようになった。しかも、この大冊には関連の図版、関係者インタビューはもとより、複数の初期プロットから、準備稿、決定稿、完成した映画から

    『シン・ゴジラ』脚本から見えた“もう一つの物語” 『ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ』徹底考察
  • 庵野秀明に実写を撮らせた男、甘木モリオが語るプロデューサーの資質「嫌われる覚悟が必要」

    スペースシャワーTVの高根順次プロデューサーによるインタビュー連載「映画業界のキーマン直撃!!」第7回には、『シン・ゴジラ』の製作を手がけたプロダクション、株式会社シネバザールにて代表取締役を務める甘木モリオ氏が登場。『平成ガメラ三部作』や『ラブ&ポップ』、『パコと魔法の絵』『20世紀少年』『太平洋の奇跡』『監督失格』『私の奴隷になりなさい』『へルタースケルター』など、数多くの邦画をプロデュースしてきた同氏に、映画製作において大切にしていることや、プロデューサーという仕事の特殊性、その哲学まで、じっくりと話を聞いた。(編集部) 映画は必ずしも監督だけのものじゃない ーー甘木さんは、どんな風にして映画業界に入ったのでしょう。 甘木:地元の福岡の高校を卒業してすぐ、今村昌平さんが校長を務める日映画大学(当時は横浜放送映画専門学院)に入学して、2年間過ごしましたが、ほとんど学校は行ってません

    庵野秀明に実写を撮らせた男、甘木モリオが語るプロデューサーの資質「嫌われる覚悟が必要」
  • 『君の名は。』エグゼクティブプロデューサーが語る、大ヒットの要因と東宝好調の秘訣

    全国映画週末興行ランキングで7週連続1位を記録し(興行通信社調べ)、観客動員は1000万人超え、10月10日までで興行収入145億6000万円を超える大ヒットになった『君の名は。』。社会現象と化した『君の名は。』の大ヒットについては、さまざまなメディアでも分析が行われている。今回リアルサウンド映画部では、大ヒットの要因をさらに深掘りすべく、作のキーマンのひとり、38歳にしてエグゼクティブプロデューサーを務めた古澤佳寛氏にインタビュー。東宝がオリジナルのアニメで勝負をしようとした製作背景から、大ヒットに繋がることになった要因、そして新海誠に続く未来を担う若き才能についてまで、じっくりと語ってもらった。 「当初の興行収入目標は20億だった」 ーーそもそも『君の名は。』はどのような形で製作が始まったのでしょうか? 古澤佳寛(以下、古澤):私は所属している映像事業部においては、コンテンツの権利獲

    『君の名は。』エグゼクティブプロデューサーが語る、大ヒットの要因と東宝好調の秘訣
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