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ブックマーク / hazardlamp.blog.jp (113)

  • おはようございます / ものすごい【アルバムレビュー】 : DIVE INTO THE MUSIC

    リリース: 2015/12/31 (コミックマーケット89) 試聴: YouTube 販売: BOOTH / Amazon.co.jp ※画像をクリックorタップすると、 バンド公式サイトへジャンプします。 バンド名は「おはようございます」、デビュー曲は「すごい」、初音源は「ものすごい」。何だか人を喰ったようなネーミングだが、サウンドはダウンチューニングを施されデスヴォイスが乱れ飛ぶバッキバキでズンズンのハードコアメタルだ。バンドの核にして全作詞曲を手掛けるのはベースの””。の旧友でギター&コーラスの”椰”、そして1年以上に渡り熾烈を極めたというわけでもないオーディションの末に加入したボーカルの”鯖”、以上の3名で結成されたバンドだ。ドラムは現在募集中とのことで、MVやライブにはサポートを迎えている。 ””は”P”としてVOCALOIDを起用した活動を長く続けており、先述のハードコ

    おはようございます / ものすごい【アルバムレビュー】 : DIVE INTO THE MUSIC
  • Hiroyuki Oda Pres.HSP(鼻そうめんP) / Works 15 【アルバムレビュー】 : DIVE INTO THE MUSIC

    リリース: 2015/12/31 (コミックマーケット89) 試聴: ニコニコ動画 販売: 会場限定 ※画像をクリックorタップすると、 アーティスト公式サイトへジャンプします。 前作「Works 11-14」より1年4ヶ月、コミケ3回分というHSPとしては比較的短いスパンでリリースされたニューアルバム。オリジナル曲「Isotext」「Shiro」とリメイク「Incarnation(2015 Remix)」、そして恐るべき再生数を記録したス◯夫Remix(EDM)は既にニコニコ動画とYouTubeに投稿されたトラックだ。さらにClean Tearsリミックスアルバム参加音源である「Inverse Relation(HSP Remix)」を含め既出音源は5曲、新曲・新リメイクを4曲加えた計9曲60分、HSP流のプログレッシブトランスを存分に堪能できるアルバムとなっている。 前作「Works

    Hiroyuki Oda Pres.HSP(鼻そうめんP) / Works 15 【アルバムレビュー】 : DIVE INTO THE MUSIC
  • 2015年ベストアルバム 総合20選 : DIVE INTO THE MUSIC

    新年あけましておめでとうございます。今年も当ブログをよろしくお願いします。 早速ですが、2015年ベストアルバム20選を公開します。今回は全ジャンルぶっこみ&順位付け無しです。そして順不同。 当は昨年のうちに公開したかったけど、選び終えた時点で放置してたら初日の出を迎えてました・・・。 Amahisa / Reconstruct-spica リリース: 2015/10/4 試聴: ニコニコ動画 / Soundcloud 販売: BOOTH ※画像をクリックorタップすると、 アーティスト公式サイトへジャンプします。 1枚丸ごと泉和良の小説「spica」へのオマージュが詰め込まれている。それだけではなく、音楽は泉和良の手掛けるゲームプロジェクト「アンディー・メンテ」からのアレンジとなっており、同一人物が別々に発表した小説音楽を用いて「泉和良」という世界を改めて構築した類まれなるコンセプト

    2015年ベストアルバム 総合20選 : DIVE INTO THE MUSIC
  • C88お疲れ様でした+買ったもの一覧 : DIVE INTO THE MUSIC

    わぬ顔で更新。 夏コミお疲れ様でした。今年はかなり涼しくて過ごしやすかったですね。 気合入れて100枚用意したギャ◯ビーも結局10枚くらいしか使いませんでした。 これまた大量に用意した塩飴も余ったので、この夏の間に頑張って消費しないと。 というわけで、買ったもの一覧です。 全くノーチェックだった企業ブースで意外と収穫があり、使用額は予定より多め。 そして明後日(8/18)からはタワレコポイント10倍セールなのでお財布のライフがやばい(満面の笑顔)。 あ、タワレコオンラインのポイント10倍キャンペーンはクーポンも併用できるので、10%OFFクーポンを使えば実質最大19%OFFになります。ものによってはアマゾン以上の値引率になるのでおすすめ。 1日目・・・11冊、CD1枚、おまけグッズ諸々 2日目・・・休憩 3日目・・・8冊、CD27枚、CD付き1冊、おまけグッズ諸々 合計額・・・4

    C88お疲れ様でした+買ったもの一覧 : DIVE INTO THE MUSIC
  • 【アルバムレビュー】Merkabah / Moloch : DIVE INTO THE MUSIC

    先日のM3で買ったCDのレビュー、どれから書こうか悩みに悩んで結局まだ書けていないという何とも情けない話ですが、つい最近知ったこのバンドのアルバムがクリーンヒットしたので(M3とは無関係ですが)一筆書かせて頂きます。 ポーランドで結成された4人組インストゥルメンタル・バンド「Merkabah」。ざっと調べたところFacebookとBandcampしか見当たらず途方に暮れていたのですが、その最新作「Moloch」が凄まじいの一言でした。 Merkabah / Moloch リリース: 2014/3/28 ジャンル: プログレッシブ/ノイズ/エクスペリメンタル/ サイケデリック/音響/ロック Download: Bandcamp ※画像をクリックすると、 アーティスト公式サイトへジャンプします。 とある知人が「downy好きならいける」と言ってた通り、しょっぱなからギターもベースもドラムもドロ

    【アルバムレビュー】Merkabah / Moloch : DIVE INTO THE MUSIC
    hazardlamp0855
    hazardlamp0855 2015/05/26
    ひっさびさのCDレビューを今しがた投げました。サックスを全面的にフィーチャーした闇のプログレを堪能できます。
  • 【アルバムレビュー】 志方あきこ / 歯車館のエルデ 他1枚 : DIVE INTO THE MUSIC

    C87で購入したCDのレビュー、今回は志方あきこさんのアルバム「歯車館のエルデ」と、イベント限定CD「Sorso」の2枚です。 志方あきこさんは同人音楽出身の方ですが、現在は「アルトネリコ」シリーズを始めとしたゲーム音楽でも活動しています。主に”民族調”を中心に手がけており、同人音楽界隈へサウンド面で与えた影響も大きいと言われているそうです。こういった重厚な民族調の他には、オルゴールを用いたシンプルな楽曲を制作することも多く、今回レビューさせて頂くアルバムはいずれもほぼオルゴールだけで構成されています。 志方あきこ / 歯車館のエルデ リリース: 2013/08/12 ジャンル: 物語音楽 販売: 即売会・ステラワース ※画像をクリックすると、 アーティスト公式サイトへジャンプします。 このアルバムは、構成される音のほぼすべてがオルゴールだ。オルゴールが主旋律を歌う音楽、ではなく当にオル

    【アルバムレビュー】 志方あきこ / 歯車館のエルデ 他1枚 : DIVE INTO THE MUSIC
  • 【アルバムレビュー】 鹿乃 / グッドハロー : DIVE INTO THE MUSIC

    C87で買ったCDのレビュー、今回は歌い手・鹿乃(かの)さんのオリジナル新譜「グッドハロー」です。 そのささやき声は愛らしくあると同時に芯の強さも併せ持っており、滑舌の良さもあってか、歌に込められたメッセージを真っ直ぐに伝える力強さを感じさせてくれます。また、鹿乃さんは”歌ってみた”の動画を投稿するだけでなく、同人CDも数多くリリースしているのですが、意外にもオリジナルアルバムはこの「グッドハロー」が初となります。 鹿乃 / グッドハロー リリース: 2014/12/30 ジャンル: ポップス・ロック 販売: Amazon.co.jp / とらのあな / アニメイト ※画像をクリックすると、 アルバム詳細ページへジャンプします。 1曲目「グッドナイトエヴリワン」はナノウ提供のロックバラード。全体を通して感傷の塊のような曲なのだが、サビのベースでそれが一気に爆発するのでたまらない。大サビ直前

  • 【アルバムレビュー】 すこっぷ / Forgive Forget : DIVE INTO THE MUSIC

    C87で買った作品のレビューを再開!今回は「すこっぷ」さん7作目となるオリジナルアルバム「Forgive Forget」です。 「マリオネットシンドローム」「指切り」「アイロニ」等の曲で知られるボカロP・すこっぷさんは、女性の精緻な心情を表現した卓越した歌詞で有名ですが、作編曲のスキルも極めて安定しています。時に哀愁ある、時に温かい、時に感傷的に奏でるサウンドは一見バラけているように思えて、実はそのすべてに一軸の通った「節」を感じさせ、「すこっぷの作るポップス」は確固たるブランドとして成立しているのです。 ちなみに、このアルバムに収録されている曲はニコニコ動画やYouTube等には事前にアップロードされておらず、すべてが新曲となっています。 すこっぷ / Forgive Forget リリース: 2014/12/30 ジャンル: ポップス・ロック 販売: Amazon.co.jp / と

  • 【アルバムレビュー】 Nem / ボクとキミとの時間旅行 : DIVE INTO THE MUSIC

    Nemさんのメジャー2枚目となるアルバム「ボクとキミとの時間旅行」をレビューします。 2009年6月26日、VOCALOIDのGUMIが発売されると同時に「宵闇のアウグスティン」を発表してボカロPとしての活動を開始しました。その後「シザーハンズ」「嗚呼、素晴らしきニャン生」等のヒット曲を連発、ロックやポップスを基としつつ、少し哀愁を感じさせるテイストの楽曲を得意としています。このアルバムは、2012年6月20日リリースのベストアルバム「from Neverland ~Best of Nem~」以来、実に2年半ぶりとなる人名義のソロアルバムです。 Nem / ボクとキミとの時間旅行 リリース: 2015/01/07 ジャンル: J-POP・歌謡ロック他 販売: Amazon.co.jp / TOWER RECORDS ※画像をクリックすると、 アルバム詳細ページへジャンプします。 歌謡曲

    【アルバムレビュー】 Nem / ボクとキミとの時間旅行 : DIVE INTO THE MUSIC
  • 【追悼】 Origaさんの歌声を忘れないための4枚のアルバム : DIVE INTO THE MUSIC

    44歳というあまりもの若さで逝ってしまった、ロシア人歌手のOriga(オリガ)さん。「攻殻機動隊 Stand Alone Complex」の主題歌が突出して有名ですが、ほかにも数多くの作品を残されました。 その独特の美しさを持つ歌声は、1994年のデビュー以来ずっと変わっていません。彼女の歌声を歴史の彼方に押しやってしまわないように、彼女の足跡を忘れないための4枚のアルバムをご紹介します。 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society O.S.T とは言うものの、やはり「攻殻機動隊」そして「菅野よう子」とのタッグは極めて多くのリスナーに衝撃を与えたものと思われます。最初の主題歌「inner universe」と2番目の主題歌「rise」は、ロシア語と英語が複雑に絡み合った非常に難しい歌でしたが、Origaさんは難なく歌い上げています。ここではあ

    【追悼】 Origaさんの歌声を忘れないための4枚のアルバム : DIVE INTO THE MUSIC
  • 【アルバムレビュー】 Clean Tears / Sound Collection - Another Original : DIVE INTO THE MUSIC

    C87で買った作品のレビュー、今回はClean Tearsさんの新譜「Sound Collection - Another Original」です。 ベストアルバム「Sound Collection - New Original」と同時にリリースされたこのアルバムは、Clean Tearsさん自身を含む8名のトラックメイカーによるRemix Albumです。参加者はClean Tears / Aether_Eru / かめりあ / HSP(鼻そうめんP) / Kenichi Chiba / SuketchP(すけっちP) / takamatt /  定額P(Junk)となり(順不同)、各トラックからはリミキサーそれぞれの作風がにじみ出ています。 Clean Tears / Sound Collection - Another Original Clean Tearsはトランス等の四つ打ち音

    【アルバムレビュー】 Clean Tears / Sound Collection - Another Original : DIVE INTO THE MUSIC
  • 【アルバムレビュー】 baker / changed man - baker vocaloid best 2007-2014 : DIVE INTO THE MUSIC

    C87で買った作品のレビュー、今回はbakerさんのVOCALOIDベスト盤「changed man」です。 初音ミクブーム初期から現在に至るまで、足掛け7年以上ボカロPの活動を継続しており(創作活動自体はその倍以上続けていますが)、ベテラン中のベテランとも言えるbakerさんですが、これまで発表してきた主だった楽曲を網羅したベストアルバムは、同人でも商業でもリリースされていませんでした。そんな中、最初期の「celluloid」から現時点での最新動画「君が君が」までのVOCALOIDオリジナル12曲に、新曲「changed man」を加えたベストアルバムが、同人CDとしてついにリリースされたのです。 baker / changed man - baker vocaloid best 2007-2014 リリース: 2014/12/30 ジャンル: ポップス・ロック・エレクトロ 販売: MO

  • 【アルバムレビュー】 黒魔 / 妄想探検記 : DIVE INTO THE MUSIC

    C87で買ったCD・の感想、今回は黒魔さんのニューアルバム「妄想探検記」です。 チップチューンを自由自在に駆使し、ポップスやロック、アンビエントなど様々な形の音楽を作るスタイルでコンスタントに活動しています。2014年夏の「想いで旅行記」はピアノを軸にしたアンビエント中心で、夢日記のような幻想的なコンセプトアルバムでしたが、今回のアルバムでは一転、チップチューンの魂を持った激アツ中二パワーが炸裂しています。 黒魔 / 妄想探検記 黒魔の音楽は、チップチューンとイコールで結べると言っても過言ではない。ロック、ポップス、エレクトロニカ、アンビエント・・・様々なジャンルを手掛けている中でも、8bitの音色は随所で必ず現れ、どの曲でもこのシンプルながらも明るく主張の強い楽器が決まって曲の主軸を成すのである。アルバムのジャンル欄では便宜的に「チップチューン」と書いたが、実際には”楽器としてのチップ

    【アルバムレビュー】 黒魔 / 妄想探検記 : DIVE INTO THE MUSIC
  • ボーマス31が超会議2015併設でM3と被った模様 : DIVE INTO THE MUSIC

    記事の中身はタイトルそのままです。むしろタイトルだけ読めばOKですね。 2015/4/25(土)~26(日) THE VOC@LOiD 超M@STER 31(超ボーマス31) http://ketto.com/tvm/ 2015/4/26(日) M3 - 2015春 http://www.m3net.jp/ Ω<どうやら今年も被ってしまったようだな・・・。 ⊿<ああ、また幕張と流通センターをハシゴする日が来るのか・・・。 開催期間の近い2つのイベント、これまでは奇跡的に重複しなかったのですが(連チャンとかはあったけど)、2014年ついにブッキング、そして今年もその流れは変えられませんでした。 ボカロ同人CDをたしなむ面々にとっては、片方を選択して涙を呑むか、両方はしごして気力を使い果たすかの厳しい二択を迫られることになります。あ、通販組はいつも通り待機でいいと思います。 しかし幸い、超ボー

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  • 【アルバムレビュー】 島村秀行とbermei.inazawa / 僕らの音楽ロンサムCD : DIVE INTO THE MUSIC

    C87で買ったすべての作品をレビューする一人企画、ようやく折り返し地点に差し掛かってきました。 今回紹介するのは、大江戸宅急便の島村秀行さんと、Campanellaのbermei.inazawaさんが合作した「僕らの音楽 ロンサムCD」です。 長らく交流があり、同人音楽のキャリアもベテランの域に達している二人。そんな二人がガチンコ共作で童謡アレンジCDを制作、その果て無き血と闘争と汗と涙の結晶とも言うべきこのアルバムが、どうしてこうなったのでしょう。全くもって不思議でなりません。そもそもこのアルバムが出来た経緯自体に色々あるのですが、続きは文で。 島村秀行とbermei.inazawa / 僕らの音楽ロンサムCD このアルバムは、一言で言うなら「センスある大人が気でふざけた企画のアーカイブ」である。通常、才能あるアーティストが”遊んだ””ふざけた”と自ら語った作品は往々にしてとんでもな

    【アルバムレビュー】 島村秀行とbermei.inazawa / 僕らの音楽ロンサムCD : DIVE INTO THE MUSIC
  • レビューを投稿したアルバム一覧 : DIVE INTO THE MUSIC

    ※作者名、あるいはサークル名順で並べています。(A → Z、あ → ん、数字→記号) ※画像をクリックorタップすると、レビュー記事へジャンプします。 ※タイトルが太字のアルバムは単独記事があります。それ以外のアルバムはテーマ記事内での紹介となります。 続きを読む

    レビューを投稿したアルバム一覧 : DIVE INTO THE MUSIC
  • 【ブックレビュー】 ピノキオピー ビジュアルコレクション「OSOBA」 : DIVE INTO THE MUSIC

    C87で買った作品のレビュー、今度はの紹介です。 音楽だけでなく絵も描くボカロP・ピノキオピー。これまでに同人で6枚、商業レーベルから2枚のCDをリリースしていますが、画集はこれが初となります。 発行した2014年末時点での最新作から、2009年の活動開始時までを遡り、その期間のほぼすべてのイラストを網羅した構成となっています。またそれだけでなく、それぞれの絵に寄せられたコメントが非常にリアルで生々しいため、ひとつの文化資料としての価値も高い一冊です。"ピノキオピーの視点から見たボカロ界隈の歴史書"とも言えるでしょう。当時の雰囲気を知っている人なら、尚更感傷に浸れるのではないでしょうか。 ピノキオピー ビジュアルコレクション「OSOBA」 この画集に収録されているイラストは、基的に自身のオリジナル曲動画のために描いたものなので、こうして画集の形で横断的に鑑賞していると、これまでに見えて

  • 【アルバムレビュー】 fusz / phos : DIVE INTO THE MUSIC

    C87で買った作品のレビュー、12目はレーベル「fusz」によるエレクトロニカ・コンピレーション「phos」。 名盤「lost in thought」(→当ブログでも紹介しております)を2014年夏に企画・リリースしたtrorezことmasahiro odaが、同人ベースで新たに興したレーベル「fusz」から2014年冬に出した第2弾リリースです。レーベルとしては第1弾ということになりますが、この2枚はほぼ地続きであると筆者は解釈しているため、便宜上第2弾として扱うことにします。 第1弾の楽曲参加者は7名でしたが、第2弾は11名とボリュームアップ。また、前作から面子をほぼ総入れ替えした結果、アルバム全体の方向性もがらりと変わり大変面白くなっています。ちなみに、ジャケットイラストを手掛けた「Niente」(→人サイト)は、このアルバムに5曲目「alumina」を提供しているトラックメイカ

    【アルバムレビュー】 fusz / phos : DIVE INTO THE MUSIC
  • 【アルバムレビュー】 AVTechNO! / 17K -Disorder : DIVE INTO THE MUSIC

    C87で買ったCD・のレビュー、11目はAVTechNO! (アドバンステクノ)の最新作「17k -Disorder」。 主にVOCALOID・巡音ルカを用いたテクノサウンドが作風の中心となります。テクノと言っても狭義のそれではなく、ドラムンベースやアンビエントなど様々なジャンルの色を足して混ぜあわせた結果、独特の響きを持つ楽曲が次々と生まれています。 同人活動も積極的で、これまでにリリースしたCDはおそらく10枚では効かないでしょう。個人的には、これらの同人CDの他にも、代表作を多数収録したベスト盤「AVTechNO! Collection Thank you pack!」が価格も非常に手頃で(むしろこの価格でいいのか疑惑も…)おすすめです。 AVTechNO! / 17K -Disorder AVTechNO!の音楽を一言で表現するなら「衝動」だ。作曲家は”ジャンルを意識して作曲す

  • 【アルバムレビュー】 きくお / きくおミク4 : DIVE INTO THE MUSIC

    C87で買ったCDのレビュー、10目はきくお4作目となるVOCALOIDアルバム、その名もずばり「きくおミク4」。 2013年夏の「きくおミク3」から1年4ヶ月ぶりとなる、初音ミク歌唱のフルアルバムとなります。今作では、これまで以上にアルバム全体でのまとまりが強く意識されており、リリース直前に公開された数曲以外はほぼすべて新曲となります(ボーナストラック除く)。 きくおというミュージシャンはとにかく攻撃的な曲を作ります。音の打撃と洪水による”物理攻撃”、急展開する曲調や過激な歌詞世界による”精神攻撃”の2つを軸に、波状的にリスナーに迫りゆくオーラは唯一無二のセンスを感じさせます。しかし、今回の「きくおミク4」では音そのものの激しさは鳴りを潜め、代わりに曲の持つ世界観を緻密に練り込んでいます。結果として、おそろしく聴きやすいにもかかわらず、これまでで最も尖ったアルバムが完成したのです。 き

    【アルバムレビュー】 きくお / きくおミク4 : DIVE INTO THE MUSIC