![Amazon.co.jp: 暇と退屈の倫理学: 國分功一郎: 本](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/29f1cd5bfd3fd3b65198bf4704edbc30a300a5a8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41mR4ksc%2BHL._SL500_.jpg)
若手哲学者が、自分の人生上の問題意識から、「暇と退屈」にまつわる知を探索する。意外に多くの学者名が出てくるけれど、中心はやはりハイデッガーの退屈論だろうか。正直言うと、私はハイデッガーは、主著の『存在と時間』など数冊しか読んでいない(この退屈論が収められている『形而上学の根本諸概念』も・・・)のだが、ちょっと読んでみたくなった。 さて、ハイデッガーは退屈を、3種類に分けている。一つは、数時間後にしか来ない電車を待っている時のような、「何かによって退屈させられている状態」、二つ目は、楽しいパーティーの後で事後的にふと気づくような、「何かに際して退屈する状態」、そして三つ目は、気晴らしさえ不可能な「何となく退屈」である。第一から第二、第三へ進むにしたがって、退屈は深化してゆく。そして第三の退屈のなかで、人間の自由の可能性が示され、そこでハイデッガーは「決断せよ」と迫るのだ。 ここからが著者のオ
しばらく前の記事で米国の大学での専攻と年収との関係について紹介しました。 その中でエンジニアリング系のお給料が高いことに多くの読者から驚嘆の声が上がりました。 「日本とちょっと勝手が違うな」 そういう感想が多かったです。 ただコメント欄でのやり取りにも出てきますが、この調査はあくまでも学部レベルだと思うので、院卒になるとまた別だと思うのです。 法律の分野ではロースクールに行かないと意味が無いし、金融系はMBAを取得してはじめてキャリアの道が開けるのが実情だと思います。 米国の私学の学費がバカ高いことも指摘しましたけど、その上、ロースクールやMBAということになると親としてはお金が幾らあっても足らない状態になるわけです。 ちょっと話が脱線しますけど、ロースクールに行けば生涯安泰かと言えば、それは違います。 サブプライム・バブルが弾けた時、有名な大手法律事務所がその年の新規採用を大幅に削減しま
印刷 関連トピックス原子力発電所東京電力セシウム137の土壌中の分布 東京電力福島第一原発の事故で大気中に放出された放射性物質が、西日本や北海道にも拡散しているとの解析を日米欧の研究チームがまとめた。15日の米国科学アカデミー紀要電子版に発表する。文部科学省は長野・群馬県境で汚染の広がりはとどまったとの見解を示したが、以西でも「わずかだが沈着している可能性がある」と指摘した。 米宇宙研究大学連合(USRA)の安成哲平研究員らの研究チームは、大気中の汚染物質の拡散を20キロ四方で計算するシステムを使い、事故後の天候や雨による放射性物質の降下を加味してシミュレーション。文科省によるセシウム137の測定値で補正して、3月20日から4月19日までの沈着量を算出した。 分布状況は文科省の観測の傾向と一致していたが、岐阜県や中国・四国地方の山間部で、原発由来の放射性物質が沈着している可能性が示さ
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