金正日死去の報、届く。月並みだが、これを契機として、北朝鮮がよりましな体制になり、餓死者なども減ってくれると良いのだが。もちろん、拉致問題の解決も。 今日はたまたま、こんな本を読んでいた。まだ若いライターが、独裁者が若い頃にどんな教育を受け、どんな教養を積んだのかに重点を置いて書かれた本。残念ながら、金正日については、章を割いて書かれてはいない(コラムの中に短くは出てくるが)。章を割かれているのは、毛沢東やヒトラー、ポルポト、スターリンなどである。リークワンユーを混ぜるのは、ちょっと彼に気の毒な気もする。ポルポトが好人物と見られていたというのは意外だが、まあ好人物でなければ、相手を油断させ、大量粛清をすることはできなかったのかもしれない。康生にしたって、一部の人には温厚な学者と映っていたのだから。 さて、本書の魅力はむしろ、合間に挿入された、中国・ミャンマー国境のワ族支配地(いわゆる「黄金
![2011-12-19](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/06a15c64ba0ceec233d86d71001ebb29a9dcbf5d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.blog.st-hatena.com%2Fimages%2Ftheme%2Fog-image-1500.png)