23日午後8時10分ごろ、JR東京駅(東京都千代田区)の中央線のホームから女性が線路に転落し、停止間際の中央線に接触して負傷した。目撃情報などから女性を突き落としたとして、警視庁丸の内署は殺人未遂の現行犯で男を逮捕した。同署によると、女性は顔から血を流すなどしているが意識はあり、命に別条はないとみられる。 男は大阪府富田林市若松町、無職、太田周作容疑者(24)。被害者は東京都小平市の女性(60)。同署によると、太田容疑者は容疑を認め、「死にたくて、死刑になりたくてやった」と供述している。 駅構内にいた東京都港区の男性会社員(40)は目撃者の話として、「男がわめきながら女性を突き落とした。女性はあおむけに倒れ、『痛い』とうめき声をあげていた」と話した。 この男性会社員によると、太田容疑者とみられる男はエスカレーターに向かって走って逃げたが、乗客数人が追いかけて取り押さえたという。