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ブックマーク / sweetacorn.blog108.fc2.com (5)

  • コトバの持つ魔力

    今日の「爆笑問題のニッポンの教養」は「コトバから逃げれられないワタクシ」というテーマで、社会言語学の田中克彦名誉教授を訪ねていた。爆笑問題が「漫才師」という言葉を使う職業だけに、また私が言葉を使って毎日ブログをせっせと書いているだけに、とても興味深く見た。 いきなり最初のナレーションからドキっとさせられる。 あなたの言葉は相手に届いていますか。 たった一言で人は近づき、たった一言で人は孤独になる。 当にそのとおり。ネット中心の生活を送っている私にとって、人とのコミュニケーションはほぼ言葉しかない。そんな生活の中で、顔も見えない声も聞こえない人々を相手に、何度孤独を味わい、何度慰められたことであろうか。当に言葉の持つ力は不思議である。 田中先生によれば、生まれてから誰にも教えられなくてもひとりでに身につける言語(=母語)は、一度身につけてしまうと12~13歳ごろまでに型が決まってしまって

    コトバの持つ魔力
    heis101
    heis101 2009/04/23
    「日本人特有の表現だとも言われる『肩こり』。あれだって、『肩こり』なんて言葉があるから「あー肩こった」といういう自覚が芽生えるのだ。」
  • 社会復帰の壁

    夜7:30からやっていた「クローズアップ現代」を見た。『“退院”と言われたけれど ~精神障害者 社会復帰の壁~』というタイトルだったので気になったのだ。 今、精神科病院からおよそ7万人の「精神障害者」を退院させる政策が進められている。対象は既に病状が改善し、医療の点では入院の必要が無いとされているにも関わらず病院で過ごしている「社会的入院」患者である。今回、国は障害者の自立支援や医療費削減などから、政策転換の舵をきった。しかし、長すぎた政策のつけは重く、障害者達にのしかかっている。 (番組ホームページより) 私が思っていた以上に、深刻な問題だった。しかもその歴史は長い。 日の精神医療政策は、1950年に『精神衛生法』が制定されてから、医師の数は一般病院の1/3でいい特例を儲けるなどして、とにかく精神病院の設置をおしすすめたきたそうだ。そうした”収容政策”のために、多くの精神障害者が病院に

    社会復帰の壁
    heis101
    heis101 2009/04/23
    「病院の経営もあって入院患者を退院させることのできない仕組み」←供給者のために需要者が犠牲になることの好例。柔軟な仕組みでないことが敗因か?/脱落者の復帰が困難な(日本固有の)事例は至る所にありそう。
  • 我働くゆえに幸あり?

    今週の「爆笑問題のニッポンの教養」が面白かった。『我働くゆえに幸あり?』というテーマで、教育社会学が専門の田由紀准教授を、東大に訪ねていた。 はじめは、女性の先生だし「社会が悪い政府が悪い」などと早口でまくしたてるので、トッツキにくそうな人だなあと思っていた。が、途中から自分の生い立ちの話を始めた頃から、ああ、この人は私と同人種だと直感した。 議論の題は、おもに日ニート問題について。今の日の若者がだらしないなどと言われるのは「社会のしわよせだ」という田先生。全部若者側に責任を帰属させて、バッシングしておけば済むというのはあんまりだという。 そもそも日は、世界の中ですごく変わった若年労働市場の形をしているのだそうだ。外国の若者は、学校で仕事に役立つ知識や能力をつけ(棒)、自分の力で仕事に飛びこんでいく『棒高跳びモデル』。一方で日の若者の就職を、先生は『赤ちゃん受け渡しモデル』

    我働くゆえに幸あり?
    heis101
    heis101 2009/04/23
    本田由紀氏と爆笑問題の太田氏との問答。/『棒高跳びモデル』『赤ちゃん受け渡しモデル』/「精神的な内面的なしんどさを計るのは難しいけれど、収入とか人間関係とかそいうのは計れる。」
  • 世界は編集されている?

    昨日の「爆笑問題のニッポンの教養」は『世界は編集されている?』というテーマで、編集工学研究所所長の松岡正剛氏を訪ねていた。 編集工学という名前がピンと来なくて、雑誌の編集ぐらいしか思いつかなかった私はあまり内容に関心がなく、昨夜リアルタイムでは見なかった。だが今朝、録画していた番組を見て、それはとても奥の深い哲学であると驚いた。 松岡さんが1990年に編集した著書に「情報の歴史」という、”前代未聞の情報文化史大年表”がある。これは、国別に歴史を描くことをやめ、テーマごとに出来事を分類しそれを横につなげることで、同時代の多様な価値観の比較を試みたものである。「縦割りはきらいだ。横につなげたい。」という松岡さん。そのお話は、私の想像をこえ大変興味深いものだった。 記録してるものをアウトプットするときに、インプットした状態のいろいろな情報とか知識だとか出来事と、それを語ったり再生したりするってい

    世界は編集されている?
    heis101
    heis101 2009/04/23
    「仏像とか神様とかあんなんばっかりですよ。組み合わされてキマイラになる。クリエーション(創造)とかいうけれども、実はそういうのはエディット(編集)じゃないか」
  • 茂木健一郎さん

    『徹子の部屋』なんて久しぶりに見た。「プロフェッショナル」の司会でもおなじみの脳科学者、茂木健一郎さんがゲストだったので、興味があったのだ。 番組は、黒柳徹子さんが用意された質問に回答する形で、理路整然とわかりやすく進行されていた。勝手ながらQ&A形式にまとめておこうと思う。 Q.最近物忘れがひどいです。どうしたらいいですか。 記憶力っていうのは1つの回路なので、鍛えればいくらでも鍛えられるんです。 一番理にかなった方法は、あらゆる感覚を導入する事。五感に訴えかける。そうすると、どんな人でも記憶力は増強できます。例えば、英単語を覚えるんだったら、書きながら声に出して読んで見る。それから目を離して自分で思い描いて再現できるかどうか確かめる。 あと、自分の感情に訴えかけることも、一つの記憶術です。脳の感情のシステムは、記憶のシステムに非常に近い。感情にインパクトがあった事柄は、記憶に鮮明に残る

    茂木健一郎さん
    heis101
    heis101 2009/04/23
    「学びの最大の成果っていうのは自分が変わること。世界が変わって見えることだ。」by養老。逆に言うと、世界が変わって見えないようなものは学びではない。
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