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ブックマーク / shinichiroinaba.hatenablog.com (8)

  • ベンヤミンのいう「神話的暴力」と「神的暴力」の違いは - shinichiroinaba's blog

    要するに オタクの遺伝子 長谷川裕一・SFまんがの世界 作者: 稲葉振一郎出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2005/02/26メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (49件) を見るでいうところの時空犯罪とその不可能性にあたるわけね。 改めて気づきました。 しかしそれって――形而上学的かつ神学的には――まさにそれこそがすべてであると同時に、実践的には何の役にも立たないよね。 「人間は平等である」というテーゼと一緒。 弔いの哲学 (シリーズ 道徳の系譜) 作者: 小泉義之出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1997/08メディア: 単行 クリック: 6回この商品を含むブログ (18件) を見るなんのかんの言ってこれは今なお「神的暴力」についてのもっとも正しい議論(「「暴力批判論」におけるベンヤミンは、政治思想や宗教思想に屈して、

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    heis101
    heis101 2011/03/27
    「ベンヤミンのいう「神話的暴力」と「神的暴力」の違いは稲葉振一郎『オタクの遺伝子』でいうところの時空犯罪とその不可能性にあたるわけね。改めて気づきました。」
  • 都立青山高校模擬授業「社会学入門の入門」 - shinichiroinaba's blog

    またしても用意したレジュメと全然関係ないことをしゃべったよ。即興でしゃべったことを基にここに書いておくよ。 ========== 社会学は経済学政治学と並んで「社会科学」の仲間とされますが、日の大学では大体社会学科は(もちろん、社会学部のないところでは、ですが国公立大学にはほとんど社会学部はありません)文学部に配置されています。なぜこうなっているのかといえば、社会学部は他の社会科学と比べて「主観」、人間の主観的な意識、心をその焦点とするからです。 経済学をはじめとして他の社会科学は「客観」的現実に照準を合わせますが、社会学はこれを無視するわけではないにせよ、人間がそうした「客観」的現実をどう「主観」的に経験し、その経験から「客観」的現実にはたらきかけていくか、を主題とします。その意味で人間の「主観」に照準する文学や人文学と共通するところが大きいのです。 文学部では文学、歴史学、哲学、心

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    heis101 2010/12/23
    「あくまでも近現代を中心に」「「国際関係論」の基礎、入門とは何かといえば、実は「三十年戦争後のウェストファリア条約によって樹立された国家間体制の歴史を勉強すること」に他ならないのです。」
  • お買いもの - shinichiroinaba's blog

    東大合格高校盛衰史 60年間のランキングを分析する (光文社新書) 作者: 小林哲夫出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/09/17メディア: 新書購入: 3人 クリック: 16回この商品を含むブログ (9件) を見る なぜ苅谷さんがおすすめになるのか。 分類思考の世界 (講談社現代新書) 作者: 三中信宏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/09/17メディア: 新書購入: 15人 クリック: 218回この商品を含むブログ (184件) を見る 『系統樹』をとりあえず流したので。 「種」に存在論的根拠はないが認識論的根拠はある、てか(嘘)。 社会科学における「種」の対応物にはいろいろありすぎてどうにもなりません。 とりあえず「二重構造論」とか「発展段階論」とか思い出しますが。

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    heis101 2009/09/22
    「「種」に存在論的根拠はないが認識論的根拠はある、てか(嘘)。社会科学における「種」の対応物にはいろいろありすぎてどうにもなりません。」
  • 稲葉振一郎『理論社会学入門講義(仮)』6月刊行を目指して作業中につき - shinichiroinaba's blog

    さわりを公開します。 前回、19世紀末から20世紀初頭において成熟した「社会学」という学問は、一言でいえば「社会的に共有される形式と、その変容可能性についての学問」である、とまとめました。こういう発想による理論社会学のプロジェクトの頂点が、20世紀中葉のアメリカ合衆国の社会学者、タルコット・パーソンズです。社会を一定の価値観、規範を共有し、それを内面化した人々の集まりとして、そうした人々の行為のネットワーク――システムとして捉え、更にその変動メカニズムまでをモデル化した理論を作ろう――パーソンズはそのように考えて、壮大な理論モデルを試行錯誤して作り上げていきます。今日でもぼくたちはしばしば「社会システム」という言葉づかいに出会いますが、それはパーソンズによって広まったものである、と考えても構いません。 成熟期のパーソンズの理論は「構造機能主義」と形容されます。「機能主義」という言葉は今日で

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    heis101 2009/09/07
  • 稲葉振一郎『社会学入門』(NHKブックス)あとがきに書き忘れた・書けなかったこと(承前) - shinichiroinaba's blog

    社会学入門 〈多元化する時代〉をどう捉えるか (NHKブックス) 作者: 稲葉振一郎出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2009/06/26メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 18人 クリック: 224回この商品を含むブログ (121件) を見る 売るため、読んでもらうための戦略について。 こちらも器用ではないため書けるもの、書きたいものを書くしかないのだが、それでもそれなりに売り込みの工夫は考えないでもなかった。 まず版元とレーベルについて。 なぜNHKブックスか。 伝のあるちくま、中公の両新書には、既に社会学入門書が存在しているので企画が通りにくい。ちくまの内田隆三のものははっきり言ってひとりよがりのダメな(「東大で俺様が社会学を学ぶ」とはよくいったもの)である一方、中公の富永健一のものはオーソドックスな良書であるが、どちらにせよかぶってしまう。内田であれば正直勝てる自信

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  • フーコー講義録をここまでもってきて読む - shinichiroinaba's blog

    というのはいかがなものか。 ミシェル・フーコー講義集成〈6〉社会は防衛しなければならない (コレージュ・ド・フランス講義1975-76) 作者: ミシェルフーコー,Michel Foucault,石田英敬,小野正嗣出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/08/01メディア: 単行 クリック: 36回この商品を含むブログ (30件) を見るミシェル・フーコー講義集成〈7〉安全・領土・人口 (コレージュ・ド・フランス講義1977-78) 作者: ミシェルフーコー,Michel Foucault,高桑和巳出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/06/01メディア: 単行 クリック: 35回この商品を含むブログ (32件) を見る 続きの『生政治の誕生』の翻訳が遅れてるようですが、いつごろ出るんでしょうか。英語の方もまだです。 この辺り、ことに後者と邦訳未刊の続きは例の「統治性

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    heis101 2009/05/20
    西洋政治思想史とフーコーとか。今では顧みられることの少ない前々世紀以前の文献が参照されているらしい
  • フーコーの二つのリベラリズムと憲法学 - shinichiroinaba's blog

    労使関係論サーベイをおっぽって読んでいたAghion & Howitt(500ページだけどAcemogluを見たあとでは短くてやさしく見える! ふしぎ!)を更におっぽって無謀にも石川健治=駒村圭吾=亘理格「論点講座 憲法の解釈」(『法学教室』連載)を延々自分でコピーして(そろそろカネより時間を惜しむ年頃なんですがなんせ不景気で)読んでいる(しかし「憲法訴訟」とか「三段階審査」とかかじる前にやることがいくらでもあるだろうがと自分でも思う。いやでもいいですよこの連載。行政法学の勉強にもなるし)と石川大先生が最終座談会で超不穏な発言を。 私がそういう議論をする下敷きとして念頭に置いているのは、ミシェル・フーコーの1979年辺りの講義録です。その頃の講義において、フーコーは、どういうわけか西ドイツのオルドー・リベラリズムと格闘しており、ミイラ取りがミイラになってしまったみたいな感じになってしまって

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    heis101 2009/05/20
    「特に権限・権力をもっている人々が、そのシステムによって一番被害を受ける人たちの視点で社会を認識する努力を怠らなければ、九十九%の問題は解決する」←これのどこが不穏?怖い警察が不穏なのは分かるのだが…
  • 最適化の続き - shinichiroinaba's blog

    青木先生の講義録にブクマツキまくりにワロタ。「工学」とは書いたが「経済学」とは書いてないですよ念のため。そこから先は自分で考えないと。はあ。 がんばって青木先生のとかその他ネットに散在する解析力学のノートとかをにらみつつ、 力学・場の理論―ランダウ=リフシッツ物理学小教程 (ちくま学芸文庫) 作者: L.D.ランダウ,E.M.リフシッツ,L.D. Landau,E.M. Lifshitz,水戸巌,恒藤敏彦,廣重徹出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/03/10メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 175回この商品を含むブログ (43件) を見るを読み、まずはラグランジアンを自分で解いてオイラー=ラグランジュ方程式を導いてみる。初歩的な計算でも長いことまじめにやってないし、変分法とか初めて聞くからまじきつい。そこからハミルトニアン。 ところで―― http://d.haten

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    heis101
    heis101 2009/05/11
    稲葉振一郎@明治学院大。経済学の人かなーって思ってみたら…『ナウシカ解読 ユートピアの臨界』ちょwwこれ書いた人かww …そのうちチェックする!!
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