先日「権利譲渡によって一晩で50倍以上値上がりした薬」という話があったが、これに対抗し、別の製薬会社が同種の薬剤を1錠あたり約1ドルで販売する計画を明らかにした(TechCrunch)。 問題の薬「Daraprim」は米国ではTuring Pharmaceuticals LLCのみが製造しており、従来1錠辺り13.50ドルだった価格を750ドルに値上げしたことが大きな批判を受けた。新たな薬剤を開発したのはImprimis Pharmaceuticalsという製薬会社で、価格は100錠入りで99ドルだという。この薬剤はジェネリック薬品を含んでいるが、まだ新薬全体としては認可されておらず、投与には医師の判断が必要だという。 なお、Turing社は批判を受けて価格を下げることを表明したが、まだ実際の値下げは行われていないという。