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ブックマーク / www.tachibana-akira.com (15)

  • “ネオリベ化する福祉国家”オランダから日本の未来が見えてくる – 橘玲 公式BLOG

    『マネーポスト』の2013年新春号に書いた記事を、編集部の許可を得て転載します。日ではあまり馴染みのないオランダの政界の話ですが、非常に示唆的です。 なお、文でも述べていますが、この記事の元ネタは水島治郎氏の『反転する福祉国家 オランダモデルの光と影』で、これはヨーロッパの政治状況を考えるうえでの必読書です。 ************************************************************************ 今回は、オランダの政治について書こうと思う。 おそらく、この一行だけで読む気をなくしたひともいるだろう。でもこれは日でいま起きていることを知るうえでたいへん興味深い話なので、しばしおつき合い願いたい。 オランダは、売春とマリファナを合法化した国として有名だ。アムステルダムのホテルに泊まると、各部屋に観光協会の小冊子が置いてあって、そこ

    “ネオリベ化する福祉国家”オランダから日本の未来が見えてくる – 橘玲 公式BLOG
    hengsu
    hengsu 2013/03/08
  • 日本はスピリチュアル社会になっていく? 週刊プレイボーイ連載(69) – 橘玲 公式BLOG

    まず、次の3つの質問に答えてください。 A 悪いことをしたらバチが当たると思いますか? B 良い行ないをしたときも、悪い行ないをしたときも、神や仏はこれを知っていると思いますか? C 悪いことをすれば、たとえその人に何事もなかったとしても、その子や孫に必ず報いがあるという言い伝えがあります。あなたはそう思いますか? おそらくあなたは、いくつかの質問に「いいえ」と答えたでしょう。 次にこの質問を、1976年と2005年の日人に訊いたとしたら、どのような結果になるか想像してください。 世代が変わるにつれて、「はい」と答えるひとの比率は少なくなると思ったのではないでしょうか。76年にこの調査を行なった研究者たちも同じです。「お天道様が見ている」と信じる素朴な道徳感情は、お金がすべてのドライな世の中では廃れていくにちがいないからです。 ところが30年後に同じ質問をしてみると、驚いたことに、「古い

    日本はスピリチュアル社会になっていく? 週刊プレイボーイ連載(69) – 橘玲 公式BLOG
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    hengsu 2012/10/11
    「他人に厳しい」か、なるほど:日本はスピリチュアル社会になっていく? 週刊プレイボーイ連載(69)
  • 尖閣問題で、海外メディアは日本に対して予想以上に厳しい | 橘玲 公式サイト

    上海で反日デモが猛威をふるった9月半ばから昨日まで、香港やシンガポールなどを回った。忘れないうちに、海外メディアの論調で気づいたことをメモしておく。 1)日国内で尖閣諸島が日固有の領土だとされているのと同じように、中国や香港、台湾では「釣魚島」は中国固有の領土で、日によって不法占拠されているというのが常識で、日の主張は一顧だにされていない。日では「中国共産党の偏った歴史教育」が原因といわれるが、香港や台湾中国教育制度とは切り離されており、表現・報道の自由も保障されているのだから、共産党の一党独裁が終わったとしても、日の主張が受け入れられてこの問題が解決することはない。 2)中立系の香港の英字新聞では、日系企業や日系の店舗への暴力行為はChina Riskとして批判的に報じられているが、反日デモの責任は日政府にあるとされている。 3)中国と距離のあるシンガポールでも、メディ

    尖閣問題で、海外メディアは日本に対して予想以上に厳しい | 橘玲 公式サイト
    hengsu
    hengsu 2012/09/27
    『サンデルが『これからの「正義」の話をしよう』で、日本は慰安婦問題で韓国に謝罪すべきだと書いたように、これは欧米の知識層では一般的な主張と考えた方がいい。』橘玲氏のブログより:尖閣問題で、海外メディア
  • GKB47のイタさについて – 橘玲 公式BLOG

    野田政権による自殺対策強化月間のキャッチフレーズ「GKB47」が、あまりの不評のため撤回された。自殺予防に取り組むゲートキーパー(門番)を47都道府県で増やそうというキャンペーンだが、自殺対策に取り組む民間団体などから「自殺問題をバカにしている」「GKBは若者言葉でゴキブリの意味だ」などの批判が噴出したのだという。 一連の騒動についてはアイドルに対する蔑視を感じるひともいるだろうから、ここで私見を述べるつもりはない。私が書きたいのは、「GKB47」をはじめて目にしたときの、「このイタさはどこかで見た覚えがある」という既視感のことだ。 昨年末に、「内閣府大臣官房政府広報室」というところからFAXが送られてきた。タイトルは、「『守る力を』ネットワーク サポーター参画のお願いについて」というものだ。 ほとんどのひとが知らないだろうが、「守る力を」ネットワークというのは、「災害弱者とも言われる独居

    GKB47のイタさについて – 橘玲 公式BLOG
    hengsu
    hengsu 2012/02/15
    橘玲氏:『おそらくは代理店企画で、だからイタさ(というか、チャラい感じ)が共通しているのだ。』GKB47のイタさについて
  • 書評:シャンタラム – 橘玲 公式BLOG

    旅先で『シャンタラム』を読む至福を味わったので、その感想をすこし。 著者のグレゴリー・デイヴィッド・ロバーツは1952年にオーストラリア・メルボルンに生まれ、17歳で“アナキスト人民自由軍Anarchist People’s Liberation Army”を創設、労働運動や反ファシズム運動を経てメルボルン大学の学生運動のリーダーとなるも、24歳のときに離婚で娘の親権を失い、その精神的衝撃で重度のヘロイン中毒に陥ってしまう。 ヘロインを手に入れる金に窮したローバーツは銀行を襲い(被害が保険で補償される金融機関だけを選び、スリーピース姿で“Please”と丁重に金を要求したので“紳士強盗Gentleman Bandit”と呼ばれた)、26歳で逮捕。重警備の刑務所に送られたが、看守による暴力と自由を奪われたことに耐えられず2年後に白昼堂々と脱獄、暴走族やかつての革命仲間に助けられてニュージーラ

    書評:シャンタラム – 橘玲 公式BLOG
    hengsu
    hengsu 2011/12/28
    これは面白そうだ。
  • ティーパーティのひとたち – 橘玲 公式BLOG

    ティーパーティと呼ばれる中流白人層が、アメリカ政治で大きな存在感を持つようになっています。日のメディアでは、彼らのことを「リバタリアン」と呼ぶようですが、これについては異論があるので、ここで述べておきます。 リバタリアニズムLibertarianismは自由Libertyを至上のものとする政治思想で、世界じゅうのすべてのひとが、人種や国籍、性別、宗教のちがいなどにかかわらず、「自由に生きる権利」を平等に有していると考えます。 リバタリアンによれば、ひとはどこで生まれても、自分の才能や能力をもっとも活かせる場所で働くことができるべきです。「メキシコに生まれたからアメリカでは働けない」というのは、「黒人に生まれたから一流企業には就職できない」というのとまったく同じ差別だからです。 このようにリバタリアンは、人種差別や性差別に反対するのと同様に、「国籍差別」による移民規制に反対します。 とこ

    ティーパーティのひとたち – 橘玲 公式BLOG
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    hengsu 2011/11/11
  • 東京電力から感謝される覚えはない | 橘玲 公式サイト

    重箱の隅をつつくような文句ばかりいう頑固オヤジにはなりたくないのだけれど、でもやっぱりどう考えてもおかしいの書いておく。 私はほとんどテレビを見ないのだが、先日、サッカー中継の後チャンネルをいじっていたら、東京電力のCMが流れた。私が見たのは二つの異なるヴァージョンで、いずれも舌足らずな子どもの声で、「この夏の節電にご協力いただきありがとうございました」というものと、9月になってもまだまだ暑い日がつづくので、「今後も節電よろしくお願いします」というものだった(正確な言葉を覚えているわけではない)。 私も東京電力の一利用者として、ささやかながら節電に協力してきた。それだからこそ、このひとたちの誤解をきちんと正しておきたい。 私が(おそくらく私以外のすべてのひとも)節電に努力したのは日の社会のためであり、東京電力のためではない。だから、節電をしたからといって東京電力から感謝される覚えはない。

    hengsu
    hengsu 2011/09/07
    その通りですね。CMをやめて、義援金にするなり、色々やれる事はあると思います。RT @sora_papa: [東京電力]正論。 / 東京電力から感謝される覚えはない | 橘玲 公式サイト
  • BOOKSルーエさん – 橘玲 公式BLOG

    BOOKSルーエさん – 橘玲 公式BLOG
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    hengsu 2011/08/31
    橘玲氏、事務所はご近所か:BOOKSルーエさん
  • 有権者が合理的でも、選挙結果はなぜか不合理 週刊プレイボーイ連載(12) – 橘玲 公式BLOG

    7月はじめの休日に、街で奇妙なデモ隊と遭遇しました。手づくりのプラカードを掲げた若者たちが、サウンドマシンを積み込んだ軽トラックを先頭に、ラップに合わせて「原発いらない」「子どもを守れ」と歌い踊っています。アニメ風のコスプレ姿もあれば、裸に放射能標識を描いた男性もいます。 物珍しさでしばらく眺めていると、そこに学生服姿の高校生が通りかかりました。 「きれいごとばっか叫んでるんじゃねえよ」 高校生のひとりが、デモ隊を見て顔をしかめます。 「原発があったから、これまで気楽に暮らしてこれたんだろ」 このように、エネルギー政策をめぐって、国民の間には多様な意見があります。それを、多数決のデモクラシーによってひとつにまとめていくことができるのでしょうか。 ここで、「投票のパラドックス」を説明したいと思います。といっても、これはぜんぜん難しい話ではありません。 ジャンケンでは、グーはチョキに勝ち、チョ

    有権者が合理的でも、選挙結果はなぜか不合理 週刊プレイボーイ連載(12) – 橘玲 公式BLOG
    hengsu
    hengsu 2011/08/01
    これはよくあるゲーム理論による解説:橘玲氏:有権者が合理的でも、選挙結果はなぜか不合理 週刊プレイボーイ連載(12)
  • 第4回 「使用権取引」で楽しく節電(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG

    電力不足のなかいよいよ猛暑の夏がやってきた。どのくらい節電すればいいか見当もつかないので、とりあえずオフィス用に、パソコンの横に置く小型扇風機を4台と、タワー型の扇風機1台を購入した。 私のオフィスはウナギの寝床のような構造で、ベランダと玄関が一直線につながっているから、窓とドアを全開にすればけっこう風が通る。扇風機に加え、スタッフ全員にウチワを配布し、できるだけクーラーを使わずに夏を乗り切る作戦だ。 試しに10日間ほど、クーラーなしで過ごしてみた。室内の温度が34度を超えるとさすがにつらいが、耐えられないことはない。もっとも仕事の効率はかなり落ちるし、午後になるとみんなでかき氷をべたりするから、どれだけ節約になっているかは心もとないものがある。 一時期、東京電力管内の電気予報(推測電力使用率)が90%を超えてどうなることかと思ったが、最近は80%台で安定しているので、室温30度に設定し

    第4回 「使用権取引」で楽しく節電(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG
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    hengsu 2011/07/28
    炭素使用権取引と同じ事が出来るかどうか。第4回 「使用権取引」で楽しく節電(橘玲の世界は損得勘定)
  • 有権者がバカでもデモクラシーは成立するか? 週刊プレイボーイ連載(10) – 橘玲 公式BLOG

    その奇妙な現象は、ヴィクトリア時代のイギリスの片田舎で開催された「雄牛の重量当てコンテスト」で見つかりました。発見者は、ダーウィンの従弟で、優生学の創始者としても知られる統計学者フランシス・ゴールトンです。 コンテストは、6ペンスを払って雄牛の体重を予想し、もっとも正解に近い参加者が景品をもらえるというものでした。約800人の参加者のなかには肉関係者や牧場関係者もいましたが、ほとんどは興味位の素人で、彼らは当てずっぽうでいい加減な数字を書き込んで投票していました。 このコンテストに興味を持ったゴールトンは、主催者から参加チケットを譲り受け、統計的に調べてみました。ゴールトンは最初、参加者のほとんどは「愚か者」で、正解を知っている「専門家」はほんの少ししかいないのだから、参加者全員の平均値はまったくの的外れになるはずだと考えました。 ところが驚いたことに、参加者の予想の平均は1197ポン

    有権者がバカでもデモクラシーは成立するか? 週刊プレイボーイ連載(10) – 橘玲 公式BLOG
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    hengsu 2011/07/19
    "ひとつ条件があります。...「バカ」が正規分布していなければならないのです。"
  • 大きな「正義」の話を聞かせてくれ – 橘玲 公式BLOG

    東京電力の損害賠償問題が混迷の度合いを増している。これは当たり前で、そもそも政府の支援スキームが電力料金の値上げを前提としているにもかかわらず、安易な料金引き上げを政治的に不可能にしてしまったからだ。 こうした混乱を招いたのは、これが損得の話ではなく正義の問題だということを政府が正しく認識していないからだ。 話の前提として、以下の3点はほとんどの国民が合意するだろう。 福島第一原発事故を1日も早く収束させること。 原発事故の被害者・被災者にできるだけ早く適切な賠償を支払うこと。 電力の安定供給を維持し、電力不足を早急に解決すること。 原発事故の責任問題というのは、これら喫緊の課題を所与として、そのうえでどのような解決策がもっともすぐれているかを考えることだ。 このとき、政府案以外に上記の3つの条件を満たす方法がないとすれば話は簡単だ。政府はそのことを、具体的な数字や根拠をあげて国民に説明す

    大きな「正義」の話を聞かせてくれ – 橘玲 公式BLOG
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    hengsu 2011/06/01
    提案には賛成だが、米政府のサブプライムでの立ち回りには賛成できない。
  • Back to the 80’s いまでもときどき思い出すこと(6) – 橘玲 公式BLOG

    その頃ぼくはサラリーマンで、四谷にある出版社に勤めていた。 ある日、ぼくが担当したについての質問書が届いた。差出人は解放出版社というところで、差別をなくすための啓蒙活動を行なっている団体だった。 手紙の内容は、ぼくのつくったのなかに差別表現があるというものだった。それはテレビ局の制作現場についての記事で、制作プロダクションのディレクターが、アシスタントディレクターの劣悪な労働環境を、「士農工商犬AD」というテレビ業界内の隠語を交えて紹介していた。 いまから20年ちかく前のことで、もう状況は変わっていると思うけれど、その当時は「士農工商」という江戸時代の身分制を比喩として使用することは、階級社会の最下層に追いやられたひとびとへの差別を類推させ、助長するものと考えられていた。それで、どのような意図でこのような表現を使ったのか、説明してほしいという文面だった。 ずいぶんむかしの話だし、その

    Back to the 80’s いまでもときどき思い出すこと(6) – 橘玲 公式BLOG
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    hengsu 2011/05/23
    "「私たちはいつも、“あなたの意見を聞かせてください”とお願いしてきました」と、Kさんはいった。「それなのに、返事をくれたのはあなたがはじめてなんですよ」"
  • いずれ君たちは思い知るだろう – 橘玲 公式BLOG

    東京電力の損害賠償をめぐる政府支援の枠組が決まった。私は日国の一介の納税者として、また東京電力の一利用者として、この決定にささやかな疑問を持っている。 政府の決定では、東京電力の賠償額に上限は設けないのものの、株式の上場を維持し、社債などの債権もすべて保護されることになった。それでどうやって莫大な賠償資金を捻出するかというと、東京電力の毎年の利益から国に返済するのだという。 ところで東京電力の商品は電力しかないのだから、「利益」というのは利用者が支払う電気料金のことだ。電力は地域独占なので、電気料金が値上げされれば利用者には抵抗する術がない。すでに多くのメディアで、「電力料金の大幅な値上げは不可避」と報じられている。 ここで、私の最初のささやかな疑問だ。 これは要するに、東京電力が利用者から原発事故の賠償資金を取り立てて、それを被害者に分配するということではないのか。 もちろん政府はこう

    いずれ君たちは思い知るだろう – 橘玲 公式BLOG
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    hengsu 2011/05/16
    同意。というか、東電を一度閉めてやり直さないと、サブプライム同様、株主責任が曖昧なまま、強者のために、弱者を含めた全体が負担することになる
  • 東京電力は日本政府を訴えるべき – 橘玲 公式BLOG

    福島第一原発事故にともなう東京電力の損害賠償について、理解しがたい主張が横行しているので、それについて私見を述べておきたい。 議論の前提として、東京電力は福島第一原発の安全管理に責任を負っているのだから、今回の事故が引き起こした風評被害を含むすべての損害に対して賠償義務があることは明らかだ。このような場合、資主義社会では、会社法などの法律や金融市場のルールによって、誰が損失を負担すべきかを明確に定めている。今回のケースでは、賠償の原資は次のような順番で調達することになる。 東京電力は、第一に、保有する株式や不動産など、売却可能な資産をすべて現金化すべきだ。社ビルや社宅など、キャッシュフローを産まない資産はすべて売却して賠償原資にすればいい(社ビルなどはリースバックすればいい)。 役員報酬や社員の年収カットにとどまらず、整理解雇を含めたリストラによって経費を削減する。東京電力は今年度の

    東京電力は日本政府を訴えるべき – 橘玲 公式BLOG
    hengsu
    hengsu 2011/04/28
    "投資家が自己責任を問われず、税金で損を穴埋めしてもらえるのなら、そんな国にまともな金融市場が生まれるはずはない。"
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