ライター 藤沢あかり 新しいダイニングテーブルを買ったとき、10年先、20年先を思い浮かべながら選んだのを覚えています。家具や暮らしの道具を選ぶとき、これからの生活を長い視点で見つめて考えるという人は多いかもしれません。 では、家電はどうでしょうか? これまでのわたしは、いま必要な機能やデザインばかりに注目し、そもそも「ある程度の年数で買い替えるもの」という大前提のうえで選んでいた気がします。 そんなとき、ドイツの家電メーカー「Miele(ミーレ)」の洗濯乾燥機の話を聞きました。 実のところ、デザインは素敵だけれど、自分とは少々縁遠い高級な家電だと感じていたミーレの製品。しかしその背景には、20年間の使用を想定してつくられているという徹底した品質と耐久性へのこだわりがありました。20年、30年と長く使い続ける愛用者から、喜びの声がいくつも届くというエピソードからも、信頼度が伝わってきます。