「大企業を辞めるとき、自分の価値は "名刺"によって底上げされていたのだと初めてわかる」 転職も珍しくなくなった今、こうした「下駄を外される体験」は大企業退職あるあるとしてあちこちで語られるようになりました。 世の中には知らず知らずのうちに自分の「ラベル」によって評価が上がっているというケースが多々あり、そのことに自覚的であるかどうかが、長く活躍できる人とそうでない人を分かつポイントなのではないかと思っています。 それは企業名というラベルだけではなく、大学生や女性、20代の若者といったステータスまで、私たちは様々な要素によって本来の力にプラスした評価を受けています。 「大学生なのにすごいね」 「女性のわりに話せる人だ」 このように、本来属しているステータスやコミュニティの中で突出しているという相対評価が、下駄として底上げをしてその人自身の価値だと錯覚した結果、年齢を重ねたり、同じ要素を持ち