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  • 31人立候補の東京選挙区、7氏混戦…序盤情勢 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    読売新聞社は23日、全国世論調査(22、23日実施)や取材の結果をもとに、参院選東京選挙区の序盤情勢を分析した。 改選定数が「5」から「6」に増え、8政党が10候補を擁立。これに諸派、無所属候補21人が加わった計31候補が激戦を繰り広げている。 主な16候補の中では、知名度の高い民進党の蓮舫候補がリードしている。これを自民党の中川雅治、共産党の山添拓、公明党の竹谷とし子の3候補が追走。さらに自民党の朝日健太郎、民進党の小川敏夫、おおさか維新の会の田中康夫の3候補が絡み、7候補の混戦模様となっている。 参院選公示直前に知事選への出馬も取りざたされた蓮舫候補は、民進支持層の6割を固めた。安倍内閣に批判的な層や無党派層を取り込み、自民、共産両党の支持層にも、い込みを見せている。 中川候補は、都連、都議会を軸にした組織戦を展開。政治資金問題による舛添前知事の辞職の影響が懸念されているが、自民支持

    31人立候補の東京選挙区、7氏混戦…序盤情勢 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
    hharunaga
    hharunaga 2016/06/25
    「(蓮舫、中川雅治、山添拓、竹谷とし子、朝日健太郎、小川敏夫、田中康夫各候補に次ぎ)さらに無所属の横粂勝仁候補や無所属の佐藤香候補は無党派層に一定程度、浸透している」
  • 『怪物的思考 近代思想の転覆者ディドロ』 田口卓臣著 評・納富信留(ギリシャ哲学研究者・東京大教授) : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    「逸脱」に可能性見る 人類の思想はこう発展してきた、その流れを示すとされる思想史。そこでは、18世紀のフランスで「 啓蒙 ( けいもう ) 思想」が展開され、人間の理性への信頼が頂点に達したとされる。そのチャンピオンが『百科全書』の編者ドニ・ディドロである。だがこの位置づけは正しいのか。著者はディドロの初期著作『自然の解明に関する断想』の言葉を読み解き、彼の思考を追体験しながら固定的通説を覆す。 啓蒙とは、人間が科学によって自然を統御し支配できるとする立場である。だが、自然は法則的な思考に 汲 ( く ) み尽くされることはなく、常にそこから逸脱する。過剰、偏差、想定を越えるものの出現。それらを想像し、利用するディドロの言葉は、人間の視点の限界を示すゲリラ的な挑発となる。言葉は世界と一致するものではない。この事柄を 顕 ( あら ) わにすべく、語りは再録、補遺、寄生、混交と実験を重ねてい

    『怪物的思考 近代思想の転覆者ディドロ』 田口卓臣著 評・納富信留(ギリシャ哲学研究者・東京大教授) : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
    hharunaga
    hharunaga 2016/05/04
    「地球規模の気候変動や災害、原子力の利用、生命操作、心のケアといった問題に挑む新たな思考法が、見過ごされた過去に探られる。思想史の可能性が試されている」
  • 芝居こそ真実…「どん底」でシェークスピア(1) : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    今宵の舞台は、東京・新宿3丁目にある老舗の洋風居酒屋「どん底」。主役はシェークスピア研究者の河合祥一郎氏。 偉大なイギリスの劇作家シェークスピアは今からちょうど400年前、1616年4月に52歳で亡くなったが、その作品は今なお世界中で愛され続けている。その生命力の源は何か。そして、作品が教える人生をよりよく生きる極意とは……。作品の韻(ライム)やリズムを日語訳でも表現する画期的な新訳で知られる河合氏に教えてもらった。 「どん底」は1951年、舞台芸術学院出身の矢野智氏ら3人が創業した。店名の由来は、矢野氏も出演し、帝国劇場で上演されていたゴーリキー原作の芝居「どん底」。60年代はロシア民謡や労働歌、反戦歌を合唱する「うたごえ酒場」として知られ、著名な俳優や作家、歌手ら多くの文化人が通い詰めた名店だ。 古い看板のかかった狭い入り口を抜けて、店内に入る。洞窟の中を歩くように狭い通路を1階から

    芝居こそ真実…「どん底」でシェークスピア(1) : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
    hharunaga
    hharunaga 2016/04/14
    「シェークスピアのような古典は、役者が観客に朗々と語りかけ、同じ空間を共有する。(近代の)新劇には観客と舞台の間を仕切る幕があるが、古典演劇にはない」
  • 『プラハの墓地』 ウンベルト・エーコ著 評・出口治明(ライフネット生命会長兼CEO) : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    巨星が残した課題 初めてプラハのユダヤ人墓地を訪ねたのは晩秋で、ベルリンの壁が崩れるかなり以前のことだった。小さいゴーレムを記念に買ったのを覚えている。ナチのホロコーストに霊感を与えた史上最悪の反ユダヤ主義の偽書「シオン賢者の議定書」は誰がどのように 捏造 ( ねつぞう ) したのか。その謎に挑む 諧謔 ( かいぎゃく ) に満ちたピカレスク小説である。 美家でユダヤ人嫌いの祖父に育てられたトリノ生まれのシモニーニは、公証人事務所で文書偽造の腕を上げ情報部に雇われる。トリノの図書館でプラハの墓地の美しい版画を見つけたシモニーニは、この場所こそイエズス会やフリーメーソン、ユダヤ人の世界征服の悪魔的な陰謀にふさわしいと考える。最初の仕事はガリバルディが占領したシチリアでの策謀。若いシモニーニは仕事が出来ず、パリへ逃れて今度はフランスの情報部に仕える。時代はパリ・コミューンからドレフュス事件

    『プラハの墓地』 ウンベルト・エーコ著 評・出口治明(ライフネット生命会長兼CEO) : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
    hharunaga
    hharunaga 2016/04/04
    “シモニーニは「今でも私たちのあいだに存在している」と著者は指摘する。…他者への憎しみと不寛容こそが僕たちの21世紀の社会が抱える最大の病巣ではないか”
  • 『オペラの20世紀』 長木誠司著 評・牧原出(政治学者・東京大教授) : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    hharunaga
    hharunaga 2016/01/18
    「19世紀ヨーロッパの国民国家の時代、オペラこそが国民統合の物語であった…。だが著者が目を向けるのは権力とは無縁の民衆を主人公とするオペラ、たとえばイタリアのヴェリズモである」
  • 『資本の世界史』 ウルリケ・ヘルマン著 評・松井彰彦(経済学者・東京大教授) : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    質を歴史から読む かつて、ウィンストン・チャーチルは「民主主義は最悪の政治制度である。 ただし、これまで存在した政治制度を除いては」と言った。同じことを経済について述べるとこうだ。「資主義は最悪の経済制度である。ただし、これまで存在した経済制度を除いては」。書は現代経済最大の特徴である資主義をその歴史から読み解く野心的な試みである。 資主義はイングランドの片田舎で偶然生まれた、と著者は述べる。資主義が18世紀に生まれたと聞くと、ローマ時代にも利益追求の商売はあったのでは、と訝(いぶか)る方もいることだろう。もちろん、ローマにも市場経済も貨幣経済もあった。しかし、それは資主義とは似て非なるものだったと著者は言う。 著者の意味することを理解するためには、「資」と紛らわしい言葉との違いを明確にしなくてはならない。資と市場の違い、資お金の違いを歴史的側面から語っていくことで、

    『資本の世界史』 ウルリケ・ヘルマン著 評・松井彰彦(経済学者・東京大教授) : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
    hharunaga
    hharunaga 2015/12/07
    “(チャーチルと)同じことを経済について述べるとこうだ。「資本主義は最悪の経済制度である。ただし、これまで存在した経済制度を除いては」”
  • 『我々はどのような生き物なのか』 ノーム・チョムスキー著 評・岡ノ谷一夫(生物心理学者・東京大教授) : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    理性と善への強き信頼 チョムスキーは、言語学政治思想の2つの分野で60年以上にわたって超人的な活躍を続け、現存人物でもっとも被引用数が多いと言われる研究者である。 書は氏が昨年、上智大学で行った2つの分野での講演のほか、高弟である福井直樹、言語学者である辻子美保子との対談、解説がつく。翻訳も福井・辻子によるものであり、全体で207頁(ページ)と非常に簡潔ではあるが、正確で充実したチョムスキー入門書である。 第1講は言語について。アリストテレスは、言語は「意味を伴う音」であるというが、氏によれば言語は「音あるいは外在化の他の形式を伴う意味」である。物理学者ペランは、分子の実在など見えなかった時代に物質が分子から出来ていることを示した。氏はペランを引用して「複雑な可視を単純な不可視へ」と還元することが科学だと言う。言語の「見える部分」は音の流れであるが、その質である「見えない部分」は思考

    『我々はどのような生き物なのか』 ノーム・チョムスキー著 評・岡ノ谷一夫(生物心理学者・東京大教授) : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
    hharunaga
    hharunaga 2015/11/29
    「古典的リベラリズムでは、人間の本質としての利他性への信頼があった。しかし現代のネオリベラリズムでは、市場は一部の富裕層に独占され、政府はそれを保護するために存在する」
  • 『ロラン・バルト』 石川美子著 評・若松英輔(批評家) : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    言葉を畏怖した批評家 書き手にとって不可欠なのは、知識や経験、あるいは技術よりも「言語」への畏怖である、とロラン・バルトは考えていた。 彼にとって「言語」は人間が自由に用いることができる道具ではなかった。生ける何ものかであると感じられた。 したがって、バルトにとってテクストを「読む」とは、情報を手に入れることではなく、言葉と共に生きてみることになる。また、「書く」とは、単に着想を文字化することではなく、むしろ、自らの精神に何が宿っているのかを、はじめて発見する営みだった。最初の著作であり、代表作の一つ『零度のエクリチュール』が発表された当時をふりかえって、彼はのちにこう語った。「突然、言葉の力が途方のないものに思われて、言葉の責任をもちきれないように思うのです」。書くことの深遠を探ろうとして「エクリチュール」という術語をバルトが用いると、文学だけでなく哲学、芸術の世界にも甚大な影響を与えた

    『ロラン・バルト』 石川美子著 評・若松英輔(批評家) : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
    hharunaga
    hharunaga 2015/11/23
    “書き手にとって不可欠なのは、知識や経験、あるいは技術よりも「言語」への畏怖である、とロラン・バルトは考えていた。彼にとって「言語」は人間が自由に用いることができる道具ではなかった”
  • ノーベル賞期待のハルキ文学、原文とは違う英訳本の魅力 : 深読みチャンネル : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 1/2

    毎年ノーベル賞発表の時期になると、村上春樹の周辺が騒がしくなる。今年こそノーベル文学賞をとれるのか。多くの人の関心はそこに集中する。今回も受賞を逃したが、村上作品は英語をはじめ多くの言語に翻訳され、世界中で愛読されている。文学だけでなく音楽やポップカルチャーまで英語圏の文化に幅広く精通している村上春樹が書いた作品は、英語との親和性が高い。作品が素直に英訳できる。村上春樹が毎年ノーベル文学賞候補に挙げられる背景はそんな理由もありそうだが、実はその英訳は原文とは違った魅力を放っているのだ。 村上春樹の小説は、なぜ世界中の人々に読まれているのか――これはハルキ文学に興味を持つ人が一番知りたい疑問のひとつだろう。答えは読者の数だけあるが、よく聞かれる意見として「翻訳がしやすい文体だから」というものがある。 たしかに村上春樹の文体は英語の直訳のような文章も多く、読んでいて英訳が頭に浮かんでくることも

    ノーベル賞期待のハルキ文学、原文とは違う英訳本の魅力 : 深読みチャンネル : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 1/2
    hharunaga
    hharunaga 2015/10/08
    “(村上春樹の)「かえるくんと呼んでください」という部分の訳にあたる"Call me Frog"は、おそらく…メルヴィルの「白鯨」の出だし"Call me Ishmael"をもじったものと思われ…” ←へぇ~。
  • 『文学の空気のあるところ』 荒川洋治著 評・高野ムツオ(俳人) : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    言葉の質に迫る 情報を誰よりも早く、かつ多く送受信することが、この世を生き抜く手段と思い込み、誰もがあくせくしている。 しかし、対照的に、言葉の価値や働きは急速に失われつつあるのではないか。書はそんな言葉への得体の知れない不信感を払拭し、言葉来の姿を教えてくれる好著である。しかも、七つの講演の再録集だから、その現場に居合わせ、著者の肉声に直(じか)に接しているような臨場感があり、爽涼感も十分だ。 例えば、「高見順の時代をめぐって」では、昭和の作家、高見順は「文章でなく、文法で書いている」と語る。時間的な経緯や現実的な論理に従って積み重ねられ連ねられる言葉ではなく、言葉が組み替えられたり、対比されたりしてゆくうちに、言葉自身が新しい関係や世界を示すという書かれ方のことである。言葉によって作者自身が、自分の発見に至る。そこにこそ書くことの意味があり、言葉の価値があるという主張が込められて

    『文学の空気のあるところ』 荒川洋治著 評・高野ムツオ(俳人) : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
    hharunaga
    hharunaga 2015/08/25
    “例えば、…高見順は「文章でなく、文法で書いている」と語る。…言葉が組み替えられたり、対比されたりしてゆくうちに、言葉自身が新しい関係や世界を示すという書かれ方のことである”
  • 『本を読むときに何が起きているのか』 ピーター・メンデルサンド著 評・岡ノ谷一夫(生物心理学者・東京大教授) : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    読書がくれる自由 人間が言葉を話すことが不思議なら、文字が読めることもまた不思議だ。そして文字の並びから情景を作りあげてしまうことも。を読むこととは、そういうことだと思っていた。このを読むまでは。 書はを読む際に我々の心の中に生起することは何なのかを問い詰める。1つの思考実験としてたとえばアンナ・カレーニナはどんな顔をしているだろう。おや、わからないぞ。アンナは生き生きと主人公を演じていた。なのに、僕にはアンナの顔が見えていなかったのだろうか。いや、アンナの顔は確かに見えていた。でも描写しようとすると彼女は遠ざかってしまうのだ。 そうこうする間にも、目はページ上を走り、指はページをめくる。著者は言う、読書は演奏であると。指が弾いている現在は目が捉えている現在よりも過去にあり、目が捉えている未来に影響されている。だが当の現在は、耳が捉えているのだ。読書中にも複数の時間の流れがある。

    『本を読むときに何が起きているのか』 ピーター・メンデルサンド著 評・岡ノ谷一夫(生物心理学者・東京大教授) : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
    hharunaga
    hharunaga 2015/08/10
    「著者は言う、読書は演奏であると。指が弾いている現在は目が捉えている現在よりも過去にあり、目が捉えている未来に影響されている。だが本当の現在は、耳が捉えているのだ」
  • 安保法案で礒崎補佐官「法的安定性は関係ない」 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    礒崎陽輔首相補佐官は26日、大分市内の講演で、安全保障関連法案について、「(従来の憲法解釈との)法的安定性は関係ない。国を守るために必要な措置かどうかは気にしないといけない。政府の憲法解釈だから、時代が変われば必要に応じて変わる」と語った。 年々厳しさを増す東アジアの安全保障環境に対応するため、集団的自衛権を限定行使できるよう憲法解釈を変更した意義を強調したものだ。 ただ、安倍首相は衆院での法案審議で、集団的自衛権の限定容認について「法的安定性に十分留意した」と繰り返し述べてきた。礒崎氏の発言は、27日から始まる参院での法案審議で、野党の批判を招く可能性もある。

    安保法案で礒崎補佐官「法的安定性は関係ない」 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
    hharunaga
    hharunaga 2015/07/27
    “安倍首相は…集団的自衛権の限定容認について「法的安定性に十分留意した」と繰り返し述べてきた” ←♪そんなの関係ねぇ! はいっ、ホッサッピー!w
  • 『擬音語・擬態語辞典』 山口仲美編 : 本よみうり堂 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    犬の吠え声は、日では「わんわん」だが、江戸時代以前は、「びよ」とか「びょう」と聞こえていた。英語では「バウワウ」。オノマトペは、国・地域や時代によって変わるのである。 鶯(うぐいす)の鳴き声が「ほーほけきょー」となったのも江戸時代からで、平安時代には「ひとく」と鳴き、鎌倉・室町時代には「つきひほし(月日星)」と鳴く鶯が最高だったという。 ぎょっ、じぇじぇじぇと驚く蘊蓄(うんちく)を含め、約2000語の擬音語・擬態語を、万葉集から漱石、太宰、村上春樹、コミックまで、用例をわんさか使い、解説する。 「うふ」と笑うしぐさでも、「うふふ」は照れ笑い、「うふっ」だと吹き出す明るい感じで、「うふふふー」だと〈主として若い女性の、意味ありげな含み笑い〉となる。ちょっとの違いが大きな差。オノマトペ、恐るべしだ。〈がらり、ととととかけこんだものがある〉など、人間の五感を刺激する作家、幸田文の文章の特色を紹

    『擬音語・擬態語辞典』 山口仲美編 : 本よみうり堂 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
    hharunaga
    hharunaga 2015/05/27
    “犬の吠え声は、日本では「わんわん」だが、江戸時代以前は、「びよ」とか「びょう」と聞こえていた。…鶯の鳴き声が「ほーほけきょー」となったのも江戸時代からで、平安時代には「ひとく」”
  • 「関ヶ原」の複眼的小説 多様な価値観に支持 : 本よみうり堂 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    hharunaga
    hharunaga 2015/05/01
    「豊臣家を守るという義に生きる三成に、利に生きる家康が勝ったという筋立ての司馬さんの『関ヶ原』は、高度成長期の価値観に近かった。しかし、今は勝ち残ることだけが幸福ではないという多様な価値観の時代」
  • グーグル「検索結果を操作」濃厚、巨額制裁金も : IT&メディア : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    【ブリュッセル=三好益史】欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会は15日、インターネット検索最大手の米グーグルが市場での支配的な地位を乱用して自社のサービスに有利な検索結果を表示し、EU競争法(独占禁止法)に違反している疑いが強いと判断し、同社に通知したと発表した。 欧州委は今後10週間、同社に説明の機会を与え、最終的に違反と判断すれば巨額の制裁金を科す可能性がある。 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルなどによると、制裁金は最大で、グーグルの全世界売上高の10%に相当する60億ドル(約7200億円)超に達する可能性がある。 欧州委は同日、グーグルのスマートフォン向け基ソフト(OS)「アンドロイド」についても、支配的な地位を乱用し、端末メーカーに採用を強いた疑いがあるとして、EU競争法に違反していないか調査を始めると発表した。

    グーグル「検索結果を操作」濃厚、巨額制裁金も : IT&メディア : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
    hharunaga
    hharunaga 2015/04/16
    「自社のサービスに有利な検索結果を表示し、EU競争法(独占禁止法)に違反している疑いが強いと判断」 ←《I'm Feeling Lucky》じゃなかったわけねw
  • 『歴史の歴史』 樺山紘一著 評・月本昭男(旧約聖書学者・上智大特任教授) : 本よみうり堂 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    時間観の変化する情景 時間に追い立てられるようにして日々を過ごす私たちも、かつて季節の循環に寄り添った人間の生活の営みがあったことを知っている。 知ってはいても、日常の生活の大半は分刻みの時間に預けている。ミレーの「晩鐘」に聞き取る静謐(せいひつ)な時の流れを過去に追いやり、チャップリンが「モダン・タイムス」に映し出してみせたような、管理された時間を生きている。 書によれば、そうした時間観念の変化は「教会の時間」から「市場の時間」へという形で、まずは中世から近世にいたるヨーロッパで起こった。社会の近代化は私たちの時間観念を大きく変質させたのである。それでもなお私たちはそこに「閑暇(ヴァカンス)と祝祭」という管理されない時間を介在させようとする。 ことは時間観に限られない。人間観や自然観においてもそうである。著者は中世から近世にいたるヨーロッパの自然観・身体観の変化を跡づけるなかで、なおそ

    『歴史の歴史』 樺山紘一著 評・月本昭男(旧約聖書学者・上智大特任教授) : 本よみうり堂 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
    hharunaga
    hharunaga 2015/03/02
    “時間観念の変化は「教会の時間」から「市場の時間」へと…、まずは中世から近世に…起こった。…それでもなお私たちはそこに「閑暇(ヴァカンス)と祝祭」という管理されない時間を介在させようとする”
  • 『現実を生きるサル 空想を語るヒト』 トーマス・ズデンドルフ著 評・岡ノ谷一夫(生物心理学者・東京大教授) : 本よみうり堂 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    ヒトとサル二つの違い ヒトとチンパンジーは99%遺伝子を共有するらしい。 そう言われても、渋谷のスクランブル交差点にチンパンジーがいたら大変なことになる。ヒトとチンパンジーは明らかに、ものすごく違う。書はこの疑問を、特に心と行動について徹底的に考察したものだ。著者はそして、「人間と動物を隔てるたった2つの違い」に到達する。 著者は、子供のころから死ぬことを恐怖していた。死は夢をみない眠りのようなものだが、眠りと違って二度と存在しなくなることだ。死を恐怖するのは未来の自分を想像できるからであり、そのような能力が動物にもあるのかどうかが、著者の研究の根源的な問いかけであった。著者の個人史に、私はとても共感する。私自身も、意識する実体が存在しなくなることの不条理が、研究の動機づけであった。 著者が死の恐怖をどう克服するかは、「2つの違い」の1つに関わる。147ページにある著者の子供たちの写真は

    『現実を生きるサル 空想を語るヒト』 トーマス・ズデンドルフ著 評・岡ノ谷一夫(生物心理学者・東京大教授) : 本よみうり堂 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
    hharunaga
    hharunaga 2015/02/04
    「人間はしかし、自己の心を他者の心と結びつけたいという強い特性を持つ。この特性は、入れ子思考と組み合わされ、自己のいない未来を見て、死の恐怖に気づいてしまうのだ」
  • ロボットの知性、人間より自分を優先する可能性 : 本よみうり堂 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    hharunaga
    hharunaga 2015/01/07
    “本田(幸夫)教授は「インターネットとモノをつなぐ道具としてロボットがあることに世界が気づいてきた」と語る。…一方、ロボットの負の側面も考えなければならない”
  • 議長も首相も町村派…「まるで北の独裁」と幹部 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    衆院選で与党を大勝に導いたことで安倍首相の求心力がさらに高まり、首相が政策や人事を主導する「政高党低」の傾向が強まっている。 自民党内には不満もくすぶるが、流れはしばらく変わりそうにない。 菅官房長官は19日収録のTBS番組で、「謙虚に国民の声に耳を傾けながら丁寧に進める。それと同時に、必要なものはしっかりと自信を持って前に進めていく。ここはものすごく大事だ」と語り、政府がリーダーシップを発揮していく方針を強調した。 実際、多くの政治課題を巡る議論や調整が、首相官邸側の意向を踏まえた形で進んでいる。 首相が意欲を示す法人実効税率(34・62%。東京都は35・64%)の引き下げは、30日の与党税制改正大綱での決着に向け、自民党税制調査会で議論が行われている。党税調は当初、引き下げ自体に消極的だったが、結局、下げ幅を「2%台前半」とすることで落ち着く見通しだ。税制改正大綱を取りまとめる時期につ

    議長も首相も町村派…「まるで北の独裁」と幹部 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
    hharunaga
    hharunaga 2014/12/21
    “(伊吹文明氏はフェイスブックで)「(消費増税の)延期手続きは、…改めて民意を伺わねばならぬ性格のものではない」と書き込んだ。これが首相の反感を買い、議長交代につながった”
  • 橋本治さん、明治の文学者の苦闘を考察 : 本よみうり堂 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    古典、美術、浄瑠璃などの芸能。様々なものを自在に論じてきた作家の橋治さん(66)が、日の近代文学を考察した評論『失われた近代を求めて』(朝日新聞出版、全3巻)を完結させた。 二葉亭四迷、田山花袋、島崎藤村、夏目漱石など、明治の文学者の苦闘と向き合った。 「戦後生まれのチャカチャカした進駐軍文化のもとで育った子供ですからね。真面目な日の近代文学なんて、若い頃はメンタリティー(精神性)が合いませんでした。でも、自分の仕事からここだけ抜け落ちているので、逃げるわけにはゆかないなと思っていた」 今回の著作は、「言文一致体の誕生」「『自然主義』と呼ばれたもの達」「明治二十年代の作家達」の3巻構成。読みどころの一つは、著者が明治の小説や評論にじっくりと触れ、「文学的常識」とされる現象を検討し直すことだ。 例えば明治文学史はよく、新時代の青年が自己の内面を表現するのにふさわしい文体を探し、四迷の言

    橋本治さん、明治の文学者の苦闘を考察 : 本よみうり堂 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
    hharunaga
    hharunaga 2014/12/07
    『失われた近代を求めて』完結。「近代文学をそれ以前のものと切り離しては、言文一致体のことは何も見えないと思う。」「近代文学はまず、それぞれの書き手の苦闘の跡でした」。