子ども向けパソコン「IchigoJam(いちごじゃむ)」が人気だ。県内のIT関連企業でつくるグループが昨夏に発売し、今年度末には製造した1千台が売り切れる勢い。プログラミング言語でパソコンに指令を出し、ロボットを動かしたり、ゲームを作ったりする楽しさを味わえる。 鯖江市に本店があるIT企業「jig.jp」が開発し、県内3社でつくる「PCN(プログラミングクラブネットワーク)」が販売。むき出しの本体をキーボードとテレビにつなぎ、プログラミングをする。メンバーの原秀一さん(38)は「大人が作ったソフトを使うだけでは自分で作り出す発想が育ちにくい」。PCN代表の松田優一さん(37)は「プログラミングを学べば、除草や害虫退治ができるロボットを作れるかもしれない。ものづくりの力が養われる」と話す。 組み立てキット1500円、完成品2千円。25日午前9時から勝山市で開かれる「勝山年の市」で対面販売する