メイドインジャパン初の「マイクロファイナンス機関向け経営情報システム」、ベンチャー企業がミャンマーで売り込みへ ベンチャー企業のリンクルージョン(東京・中央)と金融システム開発の日本ブレーン(東京・豊島)は2016年2月から、ミャンマーで、マイクロファイナンス機関(MFI)を対象に「経営情報システム(MIS)」を販売する。1年目は15のMFIへの導入を目指す。現地での営業を担当するリンクルージョンの黒柳英哲社長は「いまはテスト運用中だが、5年後にはフィリピン、ベトナム、インドネシア、カンボジアなどにも広げたい」と意気込む。日本企業がMISを開発し、途上国に売り込むのは初めてだ。 ■導入コストは競合相手の半額 両社が開発したMISは、「顧客管理」「業務管理」「経営管理」「社会的成果管理」の4つで構成する。顧客管理を例にとると、オンラインで把握できるのは、借り手の学歴、融資の使い道、家計支出、