タグ

ブックマーク / shinta.tea-nifty.com (15)

  • ポリバレント=多能工って言えばいいんじゃね? - R30::マーケティング社会時評

    磯崎さんのところで見た新語にちょっと興味を引かれたので、つらつらと思うことを。 ポリバレントな人材(isologue) 「Polyvalent」って来は化学用語らしいけど、日語にすると要するに「多能工」ってことでしょ。英語にすると新しい話みたいに聞こえるけど、日の製造業はもう数十年以上前から多能工の持つ価値を見抜いていて、その生産性の高さを引き出すための方法すら編み出している。そう、いつものアレです、「トヨタ生産方式」です。 こういう、耳新しいカタカナ語で語るとすぐに皆さん飛びつくんだけど、なんだかなあという感じ。いちいち英語で言われて気づく前に、日オリジナルの知恵をもっとよく勉強して、大事にすればいいのに。そんなに難しいことじゃないと思うんだけどな。 ものづくりの世界での「多能工」の意味には、まず作業負荷の平準化がある。つまり、ある工程の作業ができる人というのがライン内に複数いる

    ポリバレント=多能工って言えばいいんじゃね? - R30::マーケティング社会時評
    hidematu
    hidematu 2007/05/18
    「フラット化する世界」にホワイトカラーの"多能工"の重要性が書いてあった。表現は違うが。
  • 拝啓FT様 サービス業の生産性について - R30::マーケティング社会時評

    英FT誌の安倍政権批判記事が結構面白くて、gooニュースの中でもアクセスを集めているみたいだ。 「破壊者」を無視する余裕など日にはない―フィナンシャル・タイムズ(gooニュース) 英国系経済メディア独特の回りくどいレトリックとロジックが駆使されているので、ネット上の特亜批判的な分かりやすい罵倒記事を読み慣れた人には何を批判しているのかよく分からないだろうが、まとめると以下のような感じかな。 「ライブドア堀江がつるし上げにあったのは、彼が攻撃しようとした日政治・経済を牛耳る保守的なエスタブリッシュメントたちのせいだ。この連中は一見進歩的知識人の皮をかぶって安倍政権のブレーンとなっていたりもするが、実際のところ彼らの主張は『世界トップの日の丸製造業をもっと保護せよ、外資の侵入から日を守れ』ということだけだ。要するにお仲間クラブの馴れ合いを守りたいだけなのである。かつて小泉政権で大胆な改

    拝啓FT様 サービス業の生産性について - R30::マーケティング社会時評
    hidematu
    hidematu 2007/01/06
    保守的なエスタブリッシュメントたちに言わせると、生産性向上→人件費削減→ホワイトカラーエグゼンプションとい思考になるんだろうな。
  • [R30]: SBの「号外」プロモーション

    相変わらず派手にやってくれますな。新料金プランなどにコメントしてほしいような人もいるようだが、そっちには個人的に全然興味ないので、大西さんのとこでもお読みいただくとして、僕のほうはあえて筋を外したコメントをしておこうかと。 ソフトバンクの奇策 広告で「新聞号外」(Livedoor News) これには正直、たいしたものだなと思った。「号外」という、新聞メディアの粋とも言える発行形態を一企業が自分でビッグイベントのプロモーション手段に使い、新聞側もそれを許容して輪転機を貸してしまう?というこの事態。しかも記者会見からここまで、メッセージの組み立てやその露出させ方と、消費者を店に引きずってくるまでのプロセスとが完全に計算されている。このキャンペーン仕切った人は、広告屋冥利に尽きるでしょう。教科書の事例にしたいぐらい、見事なものだ。 ただ、新聞業界的に言うと、広告営業的には「よくやった」なのか

    [R30]: SBの「号外」プロモーション
    hidematu
    hidematu 2006/10/27
    オオカミ少年の話を思い出す。
  • そろそろ - R30::マーケティング社会時評

    まあ、いろいろあって、いろいろ難しいですな。実際、ぶっちゃけ分かる相手にしか語りたくない、余計な言葉は控えたいみたいなところでもあるし。 端的に言っちゃうと、要するに「もはや知的生産の道具としては役に立たなくなった」ということなんじゃないかと。パーソナライズドされた検索結果から機械的に知的生産に役立たないゴミクズを「見えなく」し、しかもゴミクズからの一切のアクセスを禁じるという技術が生まれないと、どうにもならない気が。でもそれって結局人でフィルタするしかないわけだし、つまりはSNSっつーことじゃないですか。じゃあブログでやる意味なんか、ないよね。 で、Voxどうよ?つー話になるのかもなんだけど、ちょっといじってみて思ったのは、「自分で読んでもらいたい人登録するなんてめんどくさい」、この一点に尽きる気がしましたですよ。mixiに行けばたいてい誰でもいて、その中からリアル知り合いをマイミクで選

    そろそろ - R30::マーケティング社会時評
  • 「残り物」を総取りするAMDの戦略 - R30::マーケティング社会時評

    1月にApple、Intelといったホームユース側に期待を賭けるプレーヤーに視点を当ててこんなエントリを書いたが、どうもちょっと逆サイドのプレーヤーの戦略のほうが面白そうだ。というので、半年前の読み違いを反省しつつエントリ。 AMD、ATIを55億ドルで買収へ(ITmedia News) フレームワークのレイヤーが上位層に移るほど、下層のレイヤーはプレーヤーの統合が進む。 今さら言うまでもないが、現時点のコンピューティングの中心的フレームワークは、ブラウザである。そしてこの流れは恐らく今後10年は変わらないだろう。 だとすれば、ブラウザより下のレイヤーのプレーヤーは可能な限り統合され、シンプルなソリューション提供に徹するべきだというのが、このアクションに秘められたAMDの戦略と言えるのではないか。まさにIntelと逆さまのアプローチである。ちなみにIntelの戦略動向についてはayuste

    「残り物」を総取りするAMDの戦略 - R30::マーケティング社会時評
  • 学校2.0 - R30::マーケティング社会時評

    はてブではなぜか産経の記事だけが盛り上がっているが、昨年の朝日の記事のほうがずっと詳しいのでそちらを読まれたし。 わがママに先生困った 保護者の「無理難題」(asahi.com) はてブからたどれる言及ブログでは「嘆かわしい」「教師より親のレベルの方が低いんじゃないのか」「この国の将来が心配だ」等々、知ったような口をきいてる方々が多数いらっしゃる。あはははは。みんなはあちゅうテンプレ、好きだなあ。今度は「絶対保護者改革」ですよね、やっぱ。 例のテンプレレベルな憂国談義で盛り上がりたい向きはともかく、この問題については、昨年8月の読売新聞の記事がちゃんと解決策まで提案しているので、そちらを見るべし。逆に言うと、問題だけ投げ出して何の分析も解決へのヒントも提示してない産経は、ただの無責任なセンセーショナリズムと言われてもしょうがないんじゃないかと思う。それに見事釣られるはてなダイアラーおよびは

    学校2.0 - R30::マーケティング社会時評
  • フラット化するニッポンの象徴としてのNAKATA - R30::マーケティング社会時評

    HBSの入学資格は四大卒業同等以上の最終学歴なんですがねといった野暮なツッコミはさておき。 中田英寿、MBA取得 第2の人生は実業家(gooニュース) 彼ほどの才能があれば特例で入れてあげても良いと思うし、米国の大学というのはそのへん野暮なことは言わないと思うのでまあ期待して待つが吉。で、思ったのは彼がそういうものを目指すと公言することの2つの社会的な意味である。 1つは、ビジネス社会の中のさらに中央官僚とか外資とか超大手グローバル大企業とかの人たちだけの世界のブランドであった「MBA」、そして「ハーバード・ビジネス・スクール」が、彼の一言によって一気に日のお茶の間に広がった点である。 サッカーでも同じだった。それ以前にも奥寺や釜など名選手で欧州のリーグで活躍した人は多数いたが、結局のところサッカー界の中の話に過ぎなかった。だが98年に彼がペルージャに移籍した時から、「トップクラスの人

    フラット化するニッポンの象徴としてのNAKATA - R30::マーケティング社会時評
  • 烏賀陽さんがぶち切れている - R30::マーケティング社会時評

    やや亀レスなんだけど、コメント欄・はてブともに盛り上がってるみたいなので。 みなさん、さようなら。ブログ連載から降ります。(烏賀陽(うがや)弘道の音楽コラム) 失礼ながらこの記事がはてブのトップページに出ているのを見て、烏賀陽さんがAFPBBでコラム書いているのを初めて知った(笑)。だって「烏賀陽」でぐぐっても1ページ目にそのコラムの片鱗さえ出てこないんだもん。しょうがないじゃん。 かつてならこの記事を読んで「Web2.0時代に何を今さら。烏賀陽さん、梅田ぐらいちゃんと読んでください」みたいな感想しか持たなかったんだけど、自分自身もまたじわじわと書き手・編集者・メディア設計の側に多少踏み込みかけていることもあり、今回については思うこといろいろ。 烏賀陽さんのお気持ちは分からなくもないのだが、例えば今は「原稿料タダ」の媒体(ネットじゃないよ)だって出てきてるわけで、ライター業を取り巻く状況

    烏賀陽さんがぶち切れている - R30::マーケティング社会時評
  • 『技術空洞』を読んで考えたリーダーシップの意味 - R30::マーケティング社会時評

    このブログでもこれまで時々ソニーの経営について書いてきたが、ハコフグマン氏のブログで同世代の元ソニー技術者による告発技術空洞 Lost Technical Capabilities』が紹介されていたので、さっそく入手して読んでみた。 んでもって、自分が以前の取材などでも得ていた印象とほとんど同じだったので、がっかりといえばがっかり、納得といえば納得。今さらそれ以上書くこともないかなあと思いつつ、とはいえいろいろと思うところもあるだったので、書評でも書こうかと気を取り直してメモ作ったり他に書評しているブログを探したりして徘徊していたら、僕の思ったことと同じことをこれ以上ないくらいに簡潔にまとめたブログを見つけてしまい、書評を書く気が完全に失せた。そこで、今回はこのを読んで思い浮かんだことについて書いてみたい。 著者の宮崎氏は、こちらのブログでもまとめられているように、技術系ソニー社員

    『技術空洞』を読んで考えたリーダーシップの意味 - R30::マーケティング社会時評
  • 80年代洋楽のお勧めPV一気読み - R30::マーケティング社会時評

    関学の柿原先生がYouTubeについてのエントリを書いていて、あーやっぱり洋楽の懐かしいプロモーションビデオ(PV)が見られてすごく嬉しい人って世の中に多いんだろうなと思った。って、そのあと延々とYouTubeがGoogleを超えるかみたいな話を熱く語っている柿原先生にすごく悪い話題のそらし方かもしれないが(笑)、同好の話のほうが面白いからしょうがない。 もちろん、僕も80年代はラジオのヒットチャート番組やらできたばかりのMTVに夢中になってかじりついていたクチなので、洋楽のPVについては思い出がいろいろある。せっかくYouTubeにいろいろ公開されているので、連休の暇つぶしにでもちょっとご紹介してみますか。 PVの歴史ってあまりしっかり紹介しているウェブサイトが見あたらないのだけれど、あえて言うとBritish Council Japanの中のこのページがルーツを書いていた。あと、ベスト

    80年代洋楽のお勧めPV一気読み - R30::マーケティング社会時評
  • 書評:「グーグル 既存のビジネスを破壊する」 - R30::マーケティング社会時評

    すでに小飼弾氏のブログおよびpal氏のブログで書評がアップされている佐々木俊尚氏の『グーグル 既存のビジネスを破壊する』を発売前に入手して読むことができた。月並みな言い方だが、読む価値は大いにある面白いだと思ったので紹介したい。 小飼氏も述べている通り、このは単独で読んでも十分面白いし理解しやすいが、できればpal氏がやったように、梅田氏の『ウェブ進化論』と読み比べるのが一番良いと思う。としての体裁については、小飼氏の『「ウェブ進化論」が、「“あちら側”から“こちら側”へのメッセージ」であるならば、書は「“あちら側”にも“こちら側”にも属さない一ジャーナリストによる、“あちら側”がもたらす“こちら側”の変革レポート」となっている』という評が最も的確と思うが、『梅田氏が「ウェブ進化論」では割愛したGoogleの側面を過不足なく伝えている』というのはちょっと違うと思う。2冊ともGoog

    書評:「グーグル 既存のビジネスを破壊する」 - R30::マーケティング社会時評
  • 日本史上最大のディールについての簡単な感想 - R30::マーケティング社会時評

    いやー、今日は絶妙のタイミングだった。 17時から始まったソフトバンクのボーダフォン買収の記者会見のストリーミングを聞きながらメモに起こしてブログにアップ。同時にそれをプリントアウトして見ながら、渡辺さんと夜19時から3/31の緊急イベントについての打ち合わせをした。ちょっと前までは、こんな世紀の記者会見など、一般の人間にはマスコミの報道を通じて以外、全貌を決してうかがい知ることのできないイベントだった。今では誰でも会見を同時に見られるし、マスコミより先に感想記事を書いてしまうことができるし、すぐに作戦会議(笑)に使うこともできる。感慨もひとしおだ。 僕はというと、打ち合わせを終えて帰宅してから、もう一度オンデマンド放送の記者会見を見直していた。それでちょっと思ったことをいくつか、書き残しておこうかと思う。 今日の発表を聞いて、まず一番びっくりしたこと。それは、「この話、資金調達が最初の難

    日本史上最大のディールについての簡単な感想 - R30::マーケティング社会時評
  • [R30]: 言葉の磁場

    以前のエントリにも書いたことがあるが、93年にタイで出家していたことがある。その理由は、1つには高校時代のホームステイ先のホストマザーを喜ばせたいということだったが、もう1つはこちらのサイトで彼が書いているようなこととそっくりな理由だった。彼が91年、そして僕が93年だから、京都と東京という違いはあれど、あれはちょうどあの時代の共通な空気だったのかも知れない、と思う。僕はたまたまタイで出家ができた。彼はそれを日でやりたいと考えた。違いはそれだけだったのだろう。 僧侶だった間、僕はずっと自分と世界とのかかわりの法則について考えていた。当時の僕の頭の中は、マルクスとかデカルトとかカントとかヘーゲルとかヴィトゲンシュタインとか、そういうものでいっぱいだった。そして、タイで先輩僧侶に向かって「マルクスはこう言っている」とか「ヴィトゲンシュタインはこういう説を述べている」とか、つたないタイ語で必死

    [R30]: 言葉の磁場
  • 3/31に緊急イベントやります:ソフトバンク×ボーダフォン - R30::マーケティング社会時評

    1つ前の「ソフトバンク×ボーダフォン関連まとめ」というエントリを書きながらいろいろなブログに目を通したが、やはりブログの世界と新聞やテレビの世界とでは、この問題への切り込みの深さが根的に違うなあと思った。 マスメディア、特に新聞は元ネタとなるニュースが出てこないと、それこそ1行も記事が書けなくなる。当はこの問題をきっかけに通信業界が今どんな役割を産業全体の中で果たすようになってきているのか、ソフトバンクの孫正義という経営者はどういう戦略性を持ってこの買収を進めようとしているのか、分析すべきことはたくさんあると思うのだが、どうも話がそちらに行かない。 テレビはもっと表面的だ。どこかのブログでニュース番組か何かのとんちんかんな解説を嗤ってるのを見たが、こういうファクトもあまりなくて「どこからどう語れば良いのか分からない」出来事に、的確な解説を加えるためのフレームというか時間というのがテレビ

    3/31に緊急イベントやります:ソフトバンク×ボーダフォン - R30::マーケティング社会時評
  • [R30]: 書評「ウェブ進化論―本当の大変化はこれから始まる」・上

    このは、おそらく梅田氏が日に来るたびになんども口を酸っぱくして説明している日のエスタブリッシュメント層の人々、なかんずく大手メディア企業の幹部を想定読者として書かれたものだろうと思う。内容が過去3~4年ぐらいの間に梅田氏によって書かれたウェブや雑誌での連載、講演などをまとめたものであることや、あとがきの語り方からもそれは見て取れる。つまり、少なくともネットで梅田氏のブログや講演録をリアルタイムで読んでソーシャル・ブックマークしているようなネット住民たる僕たちに対して書かれたではない。 ウェブの世界(とそれに絡むビジネス、広い意味での情報産業)において、今何が起きているのかがどうしても分からないという方々にはまず無心にこのを読んでいただくのが一番良いと思う。僕ごときがくどくど言わなくても、ここにもっと分かりやすい言葉で書かれているからだ。で、僕たちウェブの世界にどっぷり浸かっている

    [R30]: 書評「ウェブ進化論―本当の大変化はこれから始まる」・上
  • 1