小田勇樹さんより『国家公務員の中途採用 日英韓の人的資源管理システム』(慶應義塾大学出版会)をお送りいただきました。 http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766426328/ 独自に収集した海外の職歴データを基に、キャリアパスの実態や組織業績への影響を分析。民間任用者の有効活用策を国際比較から探り、「働き方改革」時代の公務員の人材登用に示唆を与える。 内部育成か、中途採用か――。 日本を含め、各国で導入が進んでいる民間出身者の中途採用。 では、彼らはどのような仕事を、どのポストで行っているのだろうか。組織の業績を高めているのだろうか。 職務基準による採用・育成の問題点を指摘し、「成功する民間登用」へのカギを探る。 先日本ブログで紹介した小熊英二さんの『日本社会のしくみ』は概ね現段階の日本型雇用システム論のもっとも良い概説書になっていますが、その中で(本
大相撲の横綱白鵬(34=宮城野)が、異例の“ぶつかり拒否”に苦言を呈した。8日、新潟・糸魚川市で行われた秋巡業に参加。 ぶつかり稽古で同県出身の前頭豊山(26=時津風)に胸を出し、約7分間引きずり回して「もういっちょ!」と声を掛けたが、息の上がった豊山は首を横に振った。「イヤですと言われたのは初めてだった。思わず笑ってしまったよ」。転がして受け身を取らせ、稽古を切り上げた。 「自分で自分を止めるのは良くない。『ごっつぁんです』と言わないと、強くならない」。郷土力士の懸命な姿を見せることで会場を沸かせたかっただけに、白鵬は不満げだった。稽古後、トイレで豊山とすれ違い「強くなりたくないのか?」と声を掛けると「強くなりたいです」と返ってきたという。豊山は「(横綱の胸出しは)押しているのに攻められている感覚だった。相撲界に誰もいないような感じ」と振り返った。
小熊英二『日本社会のしくみ:雇用・教育・福祉の歴史社会学』講談社現代新書, 講談社, 2019. 近年ではジョブ型/メンバーシップ型という概念で説明されるようになってきた日本の雇用制度の形成史である。米独などの雇用慣行との比較もある。新書ながら600頁もあるものの、著者の他の著作に感じることのある「無駄に長い」という印象はなく、コンパクトにまとまっていると言える。 本書は次のような歴史を描く。明治から戦前期にかけて、日本の大企業の雇用者は、上級事務員、下層事務員、現場労働者の三層構造だった。それぞれの学歴は大卒、高卒、中卒に対応したが、諸外国と異なり、学校で学んだ内容は問われなかった。また上級事務員のみ昇給と終身雇用が約束された。こうした三層構造は、政府における官僚組織や軍隊から影響を受けて形成されたと推測されている。 敗戦直後、上級事務員の生活が困窮するに及んで、彼らと現場労働者との同盟
京都造形芸術大(京都市左京区)が名称を「京都芸術大」に変更することは混乱を招き、不正競争行為にあたるとして、京都市立芸術大(同市西京区)が名称変更の差し止めを求めた訴訟の第1回口頭弁論が8日、大阪地裁(杉浦正樹裁判長)で開かれた。 造形芸大側は「法的に問題はない」として争う姿勢を示し、棄却を求めた。 訴状などによると、造形芸大を運営する学校法人瓜生山(うりゅうやま)学園は来年4月に校名の改称を予定。これに対し市立芸大側は、「京都芸術大」の名称は、卒業生の活躍や長年の事業活動で国内外に周知された同大を指すものであり、不正競争防止法の著名表示にあたると主張。受験生や市民の混乱を招くと指摘し、「公正な競争を確保するため、名称のフリーライド(ただ乗り)は許されるべきではない」としている。 大学名の変更方針は、開学30周年記念事業の一環として、今年8月に造形芸大が公表。彫刻や絵画など従来の「造形芸術
途上国を支援する学食メニューを考案した関西学院大の(右から)丸山翔暉さん、上田樹さん、田中莉里さん、安野里菜さん=西宮市上ケ原一番町 関西学院大人間福祉学部(兵庫県西宮市上ケ原一番町)の学生4人が、1食につき20円を途上国の給食支援に寄付する学食メニューを考案した。栄養やカロリーにこだわったうどんと丼4種が11日まで、西宮上ケ原キャンパス(同)の食堂で販売される。 4人はいずれも同学部3年の丸山翔暉さん(22)、上田樹さん(21)、安野里菜さん(21)、田中莉里さん(21)。集まった募金はNPO法人「TABLE FOR TWO(テーブル・フォー・ツー)」(東京都)を通じて、東南アジアやアフリカでの給食支援に充てられる。 生活習慣が乱れやすい学生向けに、4人は睡眠の質を向上させるアミノ酸の一種「トリプトファン」に注目。食堂の栄養士らと話し合い、全てのメニューにトリプトファンを多く含む卵や豆腐
学生の相談業務、講義、キャリア支援などに人工知能(AI)を導入する大学が増えている。個別に対応したきめ細かな指導、学生が最先端技術にふれる機会が増えるなどの効果が期待されている。進化し続けるAIが大学の中でいかに活用されるのか、その可能性を探った。 ●学生生活の疑問即座に答え 芝浦工大(東京都港区)では今年4月から無料通信アプリ「LINE」を活用した学生支援ツール「SIT−bot」をスタートさせた。このツールを学生がLINEに登録すれば、「図書館の開館時間は」「履修登録はいつまで」「学食のメニューを教えて」「インフルエンザにかかったけれど試験は受けられるの」などといった学生の問い合わせに即座に答えてくれる。 そもそもこのシステムを開発しようと思ったのは、毎年4月に新入生の問い合わせで、学生課の窓口が混雑するのを解消するためだったという。質問は多くが同じ内容で、職員一人一人が対応していたが時
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く