世界第3位の経済大国でありながら、子どもの貧困が目立つ日本。最新統計(2014年時点)では、一人親世帯の貧困率が主要国ワースト1だ。貧困は「食」や「育児・教育」といった子どもの成長に欠かせない場面に、暗い影を落としている。 「本当に助かる」 子どもたちに無料で食事や居場所を提供するボランティア活動を展開し、全国約3700カ所に広がる「こども食堂」。その一つの「まいにち子ども食堂」(東京都板橋区)は、マンモス団地街・高島平のマンションの一角にある。 8月初めの夕方、代表の六郷伸司さん(55)が汗だくになって夕食を支度していたころ、40代の大西ふみ子さん(仮名)が「泥棒しに来たよ」と冗談を言いながら、台所に入ってきた。すると大きな手提げバッグの中からタッパウェアを取り出し、持ち帰り用に山盛りのご飯やおかずを詰め込んでいった。離婚して3歳の女の子と二人暮らし。健康を害しているため働けず、生活保護
明治大学駿河台キャンパス・リバティタワー(東京都千代田区)の学生食堂『スカイラウンジ暁(師弟食堂)』は地上17階(高さ約75メートル)に位置する。眼下には都心の街並みが広がり、夜にはお台場の観覧車やディズニーランドの花火など夜景も美しい。 同大の志願者数は平成29年度以降、3年連続で11万人を超え、受験生の注目も高い。タワーは、おしゃれな都市型キャンパスの象徴でもある。その場で調理するオムハヤシやチーズを使った料理、期間限定のタピオカドリンクなど流行のスイーツも充実する。 一方でバンカラの明治といったかつての印象を残すメニューも存在感を放つ。「トリプルカレー」(540円)。その名の通り、ご飯もルーも通常の3倍。昨今のメガ盛りブームに便乗したわけではなく、れっきとした定番メニューだ。 もともと同大は体育会系の男子学生が多く、大盛りの需要は高かった。「おなかすいた」に寄り添うため、3倍量の誕生
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く