2021年3月23日付けで韓国の高等教育法が一部改正され、専門大学(原文:전문대학)に新たに専門技術修士課程(原文:전문기술석사과정)を設置し、修了者に専門技術修士(原文:전문기술석사)の学位を授与できることとなった。専門大学が授与できる学位として従来の専門学士と学士※1に専門技術修士が新たに加わった背景には、文在寅政権の国政課題解決策の一つである、高度な職業教育課程を備えた専門大学、いわゆる「マイスター大学」の制度の導入があり、今回の改正はマイスター大学の制度化に向けた第一歩となった。なお、本改正法は同年9月24日から施行される※2。 ※1 韓国の専門大学は、高等学校の卒業者等を入学資格とし、一部の分野を除き修業年限は2~3年間、卒業すると専門学士の学位が授与される。また、専門大学卒業者の継続的な教育のために専攻深化課程が設置されており、同課程を修了した者には学士の学位が授与される。専門