社会学者の上野千鶴子さんはジェンダー研究の第一人者で、数々の論争を巻き起こした論客としても知られます。ジャーナリスト・田原総一朗さんのインタビューの後半では、行き詰まった日本の大学教育が「ドラスチックに変わる」方法について語りました。 前編:東大が「蹴られる」のはなぜか 上野千鶴子・名誉教授/上 国際会議での発言「訓練すればできる」 田原 日本人は正解のない問題にチャレンジする教育を受けていないために、創造力に欠けたというのが僕の問題意識です。日本の政治家は、国際会議でもなかなか発言できません。それは、英語ができないからではないと思います。 上野 その通りだと思います。今の予測のつかない国際情勢を見ても、解決への正解なんてありません。日本人が国際舞台で発言できないのは「シャイな国民性のせいだ」なんて言われますが、そんなものは訓練すれば身につく能力です。 たとえ、ブロークンな(たどたどしい)
![日本の教育:「東大生3分の1、AO入試でいい」 上野千鶴子・名誉教授/下 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e144a1e27257c9009d9f46f1079d93f63c4110de/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2023%2F12%2F15%2F20231215k0000m040059000p%2F0c10.jpg%3F1)