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ブックマーク / courrier.jp (10)

  • スペインに「SAKE革命」が起きている─密かに広まる日本酒の味わい | これは「第二のスシ」だ!

    街を歩けばラーメン屋に出くわし、スーパーでも寿司が売られているほど、すっかり日が浸透したスペイン。そんな同国ではいま、日酒が注目を集めはじめているという。 笹山繭子は8年前、マドリードにやってきた。スペイン語は一言も話せず、接客業の経験もなかった。 移住と異業種への転職の機会を得たのは、東京で機械関連の多国籍企業に勤めていたときだった。「スペインにきたのは偶然でした」と、笹山はマドリードのカフェで話す。 「父とある日、日酒を飲んで、それがとても美味しかったのです。それで日酒について勉強しはじめて、日酒のソムリエ、唎酒師(ききざけし)の資格を取得しました。その後、日の流通を手がける企業に入社して、それでスペインにきました。スペインはワイン大国で、日酒の潜在的な市場があると感じました。ワイン好きは、日酒も好きになるものですから」 こうして笹山はマドリードにある日酒専門のバ

    スペインに「SAKE革命」が起きている─密かに広まる日本酒の味わい | これは「第二のスシ」だ!
    high190
    high190 2023/09/16
    "スペインへの輸出量は過去10年間で400%増、2012〜22年にかけては135%増加している"
  • もはやマクロン大統領は「社会国家の刷新」に取り組むフリすらしなくなった | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」

    まず言っておきたい。フランスのマクロン大統領は時代錯誤を犯しており、私たちの時間を無駄にしている。 マクロンが打ち出す政策は2020年代にまったく適合していない。まるで頭のなかは、1990年代から2000年代前半までの市場に幸福感が漂っていた時代で止まってしまっているかのようだ。2008年の金融危機や新型コロナのパンデミック、ロシアウクライナ侵攻が起きる前の世界観で固まってしまっている。 いまの時代の特徴は、格差が拡大し、一部の資産家が空前絶後の繁栄を手にし、気候変動とエネルギーの危機に見舞われていることだ。教育と医療に投資をし、公正な経済システムをフランス国内、欧州内、そして世界全体で実現するのが急務となっている。それなのにフランス政府は、そんなことなどお構いなしに、いまも時代錯誤の反社会的政策を続けているのだ。 もはや「現実」は隠せない 2019年の時点でマクロンが打ち出していたのは

    もはやマクロン大統領は「社会国家の刷新」に取り組むフリすらしなくなった | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」
  • 仏紙の疑問「日本では“機会の平等”が失われたのに、どうして階級や格差があまり認識されないのか」 | 日本人はもう「みんな中流」ではない

    生まれる家庭の経済状況や環境によって人生が決まるという、「親ガチャ」という言葉が若者に使われるようになった。日ではそれほど階級が固定し、格差が広がりつつあるのに、その対策が進まないのはなぜなのか、フランス国立社会科学高等研究院の教授セバスチャン・ルシュヴァリエが、仏紙「ル・モンド」に寄稿した。 世界で広がった所得格差 この30年間で、OECD諸国では所得格差が著しく拡大した。社会的な階級間を人々が移行する、社会的流動性も下がった。それゆえに、各国では不満が高まり、国家機関への信頼も揺らいでいる。 所得の不平等に関するさまざまな調査もおこなわれている。しかし、そこで算出される統計的なデータと、国民の実感には必ず乖離がある。これも制度への信頼をより低下させる要因になっている。 政府は格差を削減するための政策を打ち出してきた。しかし、それらは人々から支持されにくい。支持されない理由は主に、政府

    仏紙の疑問「日本では“機会の平等”が失われたのに、どうして階級や格差があまり認識されないのか」 | 日本人はもう「みんな中流」ではない
  • ハーバード大学に日本と縁の深い図書館があることを知っていますか? | 東アジア関連の書籍が豊富な燕京図書館

    二代目館長は駐日米国大使 米国マサチューセッツ州ケンブリッジにあるハーバード大学には合計73の図書館があり、世界最大の蔵書量を誇っている。コレクションは合計2000万冊以上、4 億点の写と1000万点の写真、100 万点の地図がある。 それら図書館の中で3番目に大きいのが、ハーバード燕京図書館(イェンチン図書館、Yenching Library)で、中国や朝鮮、日を中心とした東アジアの関連書籍がある。蔵書数は150万冊以上。 そもそもハーバード大学のアジア学の始まりは、日と関係が深い。1914年、東京帝国大学の漢学者の服部宇之吉と仏教学者の姉崎正治が招聘されて講義を行い、日語の書籍を多数寄贈したことがきっかけだった。 中国関係では、1928年、中華民国時代の燕京(現、北京)にあったミッションスクール・燕京大学が所蔵していた漢籍がハーバード大学へ運ばれ、独立研究機関の燕京研究所が発足

    ハーバード大学に日本と縁の深い図書館があることを知っていますか? | 東アジア関連の書籍が豊富な燕京図書館
    high190
    high190 2023/01/10
    "ハーバード燕京図書館(イェンチン図書館、Yenching Library)"
  • 米紙が報じる「日本の大学のミスコンは『知性よりうわべを重視』している」 | ステレオタイプな美に女性を押し込める

    Text by Motoko Rich and Hikari Hida Photographs by Shiho Fukada 日で大学のミスコンは、学園祭の人気イベントであり続けてきた。しかし、米紙はミスコンが「うわべだけの美をあけっぴろげに売り物」にしていると厳しく指摘する。 イオズミ・ユキ(20)は、ウェディングドレスを着たときの肩の見え方が気に入らなかった。 「筋肉が目立ちすぎる気がする」 小柄で細身のイオズミは、空手の稽古で体型が変わったと友人に指摘されたことがある。 「あまり女の子っぽくない」 イオズミが求めているのは、伝統的な女性らしさだ。青山学院大学2年生の彼女は、結婚するわけではない。彼女は2022年の同大学美人コンテストのファイナリストに名を連ねたのだ。日の大学で「ミスコン」と呼ばれる、うわべだけの美をあけっぴろげに売り物にするこの手のコンテストは、この国で非常に人

    米紙が報じる「日本の大学のミスコンは『知性よりうわべを重視』している」 | ステレオタイプな美に女性を押し込める
  • 中国総人口の2割を占める「キリスト教徒」急増が、習近平を苛立たせる | キリスト教徒への迫害が止まらない

    中国でキリスト教徒が急増し、習近平政権が弾圧を強めている。このまま増えれば、中国共産党による一党独裁の支配体制に重大な影響を及ぼしかねないと危惧しているからだ。 中国で迫害を受けているのはウイグル人ばかりではない。キリスト教徒も同様である。 米国の国際宗教自由委員会(USCIRF)は4月、「2021年の年次報告書」を発表し、中国政府によるキリスト教徒とウイグル人イスラム教徒に対する著しい人権侵害を報告した。 同報告書によれば、中国当局は昨年、宗教的少数派を監視・追跡するために、前例のない最新のAI監視機器を使用したとして、中国を信教の自由に「特に懸念のある国」に指定し続けるよう、米国政府に勧告した。 「中国のエルサレム」で十字架撤去 昨年、中国南東部の浙江省温州市では、事前通告なしに5つの教会から十字架が撤去された。地元政府関係者がクレーン作業員を雇って、深夜に強制撤去したのだ。その中には

    中国総人口の2割を占める「キリスト教徒」急増が、習近平を苛立たせる | キリスト教徒への迫害が止まらない
  • サンデル教授が語る「『頑張る者は報われる』論には大きな負の側面がある」 | 本当の公正ってなんだ?

    18歳でロナルド・レーガンと討論 「政治力」に関する最初の重要なレッスンを受けたとき、マイケル・サンデルは18歳だった。 未来の哲学者は当時、カリフォルニアのパラセイズ・チャーター・ハイスクールの生徒会長で、当時州知事だったロナルド・レーガンと同じ街に暮らしていた。 常に自信に満ちていたサンデルは1971年、思想的に左寄りの生徒2400人の前でレーガンとの討論会に挑んだ。ベトナム戦争が激しさを増したことで、まるまる一世代が急進化し、学校という場所はどこであれ保守派にとっては敵陣のようなものだった。

    サンデル教授が語る「『頑張る者は報われる』論には大きな負の側面がある」 | 本当の公正ってなんだ?
  • なぜ日本の大学は世界にこれほど遅れをとっているのか | 「スーパーグローバル」になれない3つの要因

    今年も入試シーズンに入った。ところで日の大学について、最近なにかポジティブな評価を耳にしたことがあるだろうか。 「大学改革」の盛大な滑りっぷりも、世界大学ランキングに如実に反映されているようだ。どうしたら日の大学は「スーパーグローバル」になれるのか。香港メディア「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」が5人の専門家に取材した。 低迷する日の大学の国際競争力 2013年、日の安倍晋三首相は、世界の「優秀大学百傑」に日の大学をせめて10校、向こう10年以内で入れるという構想を発表した。その期限まであと4年となったが、目標達成までの道のりは長い。 国内の大学に77億円の資金を投じるという安倍首相の教育改革とは裏腹に、2019年9月に発表された「タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)」による「世界大学ランキング2020」は、日にとってなんとも都合の悪い内容だった。 世界のトップ

    なぜ日本の大学は世界にこれほど遅れをとっているのか | 「スーパーグローバル」になれない3つの要因
    high190
    high190 2019/12/15
    “英語でのイノベーション、大学財源、国際化のいずれもが欠けていることの結果”
  • 日本では70歳を越えても肉体労働か、ホームレスか、刑務所行きか | 「超高齢化社会」で歳を取るということ

    加速化する日の少子高齢化。年金は当てにならず、70歳を過ぎても深夜労働を余儀なくされる。生活難から自ら命を絶ち孤独死する道を選ぶ人もいれば、わざと軽犯罪を犯して刑務所に入ろうとする人も──。日の高齢化社会に未来はあるのか、スペインから記者が取材を重ねた。 リタイアできるのは恵まれた少数派 健康状態は決して良くないにもかかわらず、サトウレイコはつかつかと北海道夕張市の閑散とした道路を横切って出勤する。冬の冷気が骨にまで染みる。 彼女に選択肢はない。サトウの夫はすでに亡くなっており、月730ユーロ(約8万5000円)ほどのわずかな収入で生活をやりくりしている。たとえ80歳を目前に控えていても、生き延びるためには仕事を続ける必要がある。 夕張市は人口9000人ほどの小さな都市だ。かつては「石炭の首都」として栄えていた。ところが、いまでは日国内で「最も年寄りの多い街」へと変貌した。2人に1人

    日本では70歳を越えても肉体労働か、ホームレスか、刑務所行きか | 「超高齢化社会」で歳を取るということ
    high190
    high190 2017/05/11
    老後という言葉は死語になるのかもしれない
  • 15年分のデータを徹底調査してわかった、米国トップ大学の「課題図書」ランキング

    米国の大学では、どんなが課題に出されるのか──。コロンビア大学の教授らによる「オープン・シラバス・プロジェクト」が、過去15年分、100万件以上もの大学カリキュラムを調査し、ランキングを発表した。 その結果、文系よりも科学や工学といった理系の学生のほうが課題に出されるの量が少なく、西洋の法律書が多い傾向にあった。また、最も多かったフィクションの課題図書は、英国人小説家メアリー・シェリーによる『フランケンシュタイン』だった。 同サイトでは、全米のすべての大学とトップ大学10校(うち9校は、USニューズ&ワールド・レポートの2015年ランキングでトップ10入り)を比較。 全体のランキングでは、英文の指南書『英語文章ルールブック』が1位となった。これは1918年初版のもので、3000以上の授業で課題に出されていた。 一方、トップ校の1位はプラトンの『国家』で、全体でも2位だった。同様にトマス

    15年分のデータを徹底調査してわかった、米国トップ大学の「課題図書」ランキング
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