熱帯観賞魚として知られ、人気の高いグッピーの近縁種であるスリコギモーリー(メキシカン・グッピー)のオスは、一風変わった行動をする。 自分よりも体が大きく色鮮やかな、モテタイプのオスに交尾の相手を奪われることが多い、非モテタイプのスリコギモーリーのオスは、メスの気を引くために同性であるオスと交尾をするという。 英国王立協会の専門誌バイオロジー・レターズに12日、フランクフルト大学の研究チームが発表した論文によると、体が小さく、色がくすんでおり、遺伝子的に優位な立場にないスリコギモーリーのオスは、メスの気を引くため、大きく、派手な色をした遺伝子的に優位であるオスと交尾するという。なぜなら、交尾しているところを別のメスに見られた場合の方が、メスからの評価が上がるからだそうだ。 スリコギモーリー Poecilia mexicana Campeche グッピーやメダカなどの魚類や一部鳥類のメスは、他