オリンパス「OLYMPUS STYLUS XZ-2」は、「OLYMPUS XZ-1」(レビュー)の後継となる高級コンパクトデジタルカメラ。XZ-1からセンサーを強化し、「操作感」と「機能」を素早く切り替え可能な新UIも搭載した新製品を写真で紹介する。
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オリンパス「OLYMPUS STYLUS XZ-2」は、「OLYMPUS XZ-1」(レビュー)の後継となる高級コンパクトデジタルカメラ。XZ-1からセンサーを強化し、「操作感」と「機能」を素早く切り替え可能な新UIも搭載した新製品を写真で紹介する。
F1.8の高性能レンズを搭載した「XZ-1」の後継モデル「XZ-2」が登場した。iHSテクノロジーを盛り込み、操作性をさらに向上させることでスキのない製品に仕上がっている。 オリンパスから発売されたコンパクトデジタルカメラ「STYLUS XZ-2」(以下 XZ-2)は、ワイド端の開放値がF1.8、テレ端がF2.5とコンパクトデジカメながら非常に明るいレンズを搭載して世間を驚かせたハイエンドコンパクトデジカメ「STYLUS XZ-1」の後継モデル。同社の一眼カメラ用レンズ「ZUIKO DIGITAL」のノウハウを惜しみなく投入されて設計された「i.ZUIKO DIGITALレンズ」の性能を生かすべく、画像エンジンの刷新、使いやすさを追求した各種機能やデザインが特徴的な1台だ。 デザインの基本は継承しつつ、細部は大幅変更 XZ-2はXZ-1に比べると外観デザインも大きく変わっている。若干丸みを
PLフィルターを活用する カメラの設定以外で、紅葉の色を引き立てるテクニックのひとつとして「PLフィルター」を使う方法があります。PLフィルターとは、偏光膜という特殊な素材を挟み込んだ2枚重ねの構造を持つガラス製フィルターです。レンズのフィルター径に合ったものを購入し、レンズ前面に装着して使用します。フィルターの先端部を回転させることで不要な光をカットでき、一定方向の光のみを取り入れて、風景の色彩やコントラストを調整する働きがあります。 紅葉撮影では、このPLフィルターによって、背景となる青空の色をいっそう濃厚にして紅葉を際立たせたり、葉の反射を抑えて本来の鮮やかな色を表現することができます。下の写真は、PLフィルターの回転による写りの違いです。カメラの設定や撮影条件はそれぞれ同じですが、まるで別の時間に撮影したと感じるくらい、PLフィルターの効果が表れています。 紅葉が映える光線を見極め
今年も紅葉の季節がやってきました。赤や黄色に染まったカラフルな木々は被写体として好適。そんな秋の紅葉撮影をより深く楽しむための、ちょっとしたコツとヒントを紹介しましょう。 紅葉は風景写真の定番ともいえる題材のひとつ。美しく色付いた木々のまわりには、カメラや携帯電話を構えた人たちが、吸い寄せられるように集まってきます。趣味として写真撮影をたしなむ人はもちろん、そうではない一般の人でも、ついカメラを向けたくなる魅力的な被写体だからです。 紅葉の撮り方に決まったルールはありません。赤く染まった山を全景として広々とした構図でとらえてもいいし、形のいい葉っぱにポイントを絞ってクローズアップで撮るのもいいでしょう。紅葉だけでなく、川や湖、滝、建物などと絡めてもいいし、田舎だけでなく都会の紅葉を切り取るのも面白いでしょう。こう撮るべきという決まりはありませんが、撮影時にここに留意すべきというポイントはい
美しく見えた紅葉が、写真に撮ると意外と見栄えしない。そんな経験はないでしょうか。ただ何となくカメラを向けるのではなく、紅葉をいっそう引き立てる撮り方について考えてみましょう。 雰囲気のある紅葉が撮れる時間 前回(紅葉撮影を楽しむための7つのコツ・前編――色と光にこだわって撮る)は、紅葉撮影でのホワイトバランスと仕上がりモードの設定、PLフィルター、光線状態の確認などについて解説しました。今回も引き続き、紅葉を撮る際のコツとヒントを紹介しましょう。 まずは時間について。紅葉の見え方は、同じ日でも撮影する時間帯によってガラリと変化します。昼間の明るい日差しのもとで撮影すると、鮮やかでメリハリのある紅葉写真になりますが、フォトジェニックな雰囲気を狙うなら朝または夕方がお勧めです。 下の写真は、朝6時半に撮影した日光・小田代ヶ原の紅葉です。今年は数年ぶりに湿地に湖が生じたので、水面に反射した幻想的
例えば、太陽の光がどこから当たっているのか、どの角度から眺めると紅葉が美しく映えるか、どこからどこまでを画面として切り取ると面白いか、といった視点を持つことです。また、紅葉を引き立たせるための脇役的な被写体を探すことを心がければ、写真にバリエーションを与えることができます。 機材については、紅葉撮影用に絶対に必要なものは特にありません。カメラは、一眼レフでも、ミラーレスでも、コンパクトデジカメでも構いません。レンズ交換式のほうが表現の自由度が高いといえますが、たくさんのレンズを持ちすぎると、重さが負担になって行動範囲が狭くなることがあるので要注意です。 今回はポケットに入れて気軽に持ち歩けるコンパクトデジカメとして、オリンパス「STYLUS XZ-2」(レビュー)を用意しました。ワイド側だけでなくテレ側も明るい大口径の光学4倍ズームを搭載し、最短1センチのマクロ撮影や、リング回転によるマニ
久しぶりにコンパクトデジカメを見て「あ、このデザインはいい」と思ったのが、富士フイルムの「FUJIFILM XQ1」(以下 XQ1)。薄いアルミならではの軽い質感とシンプルで滑らかな形状が気に入った。アルミっぽい感触、肌触り、そして軽快感がいい。特にシルバーモデルだな。 富士フイルム「FUJIFILM XQ1」 すーっとしてシンプルなボディの形状と質感がいい。フルオート中心で使うならこのくらいすっきりした方がいいんじゃないか。ストラップが両吊り対応なのがいい 中身は、いわゆる小型のハイエンド(高級)コンパクト。ハイエンドコンパクトの定義はあいまいだけど、ちょっと大きめの撮像素子を搭載し、レンズはワイド端がF1.8~2.0クラスの明るさで、ほとんどの機種がなぜか鏡胴付け根部分にコントロールリングを搭載しているというジャンルといっていいかな。 ここ1~2年で一番の激戦区じゃないかというくらいで
2013年のCP+で大人気だった富士フイルムの「FUJIFILM X20」。一見、ただの四角いクラシカルスタイルのコンデジだが、その本気度が違うのだ。既存モデルの「FUJIFILM X10」もけっこうインパクトがあったけど、実はX20の方が本気度がスゴイのである。 触ってみて素晴らしいと思ったのは3点。 ひとつめはサクサクと小気味よく動作すること。だから使ってて気持ちいい。X10の時点でかなり小気味よいカメラだったのだけど、起動もAFもさらにサクサクになり、かなりいい。 ふたつめはファインダー。搭載する光学ファインダーは、今までのコンデジにありがちな「単にズームと連動するだけののぞき窓」なだけじゃなく、ちゃんとファインダー内に情報表示があって実用的。 みっつめは画質。撮像素子はローパスレスの「X-Trans CMOS II」になって写りがよりキリッとした。この辺を念頭に置きつついきます。
いわゆる“高級コンパクトデジカメ”の製品が各社より登場するようになって数シーズンが経過し、一ジャンルとして定着した感がある。その定義はあいまいだが、カメラらしいスタイルのボディに固定式レンズ、それに高性能なセンサーや明るいレンズを搭載し、写真愛好家の期待に応えるモデルという表現ができるだろう。 具体的にはペンタックスリコーの「GR DIGITAL」シリーズ、キヤノンの「PowerShot S/G」シリーズ、富士フイルムの「FIJIFILM X」シリーズ(一部)、ソニーの「サイバーショット RX」シリーズ、ニコンの「COOLPIX P/A」シリーズ、オリンパス「STYLUS XZ」シリーズを挙げることができる。昨年はソニーより35ミリフルサイズセンサー搭載機「DSC-RX1」が登場し、周囲を驚かせたことは記憶に新しい。 昨年秋から今春にかけて登場した各社モデルは基本的に既存モデルのスペックア
ハイエンドコンデジが欲しいけど、どれも性能を重視しすぎてボディは大きめだしズーム倍率は低めだし、わたしはもっと気軽に使える実用性重視のハイエンドコンデジが欲しい、というなら、真っ先にパナソニックの「DMC-LF1」(以下 LF1)をチェックである。 普及型コンデジが低コストとズーム倍率アップのため、レンズは暗くなり、使い勝手もフルオート中心になってカメラとしての魅力が微妙になっている現在、コンデジの主力の座をLF1が奪っても不思議はないというくらい。 そういう意味で、面白いところを狙ったなあと思うのである。何しろ軽くて普及型コンデジに近いズーム倍率、でも写りはワンランク上というカメラなのだ パナソニック「DMC-LF1」。ちょっとソニーのRX-RX100っぽい感じがなきにしもあらずだが、実物は厚みが押さえられていて、かなりコンパクトでいい感じ。右が少し盛り上がっているのはEVFを内蔵してい
ボケを楽しめる明るいレンズ 富士フイルム「FUJIFILM X10」(以下 X10)が搭載する撮像素子は、2/3型 有効1200万画素で、コンパクトデジカメとしては比較的大型な部類に入る。もちろん、小さな撮像素子でも高画質になるよう各社は工夫を重ねているが、コストや搭載スペースを度外視すれば撮像素子のサイズは大きな方が画質面では優位なことが多い。 もう1つ、X10で注目したいのがレンズだ。カメラの高画質化には、撮像素子、画像処理エンジンに加えて、レンズの高品質化が欠かせない。X10に搭載されているレンズは、35ミリ換算28~112ミリをカバーする光学4倍“フジノン”ズームレンズで、F値はF2.0~F2.8と明るい。 レンズ構成は3枚の非球面レンズ、2枚のEDレンズを含む9群11枚構成とぜいたくな仕様で、同社サイトで公開されているMTFでもなかなか優秀な結果に見える。実写してみるとワイド端で
富士フイルム「FUJIFILM X10」は実にいいカメラだった。操作がシンプルで小気味よく撮れて使ってて気持ちいい。スナップカメラとしてとてもよいデキだ。 でも、そのあとにでてきた「FUJIFILM X20」はそれをはるかにしのぐデキだったのである。何しろ、X10のコンセプトにより忠実に進化したのだ。2代目というとあれこれいろんな機能を追加して性能は上がるけど当初のコンセプトは希薄化――というのがありがちなんだけど、X20はX10のコンセプトをそのまま大きく進化させたのだ。 見た目はほとんど変わらないのに、中味は大きく先へ進んだのである。X10の完成形がX20だといっていいかもしれない。そんな感じで、X10とX20を比べてみるのだ。 新旧センサーの画質を比較 一番の違いは撮像素子が変わったこと。同じシリーズで同じ画素数ながら、いきなりこれだけ変わっちゃうのは珍しい。どちらも2/3型 有効1
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